トレーラーハウス(タイニーハウス)の鉄骨フレームの自作記録です。
前回の記事はこちらです。
その後、降りそうで降らない微妙なコンディションの中、ひたすら鉄骨D.I.Y.を進めています。カメの歩みですが、確実に作業は進み、トレーラー部分の鉄骨フレーム作りもいよいよ終盤戦に差し掛かろうとしております。
この記事の内容
鉄骨D.I.Y.作業【穴あけ】のコツは材の固定(クランプ)とみた
素材をいかに上手く、素早く固定できるかが大事
現在の作業内容はひたすら
角パイプに穴をあける。ほぼこれだけでございます。
非常に単調です。
ボール盤を導入したことにより
穴開けの作業自体は劇的に早く楽になりました。
現在、作業時間の大部分を占めるのは、材を測って、穴開け位置を決め、それを正確に加工できるようにボール盤のテーブル上にしっかりと固定する事です。
ボール盤への固定であれこれ試行錯誤
まず、ボール盤の高さを
合わせて鉄骨を上手く差し込んでやる必要があります。
この写真の場合は、125ミリ(12.5センチ)角パイプを穴開けするために、下に5センチ×10センチの角パイプを1本と、12.5センチ角パイプを1本差し込んで、高さ調整しています。
ボール盤のドリル刃の送り出し寸法(下に下げられる長さ)が5~6センチなので、ドリルの刃から、鉄骨の表面までが3~4センチになる様にセット出来ればやり易いかなという感じです。
この写真では、ジョイント金具(L型の角アングル)を現物合わせで角パイプに固定して、角パイプに下穴を開けています。
50ミリ可動のクランプ(シャコ万と呼ばれるタイプです)二つで、アングルと角パイプを固定して、Fクランプ(写真中央の大きいものです)で、角パイプとボール盤のテーブルを固定しています。
また、ボール盤のテーブルの下には、添え木をあててから、Fクランプをセットします。これでボール盤と角パイプもしっかりと固定します。
色々試しましたが、最終的にはこの形に落ち着きました。
目利きに挑戦!どちらが100均のクランプか当てて下さい!
上の写真の赤いクランプと青いクランプ。どちらも、開き幅50ミリ(5センチ)のB型クランプと呼ばれるシャコ万力です。
私が、アングルと角パイプを固定する際に重宝しているものです。
片方の色は100均で買った108円のクランプです。そして、片方はホームセンターで、300円弱したものです。
さて、あなたはどちらが
100円のクランプか分かりますか?
拡大すると、
よ~く細部を観察してみると、
両者に違いがある事が分かりますよ。
正解はこちらです!
では、正解を発表します!
答えは、
すぐにお分かり頂けたでしょうか?
赤い方のクランプは開き幅は青いものと同じなのですが、芯棒の太さが細く、また、奥行き(懐の深さ)も微妙に浅くて、全体的に薄いのです。両方を持ち比べてみると明らかに軽いです。
う~む。涙ぐましいまでのコストカットの末、100円なのですね。
正直言って、ひとつ二つ買うのなら、ホームセンターの方をおすすめ致しますが、私のように大量にクランプが必要な場合は、100均のものでも普通に使えました。
最初は、見るからに頼りなさそうな外観から、使うのを敬遠していて、買って来たことを後悔していたのですが、効率アップのために止む無く使用してみたところ、細いながらもしっかりと締まり、ちゃんと固定が出来ました。
結局、4コーナーのジョイント金具と角パイプを同時に固定するのに8個以上のシャコ万が必要になり、徐々に買い足した次第です。
写真のグレーのものは、amazonで買いました。
こちらは、青いタイプと
同じ感じで、しっかりとしています。
ただ、問題は、「合わせ買い対象商品」というやつで、2000円以上同時に買い物をしないと、送料が無料にならないのですね。
なので、ドリルスタンドを
購入したついでにいくつか注文しました。
番外編
こちらの洗濯ばさみ型クランプ(と私が心の中で思っている)。
まとめ~クランプは地味だけど、なくてはならない道具でした。
数がある程、効率も上がる為、地味に出費がかさむのが悩みの種ですが、ケチらずに購入した方が、格段に作業スピードと精度が上がります。
鉄骨フレーム作りが終わると、次は木材を相手にした作業になりますが、きっとその過程でも、これらのクランプが活躍してくれると思います。
次回のタイニーハウスの鉄骨フレームづくりの話では、このクランプの使用方法について、もう少し詳しくお伝えしていきます。
↑ こちらの記事です。