こんばんは!からまつです。
いよいよ買付(購入申し込み)を入れて東京に帰って来ました。
この記事の内容
契約日に全決済のプランをたてる
その後は順調に進めば、契約、その後決済、晴れて引き渡しという流れとなります。
通常、契約を結ぶ日に再度、不動産屋さんへ足を運び、重要事項説明というその物件に関する説明を受けて、納得すれば契約書に判子を押します。
その場で手付金を支払い(通常、売主さんの口座へ振り込む)、後日改めて残金を決済(この時は売主さんも同席される場合が多いです)し、引き渡しとなります。
また、その際、所有権移転登記という手続きを行います。
通常の流れだと、2回現地不動産屋へいかねばならぬ
この段取りがオーソードックスではありますが、私たちは2度、現地不動産屋さんへ足を運ばねばなりません。
3月に入れば仕事が忙しくなります。なんとか2月中に引き渡してもらいたいので知恵をしぼります。
契約日に即日全決済し引き渡しをお願いした。
そこで、一度の現地入りで事が済むように、契約日に全額を支払い、その日に引き渡しという形が可能か不動産屋にたずねました。
不動産屋さん、売主さんともにそれで問題はないとの事でした。
しかし、なかなか日程が折り合わず、結局契約日は2月の20日ごろとなりました。
かなり遅くなってしまいますが、仕方がありません。
不動産屋さん、別件で忙しくて動きが遅い。
これは格安物件ゆえの宿命か
実は、買付け(購入申し込み)を入れた後、なかなか契約日の日程が決まりませんでした。
こちらから連絡をしても、「現在、契約書を作成中なのでもう少しお待ちください。」という感じで、その後しばらく連絡なし。
再度、こちらから連絡して・・・という感じです。
どうも、担当のQさん、別件で大きな仕事を抱えているご様子。
うちの格安物件とは、おそらく桁が違うのでしょう。とうぜん優先度を考えたらうちの方は後回しになりそうですね。
これも、激安物件の宿命なのか・・・。
最後は、「私の仕事の都合で三月に入ったらそちらに伺う事が出来なくなりそうですが、なんとかなりませんか?」
というやり取りをして、ようやく契約日が決まりました。
期限を区切って早く契約させようとする業者は要注意
この様なやり取りを経て、契約日の1週間前には、契約書と、重要事項説明書の素案(下書き)を送ってもらいました。おかげで、事前にしっかりと、各書類の内容をチェックする事が出来ました。
忙しい中、対応して頂いたQさんには、とても感謝をしています。
逆に、こちらのように、客を焦らせて、契約を急がせようとする業者は要注意ですので気をつけましょう。
この話に出てきた業者さんは、終始、その土地に関するデメリットを一つも言いませんでした。ひらすら長所だけを繰り返すのです。
あまりにも「日当たりがいい!」を連発するので、ついには妻どんぐりが
「日当たりだけかい!」と、ぼそっとつぶやいた(本人いわく聞こえない程度に)のですが、
その声が、思いのほか、腹から出てしまったようで、現場の空気が一瞬凍りついたこともありました。
その様な業者さんの場合、いざ契約となった際には、重要事項説明書に
細かい字で分かりにくく、さらりと欠点を網羅してきますので要注意です。
重要事項説明書は何度も何度も何度も繰り返し読もう
ですので、重要事項説明書は、一字一句、目を皿のようにして読み込まなくてはいけません。
そこにちょっとでも分からない単語、意味が出てきたら、
すぐにネットで調べましょう。間違っても、「多分、こういう意味だろう。」と
自分の推測で解釈してはいけません。その手前味噌な解釈は、ほぼ100パーセントまちがっています。
この段階では、すでにこの土地を購入するつもりでいるため、意識的にも、無意識にも、説明事項を自分の都合の良い方にとらえてしまいがちです。
不動産屋さんに質問する前にしっかりと、自分で調べて、意味を把握せねばなりません。
悪意のある業者さんなら、質問しても意図的に「大丈夫ですよ。大した意味はありませんが念のために書いてあるだけで、実際にそういうケースはほぼありません。」
などと上手に、はぐらかしてくるでしょう。
その様な業者の場合、万一、何か起これば、「契約書に明記してある。」の一点張りで対応は望めないと思っておいた方がいいです。
把握できていなかったデメリットがないか見極めて、態度を決める
もしも、重要事項説明説明書と、契約書の素案(下書き)段階で、
自分達の想定していなかったデメリットが発覚した場合は、
自分達がそれを克服できるものなのか?許せる範囲内の問題なのかを慎重に判断します。
ここで断る決断も大事です。
買付けを入れた段階では、いくらでも断ることが出来ます
買付書は、あくまで購入の意思を伝えるもので、法的な拘束力はまったくありません。
ですので、契約書の素案で想定外のデメリットが発覚した場合、
「それは、買い付け段階では、こちらでは把握できなかった問題です。ですので、今回はご縁がなかったとおもってあきらめます。申し訳ありませんがまたよろしくお願いします。」
と、丁重にお断りの意志を伝えましょう。
誠意のある業者さんなら、あなたがしっかりと理由を述べて辞退すれば、
「わかりました。またよい物件が出たら紹介します。」と(半分は社交辞令かもしれませんが)応えてくれるはずです。
デメリットが事前に調査済み、織り込み済みの場合は値引きのチャンス
重要事項説明書、契約書の下書きで発覚したデメリットが、既に事前調査済みの事も
多々あります。要するにこちらでは既に把握していており、「それでも大丈夫だから買おう」
と、思っていた場合です。
この場合は、更にもう一段階の指値(値引き)のチャンスです。
「想定外なのですが、なんとか購入したいです。ただ、お値段の方、○○になりませんか?」
とダメもとでチャレンジするのもありです。
指値が通ればラッキーですし、売主さんが「もうこれ以上は無理です。」という事もあると
思います。その場合はその値段で買えばよいでしょう。
※ただし、最初から明らかに格安の場合には、しつこく値引きを要求して売主さんを怒らせないように注意も必要です。
まとめ
過去、自分の経験で、重要事項説明書、契約書の下書き段階まで行って
キャンセルしたことが一度だけあります。
この時は、想定外のデメリットが見つかり、さらなる追加の指値(値引き)をしたのですが、通りませんでした。
そこで、購入をあきらめました。3年前、北海道の古家投資物件でした。
結果的には、あの時は、無理して購入しなくてよかったと思います。
一方で、自分のリサーチ不足、実力不足を痛感しました。不動産屋さんに頼らず、とにかく自分で調べる事が大事だと思いました。
今回は、重要事項説明書に想定外の記載はなかった
今回は、重要事項説明書に想定外の記載は一つもありませんでした。
説明書に記載のない、この土地のデメリットもすでに私たちは調べて把握していました。その上で、問題なしとの判断です。3年前よりは、少しはましになったのかな・・・。
担当のQさんは、事前にデメリットもしっかりと伝えてくれるタイプの方だったので、それも有難かったです。
次回は、不動産の所有権移転登記のお話です。
自分でやれば安い。しかし。すんなりいきませんでした。
へつづく。