こんばんは!からまつです。昨日の電動(手動)角ノミに続いて、今日は丸ノコが届いたので、さっそく確認の作業をしてみました。
昨日のお話はこちらです。
すごい勢いで財布が薄くなっていっている気がしますが、これもスモールハウスをセルフビルドするための先行投資です。ぐっとこらえて先へ進んで行こうと思います。
私が購入したのはこちら、
マキタの「電子造作用精密丸ノコ 5711C」です。
マキタ 電子造作用精密マルノコ アルミベース 165mm 5711C 新品価格 |
こんな箱で届きました。ちなみにここは、昨日、電動角ノミで木くずスプラッター状態と化した、私の自宅兼事務所です。
今日も雨が降ったり止んだりをくり返す天気で、なかなかすっきりしません。
実際の作業レポートは日を改めてお伝えしようかと思いますが、せっかくなので、
丸ノコの基本的な使い方を記事にしてみます。
この記事の内容
丸ノコの使い方
こちらが届いたもの一式です。説明書にチップソー(刃)の着脱に使うレンチ(工具)
それから、平行定規と丸ノコ本体です。チップソーは既に装着された状態です。
切り込みの傾斜角度の調節をする
こちら、丸ノコを前方(進行方向)から見た図です。
まずは、このツマミが「0」の所でしっかりしまっているか確認します。
これは、「切り込みの傾斜角度を調節するネジ」です。
「0」だと刃が平面に対して垂直に出ます。
この「傾斜角度の調節ネジ」は前後についていて、通常使用で面に対して垂直にカットする場合には、「0」の位置にネジが来ている事を確認し、前後のネジに、ゆるみがないかをチェックします。
傾斜角度をつけて切断する場合
この場合には「傾斜角度の調節ネジ」を前後共にゆるめ、
切りたい角度にあわせてから、前後のネジをしめます。
最大傾斜は45度です。
試しに、45度にセッティングしてみます。
まずは、前のネジを弛めます。
次に、後ろのネジのも同様にゆるめます。
こちらが後ろにある「傾斜角度調節ネジ」です。
必ず両方を同時にゆるめ、両方を同時に閉めましょう。
そして、本体を写真のようにぐいっと持ち上げ、45度にネジを合わせて締めます。これは、前のネジです。後ろも締めます。
するとしっかり、丸ノコの刃に角度(45度)が付きました。
これで、45度に角度をつけて材をカットする事が出来ます。
切り込みの深さを調節する
さて、今回は普通に使用するので、傾斜角度調節ネジはまた「0」の位置に戻して締めなおしました。
次は切り込みの深さを調節します。
切り込み深さ調節レバーをゆるめる(上げる)
丸ノコ本体の後方にあるレバーが「切り込み深さ調節用レバー」です。
これを矢印の方向(上)に持ち上げるとゆるみます。
(逆に、下へぐっと押し下げる事で締まります)
まずは、一旦弛めます。
写真中央やや左のレバーが上に上がっている(ゆるんでいる)のが、写真からお分かり頂けると思います。
この状態で本体の取っ手を持ち、ぐっと上に引き上げます。
そして、写真中央の四角いマークの部分「デプスガイド」で出したい刃の長さに
あわせます。
試しに切り込みの深さを「15ミリ」に調節してみます。
デプスガイドの15にメモリを合わせて、
レバーをぐっと下へさげて固定(締める)します。
これで、実際に切れる深さを15ミリに設定する事ができました。
続いて、切り込み深さを45ミリに設定してみましょう。
切り込み深さ調節用レバーを再び緩め、デプスガイドで「45」ミリの
ところにセットし、レバーをしめます。
すると、実際に切れる深さを45ミリに設定する事ができました。
刃の安全カバー(黒いものです)が付いているので、少しわかりづらいですが、
上の15ミリに調整した写真と比べて見て頂けると、刃の深さが変わった事が確認できると思います。
付属の平行定規の取り付け
平行定規の取り付けは、本体の右側、左側、どちらからでも出来ます。今回は試しに写真の様にセットしてみました。
平行定規を写真の矢印の差し込み口から入れて、丸印の「定規取付用レバー」を締めて、しっかりと固定します。左側のレバーは刃に隠れてしまって見えませんが後ろにあるので、必ず2か所しめます。
取り合えず私は最初、この定規は使用しないので外しておきます。その際、「定規取付用レバー」をカチッと音がする位置まで戻しておきます。
さて、下準備が整ったので、いよいよ実戦といきたい所なのですが、天気がなかなか回復せず、今日は諦めることにしました。
また来週、馬(作業台)の製作時に使用した様子を報告できると思います。
素朴な疑問が解決
この丸のこ、以前薪棚作りを手伝った際に使わせてもらった事があるのですが、
その際疑問に思っていた事がありました。それは、
丸ノコって、黒い安全カバーがついていますよね。
これがあると、切断の際に、木にぶつかって、木材が切れないんじゃない?
と、まあ思った訳です。
でも使ってると普通に切れるし、なんでだろ?手品?
と不思議だったのです。今回自分で色々さわってみてタネがわかってすっきりしました。
切断が進むと、黒い矢印の方向から木材が安全カバーを押します。
するとカバーはするっと、上の方に回転して逃げるんですね。
そして切断が終了し、木材の押さえがなくなると、バネの力で、するっと元に戻ってきます。
いや~、よく考えられていますね。
という訳で、疑問も解決できてすっきりした木曜日の午後でした。
実際に使用する際の注意点
電源プラグにコンセントを差し込んだ状態で切り込み深さなどの調整はNG
先にあげた切り込み深さや角度の調整をする際には必ず、電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。
コンセントに差し込んだ状態で、トリガーを引くと即丸ノコの刃が回転を始めますので注意。
切りくずが目に入らないように保護メガネを着用すること
かなり細かい木くずが飛びますので、保護メガネと、できればマスクもした方がよいかもしれません(木くずを吸い込んでしまう事があります)
キックバックに注意する
「ガガガガガ~」と、刃がコントロール不能になりあらぬ方向に持って行かれてしまう事をキックバックと呼びますが、そういう状況に陥りやすい以下の二つの操作は厳禁です。
トリガーを離した後、まだ刃が回転しているのに木材から丸ノコを引き抜く、動かす
トリガーを離した後も、刃はしばらく回転しています。完全に回転が止まるまでは動かさずに待ちましょう。ついつい動かしてしまいがちになりますが、
その際、木材のどこかに刃が当たってしまうと、「ガガガっ」と思わぬ方向に丸ノコを持っていかれてしまい、非常に危険です(体験談)
木材に刃を当てた状態でトリガーを引く
必ず、刃が木材にふれていない状態でトリガーを引き、丸ノコの回転を上げてから、
木材に当てて切断しましょう。ついうっかり木材に当てた状態でトリガーを引くと、
これもまた「ガガガ」と・・・(体験談)
以上、丸ノコ使用上の注意点でした。また追加で危険な目にあった場合には追記いたします。
2016年10月 追記
幸いけがはありませんでしたが、木材の刻み作業中に、丸ノコをキックバックさせてしまい材が欠けてしまいました。記事にしましたので、よろしければご覧下さい。
https://tinyhouse-story.com/sippai-arihozo
このブログをはじめてご覧になった方は、ぜひこちらの記事をどうぞ。現在、ちいさな我が家「タイニーハウス」をセルフビルド中です。
こちらは、ようやく手に入れた土地を開拓している様子です。