こんばんは!からまつです。前回の話の通り、
タイニーハウスを自作(セルフビルド)するために土地を探しました。
実際に私が現地に足を運んでみたものの中から印象に残っているものをいくつか紹介したいと思います。
土地探しの一番最初の段階では、タイニーハウスだけじゃく、中古戸建のセルフリフォームもありかなと思っていたので、安い戸建の物件も土地と一緒に検索していました。
北海道から沖縄まで、探せば色々と出てきますね。日本は広いです。とりあえず車で
行けそうな範囲でよさそうなものをピックアップしていきました。よさそうなものを
というより、買えそうなものをですね。
低資金なので選ぶ余地はありません。なので家から近くて安い物件に片っ端から
問い合わせの電話をして住所などの物件情報が書かれたもの(レントロールというらしい
です)をFAXしてもらいました。
長野県飯田市・城沢湖の別荘地を見学する
一番最初に行ったところは、長野県飯田市の城沢湖のそばにある別荘地でした。
長野の別荘地というと軽井沢や八ヶ岳山麓のイメージがありました。この別荘地について調べると地元でも知る人ぞ知る・・・。という感じで、そんなところが逆にいいなあと、
あまのじゃくな私は思いました。(下の写真は飯田市の市街地です)
不動産屋さんに送ってもらった地図をたよりに高速をおりてずんずんと山道を登ります。
3件の中古物件を見学しました。
別荘地に到着し目当ての物件を探します。
発見するのにひと苦労するも、なんとかたどり着きました。
外観はかなりいい感じ。アポを取った不動産屋さんが来るまで時間があったので
建物のまわりをぐるっと一周しました。
高床式のコンクリ基礎はしっかりとしていてひび割れも無く、良い状態。建物は小さいながらもしっかり再塗装すればオシャレな雰囲気になりそうです。
これは一発目からあたりかな!とにやりとしながら空を見上げると・・・・。
あっ。
いつかの小樽の物件ほどではありませんが、南側の屋根の破風板に大きな穴(50~60センチ程度)が空いています・・・。これはかなり雨漏りしているなと一目でわかる状態です。
さらに建物の南西側に沢が隣接していて湿気が気になります。
湿気には敏感です。
家賃が高いので節約したい[タイニーハウスを自作する理由 その1]
という記事で、少し書いたのですが、カビには苦い思い出があります。
さて、話を戻します。
ほどなく不動産屋さんが到着したので中を見せて頂きました。
入った瞬間にかびのにおい・・・。
しかもかなり強烈。雨漏りで一室の天井が抜けていました。とっても残念です。
建物のつくりはしっかりしていたので余計に惜しい。
それでもせっかくなので
、「この物件、購入を考えさせて頂くとして、若干の価格の交渉はできますでしょうか?」
と、担当の方に聞いてみました。(二人以上の複数いらっしゃる場合には一番偉い人に聞いた方が話が早いです)
私、この指値交渉(ようするに値下げしてください!ということです)、毎回緊張して、
どきどきしてしまうんです。どのタイミングで切り出そうかな~っていつも考えてます。
すると担当の方は、「まあ、こんな状態なんで可能だと思いますよ。」とのお返事。
そこで私「どうでしょう?だいたいどれぐらいまで行けそうですかね?」とびびりながら
聞きました。
担当の方「う~ん。まあ150万とか100万とかですかね。」
・・・100万と150万ではえらい違いですが、とにかく交渉の余地はありそうでした。
ただ、今回の土地探し、決定権を握っているのは私ではありません!!
妻と子、我が家のドン達です。 私ですか?運転手です。
という訳で早々に次の物件へ。こちらは
一件目同様、入った瞬間はげしいカビ臭です。今度は足元に難がありました。
一室の床が抜けていました。こちらは一件目と違い基礎が低く、床下からの湿気が
上がってきている模様です。厳しいです・・・
そして、3件目。私たちが資料請求したのは最初の2件だけでしたが、
こちらは不動産屋さんが持ってきた案件です。
むむ。値段が高い。
昨日の記事を読んでくださった方ならもうお分かりですよね?
そうです。
「オトリ物件」つまり客寄せ用の「釣り物件」です。
えへへ。また釣られちゃった!小樽での経験がまったく生きていません。
業者のみなさま。写真の取り方、上手すぎますよ♪
ただ、今回案内してくださった不動産業者の方は対応も丁寧で押しつけがましい営業もせず、非常に好感がもてました。貴重な時間をどうもありがとう!良い経験をさせていただきました。
別荘地物件の注意点
この日の内見3件で気づいたこと、別荘地物件選びの注意点です。
同じ別荘地内でも条件の良い場所と悪い場所がある
谷側。沢に近い土地と尾根側の水の通り道になりにくい土地があり、谷側は湿気の影響を
受けやすそうです。一番最初にみた物件からほんの十数メートルの距離のところに
すごい豪邸がありました。そこは尾根筋にあたり、とっても快適そうでした。
やはり安い物件ほど立地条件も悪いことが多そうです。
ただ、確率は低くても、安いのに隣接地とくらべて条件が良い場合も絶対にあるだろうと
思いました。当然その場合はお買い得物件となり、早い者勝ちになりそうです。
そんな時に自信を持ってすぐに決断できるよう出来るだけ多くの物件に足を運び
自分たちの理想とする土地のイメージを固める必要があると感じました。
こういった経験をかさねながら、
古家のリフォームではなく、一からタイニーハウスを自作する。
セルフビルドに挑戦する。という目標が固まっていきました。
土地探し実践レポート、その2につづきます。