こんばんはからまつです。
さて今日も、昨日の話の続きです。
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受け口作りに失敗し、想定外の方向へ倒れるバナナパパ
時刻は午後4時を回り、日没が気になる時間帯です。
ようやく、コードネーム「バナナパパ」の伐採準備が整いました。
こちらがバナナパパ(Banana papa)です。
樹高25メートル胸高直径約36センチ。切り口付近では、直径40センチ近くあります。自分の伐採経験上、一番の大物です。
Bananaつながりで少々脱線させてもらおう
Banana Papaと書いて思い出したのですが、昔「BANANA FISH」ってマンガがありましたよね。
私は、高校時代、弓道部(一応弓道2段)だったのですが、弓道部の部室に、なぜかあらゆるジャンルの漫画がコレクションされていました。(OBを含む部員のみんなが、読み終わったマンガを置いていき、いつの間にか蔵書化されていった。)
そのため、別名マンガ部と呼ばれていて、私達の代の時に、本来弓を買うはずの部費をちょいと流用して、部室にマンガを収納する本棚を大量購入したんですが、それが後でばれて、大問題になった事がありました。
今私が高校生だったら絶対に棚を自作(D.I.Y)するんだが・・・。当時はそういう発想がなかったのが悔やまれます。
で、このバナナフィッシュというマンガは、確か少女漫画なのですが、全然そんな感じじゃなく、当時、弓もろくに引かず、部室に籠って、熱中して読んだのを思い出しました。
中年おやじになった今読んでも、面白いのだろうかと、ふと気になりました。
小学館の文庫サイズのもありますが、自分としては、やっぱりこっちがしっくり来ます。ちなみに、私が当時はまった少女漫画は、この「BANANA FISH」と「ぼくの地球を守って(ぼくたま)」の2作品です。
以上、BANANAつながりによる脱線でした。
BANANA PAPA(バナナパパ) の伐採に話を戻します
さて、話を伐採に戻しましょう。
準備が整ったので、いよいよチェーンソー始動し、受け口を入れていきます。
ところがここで、見事に失敗。
今まで伐採してきた木に比べると、バナナパパは直径が大きく、
受け口を入れる際に、木の両側からチェーンソーの刃を入れました。
しかしこの時、間違えて、うっかり片側を切りすぎ、受け口が、当初狙っていた東南の方向ではなく、真東の方向に向かって出来てしまいました。
これには非常に悩みました。
この上から新たにもう一度、受け口を作り直すという手が一番良いかなと思ったのですが、
真東の方向に倒れてしまった場合でも、ギリギリ向かいのカラマツの木々の間を抜けてくれそうに見えました。
失敗するもそのまま続行
そこでこのままの受け口で、伐採を続行することにしました。
牽引ロープで力をかけ、うまく南東に誘導できれば一番良いのですが、
無理だった場合は、そのまま東に倒してしまうつもりです。
少しづつチェーンソーで追い口を入れ始めます。
チェーンソーのガイドバーの長さが、木の直径に対してギリギリなので、追い口もやはり両側から入れたいところですが 、先ほどの失敗で懲りているので、出来る限り片側から入れることにしました。
もう少し切れ込みを入れてたら、ローププーラーで引っ張って倒そうと考えていたのですが、
想定よりも思い切りよく、深くまで切り込みを入れてしまい、ロープで引く間もなく、
「パキパキ」っと、木の倒壊が始まってしまいました。
ゆっくりとバナナパパは沈んでいきます。
今からローププーラーに駆け寄った所でもう間にあわない。倒れる方向を変える術はありません。なんとか掛かり木にならず、 木の間を抜けてくれるよう、祈るしかありませんでした。
そしてバナナパパは、轟音と共に巨体をしならせ倒れて行きました。
当初狙った方向には倒れず、想定外の伐採となってしまいました。
幸運なことにバナナパパは、木々の間をうまく抜け、地面すれすれに横たわってくれました。
翌日、昼間に撮った写真です。
ノース・イーストカーテンのカラマツの木々を絶妙にすり抜けてくれたバナナパパ。
長すぎて、写真左側の木の先端方向が移っていないのですが、小木を何本か道連れに引き倒しておりました。
薪置き場は直撃し壊滅。
とは言え、無事に終わってほっとしました。バナナパパは見事に間違えて作ってしまった受け口の方向に倒れていきました。
正確な受け口を作るための対策を考えなくてはなりません。反省&改善です。
安堵とほろ苦い思いの入り混じる、伐採2日目。終了です。
こちらの記事につづきます。
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