木材の防腐・防カビにホウ砂(ホウ酸塩)を使ってみる[木材(仕口・継手)の刻み 第9話]

hozo-dodai

連日、タイニーハウスのセルフビルドのために、木材を刻む毎日です。

前回のお話はこちらです。

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例によって、なかなか予定通りの早さでは作業が進まず、大変ゆっくりとした
歩みではありますが、1本ずつ丁寧に手刻みをしています。

上棟に漕ぎつけるのいつになるのだろうか・・・。
しかし、焦りは禁物。とにかく正確な加工を心がけていきたいと思います。

さて、現在、大量の資材(鉄骨&木材)を庭と駐車スペースに置いている訳ですが、
この管理が意外と大変です。

現在、6脚(3セット)の馬(ソーホース)は全て資材で占有されており、
刻み作業は鉄骨の加工(仮組など)に使ったブロック作業台の上で行っています。

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水平が出ているので、作業はしやすいのですが、刻み終わった材を補完するために
新たにもう一組、出来れば2組程、追加でソーホースが必要だなと思っています。

現存の馬には最大で1トン近い資材が載っていますが、追加のソーホースはそこまでの重量を載せる訳ではないので、ツーバイ材とソーホースブラケットを使用した簡易なもので、
さくっと作ろうかなと考えています。

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後日追記:ソーホースブラケットを使用した「馬」を製作しました。

img_0696

駐車スペースに保管中の木材です。野地板が地べたに置いてありますが、
現在は重量ブロックを二つ重ね置きした上に乗せて、地面から30センチ以上あげました。

それぞれの材の隙間に空気が通る様に端材をかまして、
さらにブルーシートで覆って保管中です。

img_0708

こちらは、作業スペースのある庭の方です。こっちも資材で埋まっています。

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ホウ砂(ホウ酸)を使って防腐・防カビ対策をする

この様に、ブルーシートで覆っていると空気の通りが悪く、雨は防げますが、
湿気は逆にこもってしまいそうです。

そのため、晴れた日は必ずシートを取っ払って換気をしています。
地味に面倒で手間がかかりますが、仕方がありません。

まだこのまましばらく保管しておかなくてはならないので、万全を期すため、
防腐・防カビ対策を施すことにしました。

ただ、防腐剤を買って塗るとしても市販のものは高すぎます(私的には)。

そして、私はアレルギー体質で、この手の塗料や接着剤などが非常に苦手で、
あっという間に頭痛が発生してしまうのです。本当に残念な体質です。
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天然素材のものとして、柿渋も考えましたが、当然ながら買えば高い・・・。
自作したいところですが、柿を手に入れられるツテもありません。

その他、色々と調べたところ、「ホウ酸」を使った方法が我が家にはベストだと
思い至りました。

ホウ酸の最大のデメリットは、水溶性の為、水に濡れる場所では使えないという所です。

なので、雨ざらしになる部分については別途対策を考える必要がありますが、
とりあえず、ブルーシートの下で保管している間の防腐・防カビ対策には
十分に使えそうです。

ホウ酸と書きましたが、正しくは、「ホウ素」が効果的に働いてくれます。

ホウ酸団子でゴキブリ退治をした事がある方もいらっしゃると思います。
ホウ素は、腎臓を持たない、昆虫(ダニなども含む)やカビ菌などの微生物に対して
有毒で、非常に効果が高いのです。

人間は、腎臓の働きで、ホウ素を体外に排出出来るので、無害なのです。
そのため、ホウ酸は防虫剤や目薬などの殺菌剤として昔から利用されてきました。

※大量に取ることは有害です。また、体毛を舐める習性のあるペットなどを飼う場合には
使用を控えた方がよいという意見もありました。

ホウ酸塩で防腐塗料を作ってみよう!

ホウ酸系の防腐剤も出来合い(市販)のものを買ったら結構いい値段がします。

こちらは、450グラムです。

>エコボロン スプレータイプ(室内用)


こちらは、500mlですね。
(楽天のお店で見つけました。)
信頼性は高いでしょうが、如何せん高いです。

今回の私の使用目的は、保管しておく間の保護(防腐)なので、
ホウ酸塩を自分で仕入れて、塗料を自分で作ってみようと思います。

その結果次第で、実際に使用する際に、市販のものにするか、
自作品で行くかを決めようという算段です。

amazonでホウ砂を購入

まずは、amazonでホウ砂を仕入れました。多分ドラッグストアに行けば
普通に購入できると思います。

このホウ砂は組成がNa2B4O7・10H2Oのホウ酸塩です。
こいつで効き目があるかどうかをまずは試してみようと思います。

作り方は簡単・水に溶かすだけ

まずは、10パーセント水溶液を作ってみます。例によってここからの作業は、
妻どんぐりにお願いしました。私は、庭で木材の刻み作業を進めます。

img_0790

「the 理科の実験」という感じのシンプルな外箱ですね。好きです、こういう感じ。

img_0793

さっそく中身を取り出して、計量します。

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50グラム×2=100グラムを測りとり、
水を900グラム(ml)加えて10パーセント水溶液を作ります。

img_0804

こうして1リットルの水溶液ができあがり・・・のはずでしたが。

思った以上に水に溶けない

加えた水は、若干温めて(50~60℃くらい)いたのですが、

かなり溶け残ってしまいました。

img_0806

底の白い部分が溶け残りです。
仕方がないので、100mlずつ水を足していきました。

最終的には7パーセント程度の水溶液になりました。

ホウ酸塩は、3パーセント水溶液で白アリに効果があり、防カビには1パーセント水溶液で
効果があるということなので、これでも十分だと思いますが、
結構水に溶けにくいという事が分かりました。

img_0809

これが出来上がったホウ酸塩(ホウ砂)水溶液です。
これをさっそく、保管中の木材の主に小口に塗布しました。

塗り心地は、水です。
つまり、水を刷毛で塗っている感じですね・・・。

さあ、効果を上げてくれるでしょうか。
効き目があるかどうか、また改めてこのブログで報告していきます。

不燃性:ホウ酸のもう一つの効果にも期待。

また、このホウ酸塩水溶液は、不燃性が高いという効能も併せ持っています。

ホウ砂をガラスに混ぜて耐熱ガラスを作ったりもする様です。
なので、ホウ酸塩水溶液を塗布することにより、防火効果も期待できそうです。

ただ今、木材の刻みの過程で、大量の木の切りくずが発生しており、
これをコツコツと採取しています。

すでに、結構な量が取れました。

これらをホウ酸塩水溶液に漬けて、乾燥させ、防腐・防火仕様にして、
断熱材として使用する予定です。

5か月後:現在の状況(追記)

さて、この記事を書いてから5か月が経ちました。
現在の所、資材は特に痛み(腐食・虫食い)もなく、
状態は良好です。

10月の終わりに塗布して、現在は、3月の下旬。
これから、梅雨、そして、気温の上がる夏場にどうなって
いくのか、引き続き経過を観察していきます。

何か変化があれば(あってほしくないですが)随時、このブログで
その後の結果を報告して行きます。

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こちらの話へつづきます。

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