今日はタイニーハウスの土地探しの話のつづきです。
前回のお話で、土地(山林)に面する道が道路認定をされており、
しっかりと家が建てられる土地であることを確認できました。
買付け(購入の申し込み)を入れる
不動産屋さんと境界の確認
不動産屋さんの担当のQさんと、現地で待ち合わせて、境界の確認をします。
土地の境界は、事前に私たちが確認していたもので大丈夫でした。
もしもこれが勘違いで、実際はもっと狭かったなどとなれば大問題なので、
慎重に確認を済ませます。
ただし、一部分、境界の目印となるポール(その下に境界杭が埋まっています)が欠損している所がありました。
この土地の売主さんは法人で、遠方ですが不動産業も営んでいるとの事で、
土地売買の本職としては、境界の杭は欠損していたら、しっかりと再度打ち直して
私たちに引き渡したいという意向だそうです。
現状で(欠損部分の打ち直しをせず)値引きしてもらうのもありかと思いましたが、後々の事を考え、今回は先方さんの意向通りにお願いすることにしました。
というのも、この土地は、180坪程度の飛び地がついており、更に420坪程のメイン部分
があるのですが、万が一、将来、私たちの経済状況がタイトになった場合、
分かりやすく言い直しますと、お金がなくなって困った場合には、飛び地の180坪だけを手放すという選択肢も取れると、ちらりと考えた次第です。
その際、境界がしっかりしている方が売りやすい(値引きの交渉のネタにされにくい)ので、将来のことも考え、しっかりと杭をいれてもらう事とします。
もちろん、現在その飛び地を売るという事は考えていません。そこは我が家族の小さな農園となる予定です。
満額で買付けを入れた理由
一通り現地視察を終えて、不動産屋さんの事務所へ移動し買付け(購入申し込み)を入れました。生まれて初めて満額で買付けを入れました。
買付申込書は不動産屋さんによって、それぞれ微妙に文章が違いますが、だいたいどこも同じフォーマットをしています。
ちなみに下の写真のは、私が作成し、土地探しの時、つねに持ち歩いていたものです。
ボロ物件投資家のパイオニア、加藤ひろゆき氏の著作にあった書式を使わせて頂いております。
さて、なぜ指値(値引き交渉)をせず、満額で買付を入れたかというと、この土地、近隣の土地に比べて激安であったためです。
前回のお話に書いたとおり、当初不動産屋さんは、この土地を「飛び地の方にしか家が建てられない土地」であると勘違いをされていらっしゃいました。
使い勝手がよく広い方の土地は、接道の関係から家が建てられないため、ここだけ残るとまず売れません。なので敢えてセットで売り出したのだと私は推測しました。
そのため、実質、狭い飛び地の方の値段だけで値付けをされていて、かなりお買い得になっていたのでしょう。
下手に値切って売り止めをくらったらまずい
既に、今段階で坪単価は4000円程度です。まあ、山林としては高いですが、アクセスを考えると、今まで見てきた山林とはちょっと違います。
そして、広い方の土地も建築可能な物件であることが判明した今、私が恐れるのは、売主さんと、不動産屋さんの気が変わることです。
つまり、わざわざ狭い方の土地の値付けでセット売りする必要はなくなったのです。
420坪と180坪の二つの土地としてそれぞれ売り出したらもっと高く売れる(利益が取れる)と業者さんが考えても不思議ではないと思いました。
既にこの土地は、本来の実力以上に安くなっていると感じた私は、自分の相場観を信じて
満額での買付けを入れました。妻どんぐり、息子ガジュマルもこれに賛成をしてくれました。
決算日は後日相談となった
その日はそのまま東京まで帰って来ました。
これから雪が降った場合、境界の確認が難しくなるため、契約後の引き渡しは春以降にしたいとのQさんの提案でした。
しかし、私たちは、境界の確定は後々ゆっくりでいいので、取り敢えず引き渡しをお願いしたいと要求をしました。
まだ、1月半ばです。急げば来月には伐採作業に入れるかもしれないと思いました。
3月、4月は私たちの仕事が忙しくなりそうなのです。目一杯動けそうな2月に、土地の開墾作業を行いたいという気持ちでした。
今度こそ順調に進める事ができるでしょうか。
次回につづきます。