何としても人力で動かして、整理しなくてはなりません。本日は、
コロとてこ棒を使って、重たい丸太を移動させられるか試して
みた時の話です。
こんばんは、からまつです。
明日は、金曜日、もう週末です。
1週間が過ぎていくのが早く感じます。
1月の金曜ロードショーは3週連続ジブリ祭りという事で、
毎週金曜の夜9時が楽しみでした。本ブログもネタに困る事もなく、
更新も捗りました(本来ネタを挟む必要性のないブログな気もしますが)
今後も本ブログは、「開拓・伐採・セルフビルド&田舎暮らし」に関わる、
重箱のすみをつつくような些細な事を取り上げて、全国のごく一部のみなさまに、
少しだけ役に立つ、硬派なブログを目指して日々淡々と、更新していきたいと
思います。
では、今日のお題です。
年末の伐採を無事に終えて年が明けました。
最終日に切り倒した木を少しだけ整理・片付けをしました。
この記事の内容
コロとテコ棒を使って、重たい丸太を移動させる
丸太は重く、人力で動かすのが難しい
よく、伐採は、木を倒してからの方が大変だなどと言われます。
確かに、倒した後の片付けの方が、時間がかかります。
まずは、細かい枝部分をチェーンソーや手ノコギリで落として、整理します。
切り落とした細枝などは、数か所のまとめて積んであります。
いずれ、薪ストーブやロケットストーブの焚き付けに使う予定の大事な燃料資源です。
幹の部分も適当な長さで玉切りしていきました。
こちらは、コードネーム「センター」の丸太です。
一番根元付近は、直径が40センチほどあり、非常に重たく、
私と妻どんぐりの二人掛かりでも普通には持ちあがりません。
もっと細かく切れば運びやすいのですが、建材で使いたいため、
長さを3~4メートルでカットしています。
松ヤニは袖口がカピカピになるので注意
切り口からは、「松ヤニ」が出ています。独特の香りで私は好きですが、
手に付くとベタベタします。
袖口で鼻水を拭いた時に出来る白い跡とそっくりになります。
そのままの格好でコンビニなどへ行くと、お金を支払う時に
ちょっぴり恥ずかしい思いをしますので、注意しましょう。
するためにナポレオンが考案したという説があります。
ナポレオン軍がロシア遠征した際、極寒の地への進軍のため、
鼻水をジャケットの袖で拭く兵士たちが続出。袖口カピカピ軍が誕生したそうです。
みっともないから辞めるようにと何度注意しても、まったく効果がなかったため、
袖口に大きなボタンをわざと配し、兵士が鼻水を拭けないようにしたそうです。(スーツの袖のボタンの起源には、別の説もあるそうです。)
これから、松林を開拓する予定のあるみなさんは、特に注意しておいて下さい。
丸太の下にコロを挟んで移動できるようにする。
丸太は、幸いなことに丸いため、図の横方向へなら、押してやれば
なんとか動きます(障害物がなく、平坦な地面の場合)。
しかし、予定する保管場所まで、移動させる際には、たいてい図の下方向へも
動かさなくてはなりません。その場合には「コロ」を使います。
なお、最初にこんな感じの木の棒をいくつか作っておきます。
チェーンソーで斜めにカットしてやればオーケーです。
「コロ」を木の下に入れる際に使います。これをグリッと木の下に
差し込んで、てこ棒を使ってこの木の上の丸太を転がして上げてしまいます。
そして、出来た隙間にコロを差し込みます。片側に上手くコロが入ったら、
反対側も同じことを行い、コロを隙間に入れてやります。
この丸太の場合、まず「コロ」を使って、1の方向へ引っ張りだしてやりました。
写真は、1の方向へ動かし終わった状態です。
後は、2の方向へ丸太を転がせばよいのですが、地面が微妙に登り勾配に
なっている上に、ごく小さな木の切り株(直径5センチ程度)や地面の細かな凹凸で
丸太を転がす事が出来ませんでした。
そこで、思案の末、レールを作る事を思いつきました。
レールを敷く。
伐採したカラマツの先端側(直径10センチ程度)の部分など、
レールに使えそうなものを適当に選び、こんな具合に設置してみました。
このアングルからの方が分かりやすいですね。奥に見えるのが、
移動させたい丸太です。写真の一番手前の地点がゴールです。
写真の丸で囲った部分の様に、スロープ状に加工しておく事で、上手く
レールの上に乗せる事ができました。
てこ棒を使ってレール上を移動させる
レールの上をテコ棒を使って移動させて行きます。
写真右のテコ棒のような感じで、ぐっと木の下に入れてやり、それを上に起こして
やると、丸太が動きます。
てこに使う棒は、今までに伐採した木の中から、ちょうどよい太さの木を
選んで使いました。
二人いれば、左右で息を合わせて、てこ棒を引き上げてやるとスムーズです。
1人の場合は、真ん中にテコ棒を入れて引き上げるか、左右交互にテコを入れて
動かす様にして、レールの上をなるべくまっすぐ進むよう、コントロールします。
レールのつなぎ目は一工夫
順調に進んで来ました。ゴールまであともう少しです。
レールのつなぎの部分はこのような形で乗り越えられました。
右側はレールの直径がほぼ同じだったので、スロープを作らなくても
大丈夫でした。左側は、乗換え先のレールの方が高くなってしまい、
そのままだと上げられないので、スロープ状に処理してあります。
無事に目的地まで移動させる事が出来ました。
この付近に丸太を集めて保管しておく予定です。
直径20~30センチ未満の比較的細い丸太は、がんばってもう少し奥まで
運ぶことにしました。とは言え非常に重く、うっかり指をはさんでしまい、
新年早々、半泣き状態となりました。
ひたすら運んだものの、
まだ、こんなに残っております。とても1日では運びきれなかったので、
木の下にコロを入れて、地面から浮かせておきました。
このまましばらく乾燥させる事にします。
つづく