こんばんはからまつです。
さて昨日は、今までで一番の大物、コードネーム「Banana papa(バナナパパ)」の伐採についてお届けしました。
受け口の方向を 間違えて作ってしまうという、大失敗を犯したものの、なんとか掛かり木にならず 、伐倒することはでき 、ほっと胸をなでおろしました。
さて今日はその翌日の話をしたいと思います。
この記事の内容
木を切らずにアリ退治~腐った木が蟻の巣に 伐採3日目の模様
年末年始の土地の伐採開拓、3日目は、なぜか木を伐らずに蟻退治をするという、少々シュールな展開となってしまいました。
妻どんぐり&息子ガジュマル 、腐った木の中に大量のアリを発見
さて、伐採現場に子供を連れて行った場合、この写真のように、ほぼ100%、平均台遊びを始めますので、その前に、しっかりと丸太が安定して動かないかどうかを確認しましょう。
私が昨日倒した、バナナパパの写真を撮り、この木をどうやって片付けようかと思案していると、妻どんぐりが、何やら発見した様子です。
すかさず息子ガジュマルも駆けより、二人で何かを観察しています。
その時私は、この全長25メートルの平均台を、どう片付けようかで頭が一杯でした。
しばらくすると、「うぎゃあ、生きてる~。」とどんぐりの悲鳴が聞こえました。
二人は、先日倒した「ウッドペッカー」の丸太の小口を木の細枝でほじりながら、やんややんやと騒いでおります。
写真は芯が腐ってしまったウッドペッカーの丸太です。
私はてっきり、カラマツの「松ヤニ」でも着いたのかと思い、
「木は、倒した後も生きているんやね~。」などと適当に答えます。
息子ガジュマル「アリ!アリ!」
私「いやいや、それはヤニ!ヤニ!」
ヤニではなくアリだった。
なんとウッドペッカーの中から出てきたのは、松ヤニではなく、アリでした。
どうやら冬眠中らしく、動きは非常に鈍いのですが、確かに生きております。
ウッドペッカーの中に 巨大な蟻の巣が存在していたのです。
よく見ると至るところに穴が開いていて蟻の巣穴になっていました。
キツツキが巣をつくり、その部分から水などが侵入し、木が腐り、やわらかくなった木の中に、更に蟻が巣を作ったのでしょうか?。
ウッドペッカーはまだ生きてはいましたが、この内部の腐り方を見ると、もう長くは持たなかったかもしれません。
昨年の梅雨の頃、立ち枯れていた木を伐採したのですが、その木にもキツツキの巣穴がいくつかありました。ひょっとしたらキツツキが巣を作ると、そこから水などが入って腐るためか、木にとっては致命的なダメージになるかもしれません。
そんな風に考えていたのですが、こちらに帰って来てから、キツツキについて調べると、「キツツキが木を枯らすわけではなく、枯れそうな木や、中に虫が入っている木をキツツキが突く」のだそうです。
ということは、キツツキよりも、この蟻さん達の方が先に居住していた可能性もありますね・・・。
(写真は昨年6月に伐採した立ち枯れのキツツキの木)
芯が腐って、蟻マンションと化しているウッドペッカーの丸太。
これを他の木と一緒に置いておいて、万一、蟻にそっちにお引っ越しをされては大変です。
今回倒した木は、製材し、建材として使おうと思っています。メインの構造材は既に東京で、入手済みなのですが、目立たない場所に使う板材や、ウッドデッキ、 上手くいけば外壁にもカラマツを使ってみたいと考えているのです。
そのために敢えて、新月期となる、この年末に伐採に行ってきたのです。
※冬の新月期に伐採した木は、比較的腐りにくく、虫がつきにくい良材になると言われています。
建材として使えそうなコードネーム「ムスタング」の丸太です。今は、蟻マンションのすぐ隣に転がっています。こいつにうっかり引越しでもされたら困ります。
いきなりの蟻退治、始まる
色々と考えましたが、名案は浮かびません。
悩んだ末、燃やすことにしました。
薪置き場に保管して、他の薪までアリの巣にでもなったら・・・と考えると、早目に処分してしまった方が良いだろうと言う結論に至りました。
蟻には申し訳ないですが・・・。
焚き火開始
我が家の焚き火奉行、息子ガジュマルの号令のもと、年忘れ焚き火大会の開催となりました。
丸太はかなりの体積で、全部燃やし尽くすのはとても無理なので、巣のある部分をチェーンソーで輪切りにして、けむりでいぶしました。
蟻の巣穴から煙が出ています。
ものすごい数の蟻が潜んでいました。
カラマツは、松脂(まつやに)をがあるためでしょうか。生木でも一旦火が付くと、かなりの勢いで燃えました。
良く考えてみたら、山火事って、生木が燃えるんですよね。
火の後始末には細心の注意を払いました。
アリを殺虫剤なしで退治する方法
こっちに戻って来たあと、アリを殺虫剤なしで退治する方法をリサーチしてみました。
今回の木を燃やして退治するという方法は、とても暖かかったですが、非常に時間がかかり、効率が悪かったです。
かといって、農薬などの強い薬は使いたくありません。 私はラウンドアップも、ネオニコチノイドも、 自分の土地では、絶対に使用しないつもりです。
天然の殺虫剤を使用する
天然の殺虫剤や、蟻よけを作る方法がいくつかあったので、載せておきたいと思います。
1.水と酢をまぜる
蟻は酢を嫌います。 同量の酢と水混ぜて霧吹きで吹きかけて、蟻を退治します。
2.レモンのしぼり汁
蟻はクエン酸が苦手です。レモンにはクエン酸が含まれていて、蟻よけとして使用することができるようです。 こちらは、殺虫剤というよりは、抑制剤という感じでしょうか。
3.ホウ酸
ホウ酸水をスプレーしたり、ホウ酸の粉末をふりかけます。
私は以前、木材の防腐、防カビ、防虫対策にホウ酸塩を使用したので、 今度、機会があればこの方法で蟻退治をしてみたいと思います。
4.熱湯を巣にかける
蟻の巣に直接熱湯をかけます。あんな風に木を燃やさなくても、これが一番スマートだったのでは?と今は思っています。
まとめ
結局、この日は木を伐らずに、アリ退治で終了となりました・・・。
山に住むわけですから虫は当然出ます。実は今住んでいる場所もかなりの田舎で、家の中にまで、ムカデやゲジゲジが、侵入してくるような環境なので、向こうに移住したとしても、あまり違和感はないと思うのですが、
虫対策、色々と試行錯誤する事になる予感がします。
コメント
こんばんわー。あけましておめでとうございますー
最近もっぱら木こりですねー怪我しないように頑張ってください!
気を切ってるなーってのはよく伝わりますが全体像も欲しい!是非定点カメラコーナーとか作れませんか!?
hanaさん、明けましておめでとうございます!どうもありがとうございます。
なるほど、土地の全体像が分かった方が推移が伝わりやすいですかね。
今後行った時には、同じアングルからのものを定期的に撮るようにしてみます。