トレーラーハウスの車輪・キャスターの取り付け【前編】 鉄骨フレーム作り 第12話

トレーラーハウス(タイニーハウス)の車輪・キャスターを角パイプ(鉄骨)フレームに取り付けるために、一工夫する必要がありました。まずは、キャスターに穴開けをします。

こんばんは!からまつです。

さて今日は、タイニーハウスの鉄骨土台作りの続きのお話です。

前回のお話はこちらです。

電気ドリルを使って金属(角パイプと角アングルの鉄材)の穴開けをひたすらこなしている時に、近所の方にボール盤を譲っていただきました。これにより作業効率が劇的にUPしました。本当に有難い。感謝...

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トレーラーハウスの車輪、キャスターの取り付け

鉄骨フレームの一部分の仮ボルト止めが完了

全体の3分の1の部分まで、
仮組みができる様になりました。

まずはこの部分に上手く車輪(キャスター)を取り付けられるかどうか試してみる事にしました。

ネットで注文していたキャスターが届いた

以前、こちらの記事で書いていたキャスターを注文していました。

鉄骨のフレームとキャスターを使用したトレーラーハウスの様な形のタイニーハウスが自作できるのではないかと考えました。きっかけは、角パイプにキャスターを取り付けた自作の台車をホームセンターで発見した事...

これを仮組みした土台に試しに置いてみます。

IMG_9796

こんな感じです。

このキャスター、タイヤの径は30センチあり、地面から根元の部分までは37センチあります。なのでそこそこな大きさです。

ちなみに許容荷重は一つあたり350キロです。これを四隅につけるので、この部分で1.4トンまで耐える事が出来ます。

もちろん、移動は敷地内でほんの数メートルのみの予定で、定置している間はジャッキを使って、タイヤへの負担を減らします。

IMG_9797

写真の通り、
キャスターの取り付け板が鉄骨より大きいため、そのままでは取り付ける事が出来ません。一工夫が必要です。

IMG_9795

事前にシュミレーションして、
二通り程方法を考えていました。

現物を眺めながらどちらで行くか決めます。

仮置きなので、
鉄骨のジョイント部のボルトはナット締めしていません。

取り付け方法を決定し、作業に取り掛かる

IMG_9793

考えた末、ジョイントに鉄板を用いて取り付けすることにしました。

一旦屋内に入り作業開始です。

IMG_9798

紙に台座の型を取ります。もちろん、台座の図面はネットに載っているのでそれを見るだけで行ける人が多いと思いますが、ここは慎重に、確実に進めます。

IMG_9800

型が取れました。

IMG_9803

簡単な作業手順をまとめたプ
ロトコールも書いて頭に入れます。

といっても落書きレベルですね。

更に、透明なOPPに紙型を写しました。

キャスターの穴あけには電気ドリル(振動ドリル)を使用

これを元にキャスターの
台座に印をつけて穴開け加工をしていきます。

振動ドリルで穴開けをする事にしました。

キャスターを固定する方法を考える

まずはキャスターを固定しなくてはなりません。

sharinn-05

写真の様な形でキャスターを固定しました。

反対側から開けられたら楽だったのですが、タイヤと自在がドリルに干渉してしまい、垂直に穴開けする事が不可能だったので、向きを変えて、宙に浮かせてセットしました。

ちなみにこのキャスター、
かなり重く、その上タイヤがブラブラ動く(自在つき)ので取り扱いが結構大変です。

syarinn04

画像だと分かりにくいですが、台座の上に透明なOPPの型紙を置いて穴を開ける位置にポンチを打ってマーキングします。

IMG_9809

ドリルをセットして、緊張の穴あけ開始です。

IMG_9811

さあ、ちゃんと開けられるだろうか・・・。

sharinn-kosaku05

奮闘すること数分間。無事にあける事が出来ました。

キャスターの材質は鉄でした。

いつも穴開けしている時の感覚と同じだったのですぐに分かりました。

もしも、もっと硬い金属で穴開けが出来なかったら、違う取り付けプランで行くつもりでしたが、これなら一番最初に考えたやり方で大丈夫そうです。

また、材質が鉄と分かったので、メッキを剥がせば溶接も可能です。場合によっては、強度アップの為に、溶接もできます。

※キャスターを木材に挟んでの加工は、固定が不十分で効率が良くなかったので、その後、写真の様にデスクとデスクの間を調整して挟む形に変更しました。

IMG_9862

(そのままだと机が傷だらけになってしまうので新聞紙をひいています。)

実は、この作業の少し前から、鉄骨の穴開け作業はボール盤を使うやり方にチェンジしていました。

しばらくぶりの電気ドリルでの
穴開けは非常にしんどく感じました。

この記事では、「ボール盤の使い方と注意点」「チャックが外れてしまった時の対処法」「回転数の調節」「ノスドリルを使った大径の穴開け方法」などをまとめました。 先日、ボール盤を頂いた...

それでも、イレギュラーな形のものや、大きすぎるものには、振動ドリルが役に立ちますね。

↓ こちらの記事へつづきます。

タイニーハウス(トレーラーハウスタイプ)の鉄骨フレームへのキャスターを取り付け【後編】です。サイズの問題があり、直接キャスターと角パイプをジョイントする事ができなかったので、鉄板を間に使っています...

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コメント

  1. 工業高校卒 より:

    1.ボール盤のチャックを交換すればもっと太いドリルが使えると思います。
    2.キャスターにはおそらくベアリングが入っており、グリスが封入されています。溶接はしない方が良いのでは。
    3.鉄には(正確には鋼、合金鋼など)多くの種類があり、部分的に硬さを変えることが出来るのも鋼の特徴です。

  2. karamatsu より:

    工業高校卒さん、こんばんは!色々と教えて頂いてどうもありがとうございます。
    鉄にも色々な種類があるんですね。ドリルの刃の食い込んでいく感じというか柔らかさが、いつも開けているもの(角パイプ等)と
    同じだったので、単純に鉄だと思いました。
     キャスターは付け替えられるように、万一溶接する場合は、間にかませる鉄板とつけようと思っています。鉄板ごと角パイプから分離すれば、
    交換が出来るように考えてます。
     ただ、溶接なしで行けるのがベストですね。まずはその方向でやってみます。