土地探しのために、下見をするだけでも、結構アウェイの空気を
感じるものです。本記事は、土地探しの際に田舎の集落を歩いた
際の体験と、上手に集落に溶けこむ工夫を書いてみました。
こんばんは、からまつです。
さて、今日も森の中のスモールハウスの自作を目指して、土地を探した話の続きです。
今日は題して、
この記事の内容
苗字(みょう字)がみんな同じ集落の土地
定めて、土地探しをしていたのですが、この時期は、なかなか希望の物件が
出てこなかったため、昔ながらの集落に属していそうな土地にも、
捜索範囲を広げてみることにしました。
取り敢えず、予算300万円以内の物件をピックアップして、
いくつかまわってみる事にしました。
価格交渉を視野にいれて、できれば200万円以下で購入したいなという腹づもりです。
土地見学の段階でアウェーな雰囲気を痛感する
いくつかまわったどの売地も、なぜか決まって集落のどん詰まりにあり、
日ごろ、その集落の人、関係者以外、絶対来ないだろう・・・。
という雰囲気を漂わせておりました。
正直に言って、現地を視察する事すら、はばかられるといいますか・・・。
田舎の集落をスマートに視察するなら、白い軽トラと犬が必須
犬は無敵
田舎って「散歩」という文化が存在しない場所が往々にしてあります。
いい大人が一人ですたすた歩いてると「ん??あんた何してんの?暇なの?変わった人?」
という空気になってしまうんです。
雰囲気のいい、畑の小道や、裏山の小道など、一見、普通の道(公道)にみえる所でも、
田舎の場合、実は私有地だったりします。
なので、うっかり散歩でそういう所を歩いていると、「あいつは人の土地でふらふらと何やってんるんだ?」という疑惑の目を向けられてしまうのです。
なので、うちの集落の人など、散歩をしたい人はみんな犬を飼うんだそうです。
犬を連れているだけで、あら不思議。そのようなデリケートゾーンに足を踏み入れて
しまっても、「ああ、犬の散歩ね。」
で済まされるのです。
なのでご近所の詮索好きなおばちゃまなどは、
「あら、ラッキー、だめよ、人の家の庭に勝手に入っちゃ!」
となどと言いながら、ずんずん人様の庭に潜入して来ます。
「おまえ、犬より前歩いとるやんけ!」
と私は心の中で念じながら、ATフィールドを全開にするのですが、
使徒(おばちゃん)には全く通用しません。
あっけなく、防衛ラインの突破を許してしまうのです。
犬は無敵です。
田舎における、白い軽トラの擬態能力は最強
田舎の集落では瞬時に住民の監視レーダーが作動し始めます。
これをかいくぐれる、唯一の車、それが「白い軽トラ」です。
4DWの軽トラは非常に有用なため、ほぼ一家に一台という普及率です。
しかもみんな白です。なので、誰がどの車乗ってるか、
パッと見、見分けがつきません。
ちょっとその辺に車を止めても、「ああ、誰かここらで作業でもしてるのね。」
と田舎民の脳みそは瞬時にそれを景色の一部として認識します。
だから間違っても赤とか青とか、白以外のカラーの軽トラは止めた方が無難です。
どうしても乗りたい場合は別に構いませんが、擬態能力はゼロです。
「ああ、からまつさん!昨日、○○の農道に車止めて昼寝してたんだって。
△△さんから聞いたよ。」という具合に、
簡単に個人情報を特定された上に、ご丁寧にフィードバックまで
返してもらえます。
その様なわけで結論です。
私の土地選びの条件に、「犬と軽トラなしで周辺を歩きまわれる」が新たに加わった。
ふらっと一人で自由に歩きまわれる環境にあこがれます。
都会(文京区)に住んでいたころ、散歩するのが大好きでした。
真昼間でも夜中の三時でもおかまいなしに思いたったら、ふらふらと徘徊していました。
山の中で夜の散歩は危険ですが、真昼間からプラプラと目的もなく
散歩に出かける生活を楽しんでみたいものです。
今回見に行った土地はすべてパスです。
土地の周りの9件、全てが小川さん(あえて仮名)という物件
中でもこれには、少なからず驚きました。
もしも私がそこに引っ越すと仮定すると、
という集落になります・・・。
うん。ここはやはり、「からまつ」ではなく、「小川」が買うべき土地です。
ああ、明日もまた、土地探し、迷走中です。
こちらの話へつづきます。