こんばんは。からまつです。一か月半ぶりに現地へ行き、タイニーハウスの建設用地の確保のために開拓をして来ました。
2泊3日の週末開拓団
1か月半の放置の結果、予想通りの荒れ具合となっていた
前回、土地を訪れたのは5月の連休時。あれからどのようになっているのか・・・。
心配しながら現地へ向かいます。
参考までに5月の土地の様子はこちらです。
爽やかな新緑の季節でした。かなりスペースも確保し、後一押しという所で
タイムアップとなってしまい、東京(の外れ)に戻ってきました。
さて、2016年6月17日の様子はどうでしょうか?
はい。一雨ごとに草も伸びてきている模様です。
ただ、想定していたよりは若干ましかなという第一印象でした。
梅雨で雨も良く降るようなので、来週になっていたら更に草も伸びていたでしょう。
土地の奥の方も見回ります。
巨大なシダ?ソテツ?が繁茂しており密林と化していました。
若干ましだったのは、どうやら入口部分だけのようですね。
更に前回抜根に失敗したこの小さな切株は、
今年の3月末の第一回開拓時の写真です。
この時に木を倒したのですが、切株はちょっと掘っただけではびくともせずに
放置しておりました。
先週金曜日の様子です。
なんと切株の元部分から、見事に新芽更新です。
これには驚きました。すごい生命力です。
ただ、ここは入り口の駐車スペースからの動線上にあり、建築資材の搬入のためには、
どうしても取ってしまわなくてはなりません。申し訳ない気持ちになりましたが、
新芽は刈っておきました。いずれ、抜根する予定です。
駐車スペースを確保し、伐採に挑む
前回までは手動での開拓でしたが、今回は東京から草刈り機を持ってきました。
さっそく、刈払機で入り口の草を刈り、取り敢えず駐車スペースを復活させます。
これだけでもちょっとさっぱりしました。手前の部分に車を止め直して
伐採を開始します。
この日のターゲットはこちらです。
直径は胸の高さでおよそ30センチ程あり、高さは8メートル程度で折れてしまっています。
元は20メートルくらいあった様子です。現在は写真の状態で立ち枯れてしまっています。
幹にはきつつきがいくつも巣を作っていたみたいで、ところどころ穴があいています。
そこそこ太いものの、高さはないため倒し易そうに見えますが油断は禁物です。
枯れ木は、伐採中に突然裂けたり、つるが効かずに予測不能な方向に倒れる事があるため、
慎重に伐採する事にします。
木の周りをぐるぐると歩き回りながら、伐採の計画を練ります。この木はよく見ると「くの字」に曲がっていて、
大体1メートル付近に「くの字」の頂点があります。
なので、その付近で切れば、「くの字」の上の部分は自然な傾斜方向に倒れる可能性が高くなります。
その様な訳で、通常より少し高めの位置に受け口を作って伐採することにしました。受け口を自然な傾斜方向にあわせて入れます。
皮が簡単にはげたので、受け口を作る部分をはがしてきれいにします。
その上には突然の木の裂け、割れから身を守るためにスリングロープを巻いておきました。
ぎこぎこと手ノコ(シルキースゴイ)で受け口をつくりました。けっこうしんどかったです。
この1本の伐採で、翌日の筋肉痛は保証されたと言ってもいいでしょう。
続いて受け口の反対側から、追い口を入れていきます。
ツルを残して丁度いいところまで切り込みを入れるのですが
この塩梅(あんばい)がなかなか難しく、びびり過ぎると木を押してもまったく動かないし、
やり過ぎてツルが効かなければ大変な事(ねじれながら予測不能な方向に倒れるなど)になってしまいます。
少しずつ慎重に作業を進めました。
立ち枯れているというのも少しやっかいで、中が腐って空洞になっていればツルが効かない可能性もあります。手ノコに伝わる感触で中がつまっているか確認しながら切り進めます。
大汗をかきながら、必死にぎこぎこやらないと切り進めないので、中はしっかりしていそうです。
自分で思い描いているラインまで切ったら「クサビ(写真の黄色いやつです)」を打ち込みます。これは、上手く入った様子です。
実はこの前に一度打ち込んだのですが、
その時は追い口が浅すぎて効果なし・・・。もう一度、切り込みを入れ直してから
再チャレンジしました。
上手くクサビが効いて、狙った方向に傾き始めました。
クサビを打ちながら耳を澄ませていると、木の音が聞こえます。
「あっ。きそうだな。」と分かります。
妻どんぐりに写真を頼んだら、上手いこと倒れる瞬間を撮ってくれました。
クサビが落ちて、木が受け口の方向に倒れました。
よかった。無事伐採成功です。
枯れた木だったので、倒れるスピードはすごく早かったです。
乾燥と腐食が進んだためか、上の部分はずいぶんもろくなっていた様で、地面にぶつかると同時にこなごなに砕け散っていました。
きつつきが作った巣穴にはきのこが生えていました。
そして、この日はこの木を倒した所までで、タイムアップとなりました。
翌日も引き続き伐採を進める予定です。
つづきはこちらの記事でどうぞ。
https://tinyhouse-story.com/tochikaitaku-0618