こんばんは!からまつです。
このところ、親戚の法要があったり、腰痛ではなく、何故か首痛?になったりと相変わらずどたばたとしておりました。
それまでの伐採の報告を全部すっとばしてしまったので、
今日からは、今回の滞在での伐採の様子をお届けしようと思います。
この記事の内容
伐採初日~いきなりのボスキャラ挑戦
コードネーム「ウェルカム・トゥー・ザ・ジャングル」
今回の伐採では、これまでに切ったものよりも明らかに大きな木に挑む必要がありました。自分にとって未経験のレベルなので、独力で本当に倒せるかどうか自信がありませんでした。
ただ、いつかはこれを切らないと、タイニーハウスの建設が進まないため、避けては通れない道です。
なので1週間の日程(当初は1週間程いるつもりでした)で、この1本だけは、絶対に伐倒すると心に決めて現地へ向かいました。
写真中央、やや斜めに生えている木がそれです。コードネームは「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」。ちなみにこれは、今年の初夏に撮った写真です。
敷地の入り口付近にあり、東方向へ斜めに偏芯しています。こやつの下を通らねば土地の奥へは入っていけません。
もちろん、両脇を進めばいいだけなので、切らずに残そうとも思ったのですが、これから10年、20年経過した場合、偏芯の具合や、木の健康状態を考えると、
倒木の危険が大きくなりそうな気がしました。この木に限らず、うちの土地の広葉樹は、鹿に幹をかじられたものが結構あり、状態が心配なものが何本かあります。
そして何より、これ以上でかくなってしまったら、私のスキルじゃ手も足も出せなくなってしまいそうです。まあ、今時点でも手が出せるのかという疑問もありますが・・・。
樹高は20メートル以上、胸高直径は30センチ程度。私にとっては大木です。
こうして引いて見れば、細い木なのですが、根元から見上げると
でかい。高い。倒せる気がしない・・・。
伐採作業スタート
とは言え、びびってばかりいても仕方がないので、作業開始です。
まずはこいつにロープをかけます。
伐採方向は、ひとつ前の写真で見て奥の方、南側に倒します。厄介なのはこの木が東側に傾斜している(写真左側)こと。
なんにも考えずに切れば、当然こっちに倒れるはずですが、そうなると、東のカラマツに当たり、100パーセント掛かり木になってしまいます。
南側は、今までの伐採により、十分にスペースがあるので、なんとかそっちに倒したい所です。
ロープを掛けたいが・・・
その様な訳で、ロープを掛けて、ハンドウインチで南側にひっぱりながら倒す作戦で行こうと思います。
さて、前回、トールベビーの伐採時にも散々苦戦したロープ掛けですが、今回私はある秘策を用意しておりました。
https://tinyhouse-story.com/tallbaby02
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルは、木の低い位置にほとんど枝がないのです。なので前回の「高枝切りばさみ戦法」では、枝までロープが届かないのです。
秘策「カーボーイ作戦改」発動
そこで私は、事前に対策を考えておきました。
前回の「カーボーイ作戦」は、木の下でロープを振り回す、危険なオヤジが一人生産されただけでしたが、今回は違います。
前回の敗因を研究するに、「ロープは投げるには重すぎた・・・。」という結論に達しました。そこで今回は、
糸を水糸(水平を出す際に使う糸)、重りはドリルスタンドのストッパーでトライしてみました。
何度か明後日の方向に放り投げましたが、5投目で見事にヒット。
重りをスルスルと下へ降ろします。ここまでは順調でした。しかし、
・・・この後、どうすればよいのだろう?
ロープの先が枝にひっかかりまたも作戦失敗!
しまった。この後どうすればいいかをまったく考えてこなかった。
取り敢えず、重りを外して、水糸の先にロープを適当に結び、
反対側の水糸をひっぱりロープを引き上げます。
ロープは、枝までは順調に上がるのですが、どうしても枝に引っかかってしまい、枝を越えられません。
「フン!」と糸を引っ張ると、細い枝はぐにっとしなり、水糸とロープはあっけなく落下してしまいました・・・。
何度か試みるも、いずれも失敗。
多分、ロープの上手い結び方とか、コツが色々あるんでしょう。もうちょっとちゃんと調べてこれば良かったです。
初のジモティー接近遭遇!この方は救世主?それとも・・・。
辺りを見回すとそろそろ夕暮れの気配です。
「とほほ。初日は、木にロープすら掛けられず終了か・・・。」と、
半ばあきらめモードの中、枝に引っかかったロープを引っ張っていた時、
私たちの土地の入り口に1台の軽トラが止まりました。
「何やってんの?」
軽トラの窓から、身を乗り出すようにして、歳は私より一回り上でしょうか、
あごひげを蓄え、カウボーイハットをかぶったワイルドマンが話しかけてきました。
私「この木を切るためにロープを掛けようとしているんですが・・・。苦戦中です。」
すると、ワイルドマンは軽トラから降りて、私たちの方に歩み寄りながら、ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルを見上げて言いました。
こちらの記事に続きます。