こんばんは!からまつです。ホームセンターから帰ってきてから、
ずっと、下に車輪がついている
移動できるタイプのタイニーハウスが自作出来ないだろうかと考えていました。
この記事の内容
タイニーハウスの設計 トレーラーハウスタイプは自作できるのか?
それはスーパービバホーム豊洲店の
建材売り場で、偶然こんなものを見つけたからです。
鉄骨のフレームにキャスターがついた台車を発見
非常に頑強で無骨な作り。
気に入った!持って帰りたかったです。
どうやってフレームとキャスターを接合しているのだろうか?と気になって覗き込むと、
ちょっと分かりにくいですが、
鉄骨の下に鋼板をかまして、キャスターを取り付けています。
この角度の方が分かりやすいですね!
溶接&ボルト締めがされています。
う~む。なるほどこうやって作ればよいのか。勉強になります。
最下部のフレーム部分は鉄骨で、その上に木の土台を置き、上部は木造という形のタイニーハウスを作りたい・・・。
トレーラー式タイニーハウスのメリット
ここで僕が考えるトレーラーハウス型タイニーハウスは、シャーシ以外は木造を想定しています。
1.移動できる(動かせる)
これが一番のメリットでしょうか。ただし、公道を走るためには法律関連はじめ各種基定を満たす必要があるため、僕が試みたいのはあくまで、敷地内の移動です。
夏と冬でほんの数メートルだけでも動かす事ができると、かなり過ごしやすくなりそうです。
夏の西日はきついので避けたいですが、冬の西日は有難いです。
可動範囲だけ、きれいに整地ができれば不可能ではないかと・・・。
2.基礎がないので、解体したら自然に帰る。土地に負担がかからない。
私たちの土地は、
冬の凍結深度がかなり深く、小さな家のためにそこまで掘り下げて、コンクリートを流し込むと・・・。
一旦作ったらもう絶対動かせないし、解体してそこを畑にしたいと思っても、ものすごく大変な事になりそうです。
移動式ならば、解体して別の場所でまた組み立ててもいいし、そうでなければ、木造部は薪にして、鉄部分は売れるので、引き取ってもらえそうです。
コンクリのガラが出ないのは助かります。
3.動かせるので建物扱いとはならない。車両扱いなので固定資産税はかからない。
動かせる=固定資産税がかからない。
固定資産税は、その名の通り、「動かせないもの」、つまり不動産にかかる税金です。
動産扱いのタイニーハウスは対象外です。これは非常に有難いです。
私の土地は現況の山林から雑種地にされてしまうと思うので、税金は上がりますが、それでもメリットがあります。
また、建物ではないため、建て方にも自由度が増します。
例えば、屋根材をオンデュリン(天然繊維・瀝青系の素材でできています)にしたくても、建築基準法があるため、一般的には使えませんが、移動式なら使用可能です。
また、基礎と建物を固定しない、石場建ての伝統工法は建築確認申請が煩雑で莫大な費用がかかりますが、車輪つきタイニーハウスはある意味、石場建て工法と同じです。しっかりと作ることが出来れば、免震効果が期待できそうです。
トレーラーハウス式のデメリット
メリットがそのままデメリットとなりそうです・・・。
1.安定性は大丈夫か?
基礎と建物がしっかりと固定されていないわけですから、当然安定性に心配があります。免震構造と言えば聞こえはよいですが。
置く場所の整地、地固めは必須ですね。できるだけ、コンクリートで固めなくても済む方法を見つけたいです。
そして、もうひとつ怖いのは風です。風をもろに受けるような地形ではリスクが高そうです。何かしらの対策は必須です。
天井高を稼いでロフトを作るというのは、止めておいた方がよさそうだなと思います。
2.大きさ、広さに限界がある。設計の自由度は低い
一応車両ですから、
幅を大きくとるのは難しい。必然的に縦長の長方形になりそうです。
設計の自由度は低いと言えそうです。
3.重量制限
普通、家を建てるときに、重さの事なんて考えませんよね。でも、この移動式はタイヤがあります。タイヤが耐えられる積載重量以上のものを乗せたらアウトです。
もちろん、ほとんど止めて置くだけなので、普段はジャッキなどを使ってタイヤへの負荷を減らすことが出来ると思いますが、緊急時に、ジャッキや鋼製束(支えの支柱)がなくても安定して自立し、タイヤが機能しなくてはなりません。
使用する建材の重量をすべて把握し、さらに、中に入れる物も全て重量把握、管理をした方がよいだろうと思います。
面倒臭いですが、安全にかかわる事なので非常に重要です。
また、内部においても、重量がバランスよく分散するように、設計段階から、家具の配置・固定などには細心の注意が必要です。
4.情報が少ない
小屋の建て方(セルフビルド)は、小屋暮らしの先輩たちのブログから情報を仕入れることが出来ます。これは非常に有難い事です。具体的なノウハウももちろんですが、自分にも出来るかもしれないと、勇気を与えてくれます。
鉄骨の加工は・・・とりあえずこれから色々と情報収集してみます。
荷重に耐えられるキャスターを探す
まずは、荷重に耐えられるキャスターが果たして存在するのか?
ここからリサーチを始めました。
そして、見つけたのはこちら、
台車・車輪販売.com でした。
こちらの
一番下のタイプは車輪の径が30センチで、キャスターを含めた高さが37.4センチ、更に、許容荷重が350キロあります。
このキャスターを仮に10個、バランスよく配置すれが3.5トンまで耐えられる計算です。もちろん、据え置き時にはジャッキや鋼製束のようなものと併用して支えます。
鉄骨の下端までの高さも
40センチ近くあり、湿気を上手く逃がす効果も期待できるかもしれません。
鉄骨はホームセンターで手に入る。あとは加工が出来るかどうか
鉄骨はホームセンターで入手可能です。
あとは、穴あけ、切断、溶接などの加工が自分で出来るかどうかです。
さすがにこれは、どこかに修行にでないと難しいかな。
もしくは、材料を支給(こちらで買って持ち込む)して、穴あけや溶接を鉄工所にお願いする方法もありかもしれません。予算次第ですが。
上手い方法がないか引き続き考えてみようと思います。
こちらに続きます。
この記事で構想していた、鉄骨の土台(シャーシ)部分を製作中です。
こちらの記事からどうぞ
写真の台車ユニットを
3つジョイントさせて、ひとつの大きな台車(トレーラー部分)にします。
連結は現地にて行うため、土地の開拓と整地が終了するまでは、東京にバラして置いてあります。進行しだい、随時追記していきます。
コメント
耐荷重は0.8掛けだったような・・・
3500×0.8
オケラさんこんにちは。
ご指摘ありがとうございます。
という事は2.8tですね。承知しました。