さて今日も前回に引き続き、伐採の話を。
コードネーム「コリャフトイヤー」の伐採から一夜明け、この日は伐採7日目。丁度1週間が経ちました。昨夜がちょうど新月。つまり、そろそろタイムリミットです。
私達は、話し合って、木を伐るのは、明日、大みそかまでと決めました。その後、1~2日で、ある程度、玉切り、整理などを行って土地を離れる事にしました。
※本来、伐り倒した木は、そのまま放置して乾燥させる「葉枯らし」という作業が行われます。これが非常に大事だということですが、私達の場合は、土地の開拓という事もあり、倒した木はある程度、玉切りせざるを得ませんでした。
さて、それでは、伐採7日目の作業報告に行きます。
この日は、新たに土地の西側に生えるカラマツ群(ウェストウォールズ)の中から、コードネーム「野良犬ジョン」を伐採。そして、午後は、私たちの土地の南に位置し、最大のアイドルカラマツ集団KRT48のコードネーム「センター」を伐採しました。
ほっそりと痩せた木、「野良犬ジョン」です。幹の直径は、30センチもなく、これなら比較的、簡単に倒せそうに見えますが。
樹高はしっかり25メートル程あり、人一人くらい簡単にノックアウトする力を秘めております。慎重に、何度も手順を確認しながら、作業を進めなくてはなりません。
更に別角度から見上げる。ロープ掛けは、それほど苦労せず、すんなりといきました。
受け口の角度を微調整中です。
無事に伐採終了。横たわる野良犬ジョンです。つづけて、KRT48の、コードネーム「センター」の伐採のセッティングに入りました。
こちらが、私たちの土地のカラマツ林の様子です。大きく分けて3つのエリアに群生しています。
この記事の内容
「切り株の年輪を見れば方角が分かる」は本当か?
さて、木を倒した後の切り株を見ていてふと思いました。「年輪の広がった方が南だったっけ・・・。」確か昔、そんな風に学校の理科の授業で習った気がします。
年輪の幅が広い方(広がった方)が南という常識は間違い
ここで、冒頭の写真です。
これは、土地の東側に生える「ベビーフェイス」の切り株(切り口)です。写真で見て右側に年輪が広がっています。という事は、こっちが「南」でしょうか?
あれ?思いっきり違ってますね。年輪はほぼ西の方向に向かって広がっています。
なので、もしも道に迷ったからまつファミリーがこの切り株を見つけたとします。
私「おお。こんな所に切り株がある。見て見ろ!年輪が広がっている方向が南だ(キリッ)」
妻どんぐり&息子ガジュマル「へえ~。そうなんだ。」
私「よし。このまま南へ進めば、森を抜けられるはずだ。行こう!」
・・・3時間後・・・
ガジュマル「パパ。太陽が南に沈んでいくよ・・・。」
私「ぬぬぬ。こ、これでいいのだ~!(バカボンのぱぱのモノマネ風)」
どんぐり「よくねえよ!」
西から昇ったおひさまが、東へ沈~む(あっ、たいへーん!)
これで、いいのだ~、これでいいのだ~、ぼんぼんバカボンバカボンボン♪
天才バカボンの主題歌より
切り株をコンパス代わりにするのは、サイコロ振って進む道を決めるのと同じレベルと考えましょう。
こちらは、我が土地の別の切り株、コードネーム「サニー」のものです。
この木は、割と均等に年輪が入っていて、ちょっと判断が難しいですが、東側が広がって見えます。少なくとも、南に向かって間隔がひらいている様子はありません。
これは、コードネーム「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」の切り株の様子です。
なんといいますか、年輪の広がっている方向は、まったく方角を表しておらず、単に木が偏芯している方向の様です。
ですので、切り株の年輪から方角を推測するのは不可能というのが結論です。
という事で、スマートフォンのコンパス(方角を知るための)アプリや、単純に太陽の位置と時刻の関連性から、方向を推測した方が、よほど正確だという結論に達しました。
以上、ふと気になった「切り株と方角」についての話でした。
さて、この日2本目、「センター」伐採のセッティングが完了する頃には、例によって夕刻になってしまいました。