こんばんはからまつです。
さてこのところ、ペール缶を使ったロケットストーブの自作について、書いておりましたが、今日からはまた、話を昨年末まで戻して、土地の開拓・伐採の続きをアップして参ります。
少し思い出しながら振り返って行きますと、
私達家族は、昨年末、12月24日から年明けまで、土地の方へ行って伐採をしておりました。
今回は、私達の土地に生えている 「カラマツ(私じゃなくて木の方です)」 を伐ることが目的です。
この時期の伐倒を選んだのは、今回切った木を、建材として使おうと考えていたためで、ちょうど新月期に当たる、年末に集中して伐採をするためでした。
この記事の内容
新月期伐採とは?
新月期伐採についてのちょっぴウンチク:冬の新月期に切り出した材は、虫がつきにくく、腐りにくい、反りやねじれなどの狂いもでにくい、良材になるいわれております。この説は、当初、単なる迷信と思われていました。世界最古の木造建築として知られる法隆寺に、「闇切りの木」つまり、新月に伐採された木が使用されていたり、バイオリンの名器「 ストラディバリウス」 が「新月の木」で作られていたりする事が、この説の元となったようです。
また、オーストラリアにも「 新月に切った木は虫がつかず、長持ちする。」という古くからの言い伝えがあるそうです。 長らく、迷信扱いだったのですが、 チューリッヒ大学の研究チームにより、検証実験が行われた結果、この言い伝えが正しいという実験結果が出たため、近年ヨーロッパでは、「新月の木」を建材として使用する動きが広まっているようです。
新月期の伐採にこだわらなくても、通常、建材として使う材の伐採は、10月の下旬から、1月末くらいまでの冬期間に行われることが多いです。冬の間は、木が水を吸い上げる量が少ないため、 含水量が低いためです。
ただ、これは自然乾燥をさせる場合においてで、人工乾燥させる木材に関しては、一年中季節に関係なく、伐採&使用されているようです。
土地のカラマツ(唐松)を紹介します
私達の土地には、3つのカラマツ群があり、それぞれがある程度、密集して生えております。
それぞれをもう一度、簡単に説明いたしますと、
ノースイーストカーテン(North East Curtain)
写真の一番左側にノースイーストカーテンと名付けたカラマツ群が存在します。土地の東北部にあって、隣地の資材置き場との境に生えております。
KRT48(ケーアールティー・フォーティーエイト)
写真中央、土地の南側に位置する我が土地最大のアイドルカラマツ集団です。
KRT48(カラマツフォーティーエイト)と名付けました。この写真だと、たいした事もなさそうに見えるのですが、一番手前側の4本はかなり大きく、センター争いを繰り広げております。この地でのオフグリッド生活(太陽光発電)を考えると、この4本はいずれ伐採しなくてはなりません。
ウェストウォールズ(West Walls)
そして、写真の一番右、この土地の西側に位置し、壁の様にそびえ立っているカラマツ達が、ウェストウォールズです。
このウェストウォールズが、今回の伐採のメインターゲットとなります。
ここまでのながれ
詳しくは、過去の記事で書いておりますので、かいつまんで、ここまでの経緯を。
伐採初日
まずは、伐採初日に、コードネーム「ウッドペッカー」と「ムスタング」を伐りました。
「ウッドペッカー」木の中(芯)が腐っていて、ツルが効かず、いきなり予想外の方向に倒してしまいました。冷や汗スタートでした。
つづいて「ムスタング」です。日が落ち始めてあせる中、妻どんぐりが、突然の腹痛で退場するというハプニングが発生。タイムリミット寸前でなんとか伐採する事ができました。
伐採2日目
この日は、コードネーム「バナナパパ(Banana papa)」を伐採しました。
胸高直径36センチ、切り口付近の直径は40センチと、はじめチェーンソーの刃(35センチ)が届かない木の伐採を経験しました。
狙った方向に倒す事ができず、薪置き場に直撃。しびれる1日でした。
伐採3日目
初日に倒したウッドペッカーの中に、蟻が巣をつくり大量に生息している事が発覚し、木を伐らずにアリ退治をして1日終了となってしまいました。
前回までに、記事にできていたのは、ここまでです。
年末の伐採報告・再開
そんなこんな、伐採3日目の「アリ退治」までを記事にしておりました。
さて、ここからいよいよ伐採報告の再開です。
伐採4日目 休業(終日休み)
いきなり、休みからスタートです。この日は雨で休みでした。ゆっくり休んで、一度態勢を立て直します。
伐採5日目
土地へ辿りつくと、うっすらと雪化粧。
2016年12月28日、晴れの日でした。
つづく