チェーンソーの刃の向きと、交換&取り付け方法(詳細写真つき)

チェーンソーの刃の交換や、日々のメンテナンスで、ソーチェンを着脱した際、
「あれ?どっち向きに付けるんだったかな。」と一瞬分からなくなる時が
あります。久しぶりの時は特に心配になるので、記事にしておく事にしました。

こんばんは!からまつです。

伐採時に使う装備の花型といえば、やはりチェーンソーです。
このチェーンソー、色々と使い方にコツがあり、
非常に便利な道具であるとともに、扱い方次第では、とっても
危険な道具にもなってしまいます。

私達家族も過去、買ったばかりの新品のチェーンソーを秒速で、
壊して病院送りにしてしまうなど、色々やらかしました。

土地の開拓・伐採のためにチェーンソー「ハスクバーナ135e」を購入し、 慣らし運転をする事にしました。ところが、エンジン始動の際に 操作方法を間違えいきなりトラブルとなってしまいました...
しかし、ちゃんと使えさえすれば、このチェーンソー、開拓や
田舎暮らしになくてはならない程、便利な道具です。

チェーンソーをメンテナンスしていると、刃(ソーチェン)を着脱したり、
新品の刃に交換する機会もあると思います。

私の場合、一旦チェーンソーの刃を外すと、いつも、
「この向きで合ってたっけ?」と不安になるので、
これを機会に、正しい装着の向きを覚えてしまおうと思います。

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チェーンソー~刃の向き

ソーチェンを正しい向きで装着する

正しい向きを覚えましょう。

さっそくですが、ソーチェンの正しい向きを覚えてしまいましょう。

ガイドバーの上側で、刃の尖った部分(刃先)が先端の方へ向くようにセットします。

これは、メーカーに関わらず、チェーンソー全機種共通です。

チェーンソーは、ゼノア、共立、新ダイワなどの日本製、
ハスクバーナ、スチールなどの海外製にかかわらず、
すべて回転方向が同じです。逆回転のチェーンソーは存在しません。

※チェーンソーは全機種この向きで回転します。

ですので、チェーンソーを上から眺めて、ガイドバーの上側で、
「刃」の尖がった部分が先端方向を向いていれば、OKです。

もう少し拡大してみた写真がこちらです。刃の鋭角に尖った部分(刃先)が
先へ向いています。これは必ず、ガイドバーの上部分で見ます。
(下側だと逆向きになってしまいます。)

ですので、「上から見て、刃の尖った部分(刃先)が先端方向」と覚えておきましょう。
(と自分に言い聞かせる。)

横から見た場合

ハスクバーナ135eの場合、サイドのカバーにチェーンの向きを示す絵を書いて
くれてあります。これは、その部分を拡大したものです。

右に見えているソーチェン(刃)はガイドバーの上部分の刃を横から見ている
状態です。カバーの絵の→と、刃に書かれた→の向きをあわせれば大丈夫です。
(やはり、ガイドバーの上部分の刃の→とあわせます。)

以上が、横からみた時の刃の向きのチェックの仕方ですが、
慣れないとかえって混乱するので、「上から見て尖がりが前を向く。」
とだけ覚えておいた方が良い気もします。

ソーチェン(刃)の交換・着脱方法

次は、チェーンソーの刃(ソーチェン・チェーンブレードとも言います)の交換、
着脱の方法です。なお、着脱の際には、軍手などを着用して手を保護して下さい。
ソーチェンの刃で、ケガをしないように注意しましょう。

今回、私は写真の撮影も同時に行っているため、軍手をしていませんが、
通常は軍手をして作業しています。

チェーンソーの刃を取り外す。

まずは、刃の取り外します。ここで1点注意点があります。
最初に、チェーンブレーキを解除しておきましょう。

チェーンブレーキのロックを解除する

チェンブレーキがかかった状態(ロック状態)のまま、強引にカバーを外してしまうと、
カバーの取り付けにかなり苦労する事になりますので、最初に必ず、ロックが
かかっていないかを確認します。

