研いだ直後の切れ味の良さは、本当に気持ちがいいです。
ユーチューブや、ネットの解説を見ながら、ノミの研ぎ方を実践してみたので、
その様子を報告したいと思います。
こんばんは。からまつです。
木材の刻み作業を開始する前に、いつも必ずやる事があります。
それは「ノミ研ぎ」です。研いだ直後の切れ味の鋭さは、
なんとも気分が良く、作業前の日課になっています。
なんというか、ピシッと身が引き締まる感じがして、
作業前の「儀式」の様な感じで行っています。
そしてこの「ノミ研ぎ」、非常に奥が深く難しいです。
「ノミの研ぎ方」を勉強&実践した、汗と涙の物語です。【かなり大げさに書いてます】
そうそう、前回はこちらでした。
ノミの研ぎ方を勉強&実践してみた
ノミ(鑿)とは?
鑿(のみ)は、木材、石材、金属などに穴を穿ったり、彫刻したりするのに用いる工具。 Wikipediaより
私の場合は、木材の刻み加工に使用します。
「カンナ」と並んで、もっともメジャーな大工道具の一つです。
誰でも一度は、名前を聞いた事がある
工具ではないでしょうか。
ここで扱う「ノミ」は、昔ながらの手動のノミです。
とんかちで「コンコン」やりながら使う方の「ノミ」です。
ノミの研ぎ方
さて、ノミの研ぎ方です。インターネットで色々な大工さんの
やり方などを勉強しながら、実践してみました。
砥石を水にひたす
まず、下準備として、「砥石」を水に浸しておきます。
5~10分程度ひたしておきます。
輪ゴムを使ってブレを防ぐ
充分に水にひたしたら、ノミ研ぎ開始です。
ノミを研ぐ際に、刃を砥石に当てる角度を
一定に保つ事が大事なのですが、私のような初心者には、
それが非常に難しいです。
そこで、「ブレ防止対策」として輪ゴムを使います。
輪ゴムを写真のように柄に巻きつけます。
続いてその輪ゴムを右手の小指と薬指にひっかけます。
この様な形に構えて研いでいきます。
刃の当たる角度を一定に保って研ぐ
刃の当たる角度を保ったまま、刃の面をしっかりと砥石に密着させて、
前後に動かして、研いでいきます。
出来るだけ、砥石をまんべんなく使う様にして、
黒っぽい削り屑(研ぎくず)が出たら、水で流します。
こんな感じの黒いカスが出ます。
本来は、中研ぎ用の砥石と、仕上げ砥石の2種類を使い分けて仕上げるのですが、
私は家にあった、この包丁研ぎ用の砥石しか持っておらず、
これで研いで終わりです。
研ぎクズは非常に細かく、研ぎ終るとこのようにツメの間に入って
見た目がよろしくありません。
方々は、お出かけ前にノミを研ぐのは止めた方がいいかもしれません。
まとめ
かなり奥が深く、スキルが求められる工程のような気がします。
正直言って、上手に出来ているか自信がありませんが、
研ぎ終った後の切れ味は、明らかに増しているので、
一定の効果はありそうです。
作業前に5分~10分、毎回シャカシャカとやっています。