今回もタイニーハウスの鉄骨フレーム作りのお話です。
前回の話はこちらです。
キャスターを一つ取り付けるにあたり、計12か所のボルト止めと、それに伴い穴開けが24か所(実際には現物合わせで1回で開けられる所もあるためもう少し減りますが)あり、
キャスターを4か所に取り付けるのに4日掛かりました。
タイニーハウスの鉄骨土台mini(トレーラータイプ)が完成
キャスターの穴あけが終了したので
さっそくここまでの部分を仮組してみます。
まずは鉄骨をロの字に組みます。
そして、4角にキャスターを取りつけていきます。
一か所ずつ確実につけていきます。
なかなかボルトが入ってくれない所があったり、キャスターの向きを間違えたりと、時間を要しました。
最後の桟が収まらない!
どうにか4つの車輪を付け終わりました。
最後に桟(横木)の部分の
角パイプを入れれば土台miniの完成です。
あれ?
入りません。何故でしょう?
ここは2200ミリぴったりのはずです。
もう一度スパンを測り直しますがちゃんと2200ミリ(2.2メートル)ジャストです。という事は・・・と、角パイプの長さを測ってみると、
2202ミリあります。
どうやら、ホームセンターで切ってもらったものが、2ミリ長かったようです。
まあ、短いよりはいいですが、またも工程が一つ増えました。
ディスクグラインダーで削る事にした
仕方がありません。
ディスクグラインダーで削る事にしました。
この作業、実は私はあまり得意ではなく、なんとなく、でこぼこ波打つ鉄骨のラインがイメージ出来てしまったので、妻どんぐりにお願いしました。
鉛筆で引いた2200ミリのラインまで4面全部削らなくてはなりません。結構、根気のいる作業です。時間が掛かります。
まあ、自分で切ってもおそらく似たような精度なので文句も言えません。
対策として、例えば6メートルの角パイプをカットして、2.4メートルを2本と端切れという様なオーダーをする際は、一回カットしたら、次はぐるっと向きを回転させて切ってもらうようにしました。
そうすることで、カットされた2本の材は、必ず1方をカット無し(出荷状態でより精度が高いはず)の面にすることが出来ます。
文章だけだとイメージがしづらいですよね。
こちらの記事 ↑ で詳しくまとめましたので、参考にしていただけますと嬉しいです。
これをせずに、ねぎのぶつ切りのように右から左にざくざくっとカットしてもらうと、垂直でないホームセンターカットが両面に来る材が生まれ、非常に調整が厄介になります。
加工終了
資材保護のブルーシートをばさばさ干したり、今後の資材の注文について考えたりしているうちに、どんぐりによる角パイプの加工作業が終了しました。
とてもきれいに削られており
やはり私がやらなくて良かったと思いました。
そして組み立て完了!
削った角パイプの桟を慎重に納めます。一度では入らず当たっている箇所を少しずつ削りながら入れました。
mini土台、仮組完成です。
長かった。
感想はもうこの一言に
尽きます。たったこれだけの部分にボルトを96個使いました。
小さな一歩ですが、
こうして形になるとちょっとだけ達成感があります。
ようやく構想していたものが、ひとつ実現しました。
これひっくり返せるの?
そしてここで、
息子ガジュマルが一言、
「これ、ひっくり返せるの?」
私「・・・・。」
さあ、どうしましょうか。
取り敢えず私達の力ではとても無理です。
本組みの時は最初から反対向きに組まなくてはならないか。それともL字までは、この向きで組んでやってみるか。あるいは、単管パイプでクレーンを作って吊り上げるか・・・。
またすったもんだしそうな予感がします。
覚悟を決めて、試行錯誤を楽しんで行こうと思います。
仮組した台車は、
その日のうちに解体しました。
96個のボルトを外し終えると、周りはすっかり暗くなっていました。
時間が許せば1日くらい
ぼーっと、完成したmini土台を眺めていたい所でしたが、次の作業が待っています。
明日からはまたここで、
新しい鉄骨フレームを加工しなくてはなりません。
時間はかかるし、想定外の出来事の連続、
それでも、やればできる。
自分達でもやってやれない事はないなと、そう思えた一日でした。
こちらの話につづきます。