こんばんは。からまつです。昨日はタイニーハウスの土台づくりのためにひたすら、鉄骨の穴あけに挑戦しておりました。
前回のお話はこちらです。
以前、振動ドリルを使って、角パイプ(鉄骨)の穴あけにチャレンジした話を書きましたが、今回はいよいよ本番です。
この記事の内容
角アングルの穴あけに取り掛かる
タイニーハウスの鉄骨フレームの製作にあたり、まず最初に角パイプという鉄材同士を接合するためのジョイント金具を作ることにしました。
角アングルと呼ばれるL字型の鉄材を加工してジョイント金具にします。
作業台を設置する
最初に簡易作業台を設置しました。
馬(ソーホース)二つに、三寸(約9センチ)角の木材を2本渡して、穴開けする材料(角アングル4ミリ厚・長さ10センチに切断したもの)を固定します。
そして、その上に乗っているちょっぴりチープな色使いの物体。これは、電動ドリルの固定スタンドです。
新品価格 |
この治具を使う事により、垂直にしっかりと穴開けが出来るようになることを期待して購入しました。
素材は角アングル4ミリ厚
そして、今回穴あけする素材は「角アングル4ミリ厚」です。これをこのようなイメージでジョイントに使います。
角パイプの両サイドに取り付けて固定します。固定方法はボルトづけした上での溶接です。2段構えでいくつもりです。
この角アングル、ホームセンターで購入した時の長さは5.5メートルもあったのですが、ホームセンターで切断加工をしてもらいました。
このホームセンターは、私がメインで利用するところと違い、無料で加工してもらえるのです。5.5メートルのアングル材をおよそ10センチごとに切って頂きました。
おそらく50回以上の切断です。3時間近く奮闘してくれた店員さんに感謝です。
こんな感じに加工されました。ちいさなダンボールに入っていてコンパクトになりましたが、元は5メートル以上・・・見た目とは裏腹にとても重たいです。
振動ドリルをセットする
スタンドにドリルをセットして固定しました。いよいよ穴開け開始です。
それにしても暑い・・・。昨日は昼過ぎまでは非常に日差しも強く、外での細かい作業はちょっと堪えました。汗だくになりながら準備します。
そうそう、前日夜には雨が降り、ブルーシートが濡れてしまっていたので、干して中の鉄骨にも風を通しておきました。
鉄はとにかくさびに弱いので要注意です。
この角パイプ達も組立、溶接が終わったら、しっかりと錆止め塗装を施すことにしましょう。それまではブルーシートで雨に濡らさない様気をつけて管理します。
シートは油断するとすぐ飛んで行ってしまいます。風に飛ばされたブルーシートを必死で追いかける中年おやじ。とても滑稽です。
取り敢えずペットボトルの重りで固定しました。
ポンチを打つ
話が少し逸れてしまいました。
穴開け作業に戻りましょう。
まずは、センターポンチで穴開け箇所に印をつけます。
前回、はじめて金属(鉄・角パイプ)の穴あけに挑戦した時は、とんかちが手元になくて、近くにあった木槌でポンチを叩きました。
今回はちゃんと金槌で打ったところ、以前よりもしっかりときれいに窪みを付ける事が出来ました。
3ミリの下穴をあける
つづけていよいよドリル始動です。まずは3ミリの下穴をあけます。
ここで少し実験をしてみました。
一番左は完全に穴あけ(貫通)しています。中央は半分強穴をあけていますが貫通していません。一番右は、穴の深さが一番浅いです。
次に10ミリのドリル刃に交換して加工するのですが、その際にどの下穴が一番正確に、早く穴を開けられるかを試してみます。
写真でみると、さらっと下穴が出来たように見えますが、
実際には色々とすったもんだの末、ようやくここまでたどり着いております。
何と一穴一時間かかった
さて、ドリルの刃を太いのに替えてドリルをひたすら回すのですが、なんと一つの穴を開けるのに一時間もかかりました。
やれやれです。帽子もかぶらず炎天下で作業したため、たったひとつの穴あけでフラフラになりました。(※色々とコツをつかみ、現在は穴開けスピードは飛躍的に早くなりました。)
そして、なんとか二つ目の穴を開けたところでタイムアップです。
所要で外出していた妻どんぐりを駅に、息子ガジュマルを学校に、それぞれ迎えにいかねばなりません。我が家は田舎故に、最寄りの駅まで車で30分。小学校まで片道6キロ以上あり、それぞれ車で迎えが必要です。
こちらが、昨日の成果です。時間は掛かりましたが、穴はきれいに開けることは出来ました。
まとめ
ドリルスタンドは使えるか?
まずは新規導入したドリルスタンド(垂直ドリルガイド)ですが、これは、使えます。前回鉄の穴開けをした時よりも明らかに正確かつ、きれいに出来ました。
ただし、最初はすごく手こずりました。まず、付属でバネがついているのですが、
(写真の丸印部分です。)
このバネが非常に硬くて、容易にドリルが下に降りて行きません。ぐっと押すのにものすごく力が要ります。これが一穴一時間の正体です。
頭にきてバネを取っ払ってやると、あら不思議。
ちゃんと穴が開くではありませんか!
バネがあるとどれくらいの力でドリルを押し付けて良いかが分からず、逆に押し返されるので、無駄に疲れました。
バネがない方が断然使いやすいです。(あくまで私の場合)
この治具によってきれいに穴開けが出来ました。ただし、使いやすくする為に一工夫する必要がある気がします。
結論としてこの簡易ドリルスタンドは非常に使えます!ただし各人それぞれの使用用途に応じて、カスタマイズの必要があります。
スピードアップが今後の課題
私の設計によると、なんと穴開け箇所は計720か所です。ま、間違ってないかもう一度見直そう・・・。
そしてこのままでは、穴開けで夏が終わってしまう。スピードアップが今後の課題です。
※実験の結果、3ミリの下穴は、しっかり貫通していた方が、10ミリに持ち替えたあとも作業が早いです。
引き続き試行錯誤して作業効率と速さを上げて行きたいと思います。
夕立~突然の雨に打たれて
どんぐりとガジュマルを迎えて帰って来たら、夕立で大雨になっていました。
ちゃんとブルーシートかけ直しておいてよかったです。穴開け作業は、明日へつづきます。
コメント
いよいよタイニーハウスの試作ですね。非常に楽しみです。
穴開け720ヶ所ですか、気が遠くなりますね。
ボール盤で油を差しながらだと、もう少し楽かもしれないですね。
いやいや、限られ道具で色々と工夫してる所が醍醐味ですよね。
暑さに負けず頑張って下さい。
カエパカさんこんばんは!今日もひたすら3.8ミリの下穴を開けていました。少しずつ早くなってきてはいるのですが、
先は長そうです。場合によっては、安価で購入できるボール盤も検討中です。
知恵と工夫と素人ゆえのガッツと、限られた予算でw楽しみながら進めて行きたいと思います!