チェンブレーキは、前(先端方向)へ倒すとロックで、手前(本体側)へ
引き上げると解除です。

手前に引き上げて、ロックを解除しておきます。

カバーを取り外す

次は、カバーを取り外します。

ハスクバーナ135eの場合は、工具を使わなくても、←部分を回して
やれば、カバーを取り外す事が出来ます。とっても簡単に着脱出来て
便利です。

こんな風に持ち上げて、反時計回りにぐいっとまわして弛めていきます。

すると、このようにパーツごと外れます。あとはカバーを上に持ち上げれば、
カバーも簡単に取り外す事が出来ます。

カバーを外した様子です。内部の木くずを取り除き、清掃します。

カバーの内側です。こっちにも切りくずがびっしりついています。
これも取り除いてきれいにします。

ガイドバーとソーチェーンを取り外す

次にガイドバーとソーチェーンの部分を取り外して行きます。

ガイドバーを少し本体側へズラすとチェーンがたるみます。

ガイドバーを上へ引き上げて、更に本体側へ寄せてやります。

チェーンを外して行きます。

チェーンが外れたら、そのままガイドバーを抜いてしまいます。

残されたチェーンは写真の丸い部分の裏側にある、ギアにかみ合っていますので、
ギアから外します。

チェーンも外れました。

清掃&メンテナンス

ここで、本体とカバーを清掃します。

ガイドバーの溝も木くずがたまりやすいので、しっかりと掃除。

完全にきれいにするのは、なかなか難しいです。今回は、
すこし大雑把に掃除して終了にしました。

取り除いた切りくずは、チェーンオイルをたっぷり含んでいるため、
よく燃えます。新聞紙に包んで、ロケットストーブの着火剤で使うと
とても効果的でした。

以前書いた、ペール缶のロケットストーブに関する記事が、いくつかあるのですが、 材料の準備の話や、作り方の話、使用レビューやアニメネタなど、多岐にわたっていて、 すこし探しにくい状態...
さて、ちょっぴり脱線してしまいました。

次は、いよいよソーチェンを取り付けて行きましょう。

ソーチェンを取り付ける。

ソーチェン(チェーンソーの文字通りチェーン[刃・輪になった]の部品)なのですが、
「ソーチェン」と言ったり「ソーチェーン」といったりします。
「チェーンブレード」という人もいます。

本ブログでは、私の気分しだいで、適当に使っておりますが、
どれも同じものを差しております。

では行きます。後半戦スタートです。

ガイドバーを仮にセットしておきます。

ソーチェーンを写真の丸い部分(クラッチ)の裏側にあるギアに
かみ合わせます。チェーンスプロケットといわれるパーツです。

よいしょっと。ハワイに行ったら、アロハシャツのお姉さんが、
首にレイ(花輪)をかけてくれますよね。

そんな感じで、感謝の気持ちを込めて、優しくギアにチェーンを
掛けましょう。

ガイドバーの溝にチェーンの駒を合せて入れていきます。

この時に、ちゃんとチェーンの刃の向きが正しいか確認をしましょう。

ガイドバーの先にチェーンをはめるのですが、
ここは、ちょっとコツがあります。

ガイドバーを上に持ち上げて、少し本体側にズラす感じにしてみましょう。

真横から撮った写真です。
こんな感じで、ガイドバーを持ち上げながら、チェーンを溝に合わせて
入れて行きます。

先端部分も上手く収まりました。

カバーを取り付けます。

カポッとしっかりはまる位置がありますので、微調整しながら
セットします。

ノブを取り付けます。時計回りにくるくると回します。
この後、チェーンの張りなどを調整するので、軽く仮止めです。

チェーンがスムーズに回るかどうか確認します。
また、チェーンを上に引っ張ってたるみ具合もチェックします。

チェーンの張り具合は、チェーン上部を上に引っ張って、
チェーンの駒(ドライブリンクといいます)がガイドバーの溝から
出るか出ないかくらいが丁度良いそうです。

チェーンの張り具合は、写真のパーツ(チェン張りネジ)で調整します。
下方向にまわすとテンションがかかり、
上に向かってまわすと、チェーンがゆるみます。

やや、チェーンを上に持ち上げながら、ノブを回して締めます。

張り具合、スムーズにチェーンが回るかを確認して大丈夫なら、
ノブをしっかり締めて、取付完了です。

お疲れ様でした。
さあ、準備はできた。開拓へレッツゴーだ!

いや、その前に、確定申告です・・・・。
この記事をアップしたら、会計ソフトをダブルクリックだ・・・。

そうそう、なかなか開拓へ出られないので、先日、自宅で、
チェーンソーの目立てヤスリハンドル(グリップとなる柄の部分)を
自作しました。

私が使っているチェーンソー「ハスクバーナ・135e」は購入時に「目立て用」の ヤスリが付属している(上の写真)のですが、ハンドル(グリップ)は 着いていません。これでは、目立て...
こちらの記事もどうぞ。

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