こんばんはからまつです。
昨日は伐採の後の木の整理・片付けについてお伝えしました。
実は今回土地へ出向いた際に、木の片付けの他に、もう一つ大事な用事がありました。
この記事の内容
境界杭の復旧・復元
ここ掘れわんわん!失われた境界杭を求めて
それは境界杭の復旧・復元です。
この土地を購入する際に、敷地の境界杭を、不動産屋さんと一緒に確認して回ったのですが、
その際に、数箇所、土地の境界杭が見当たらない・見つからない所がありました。
売主さんによりますと、「しっかりとした測量図があるので、何らかの理由で境界杭が欠損してしまっているとしても、元通りに復元できます。
見つからない部分に関しては必ず元通りに、境界杭を復旧させますのでご安心下さい。」
ということでした。
契約書にも、「売主様の責任において境界杭は復旧・復元させる 。」という一文を入れて頂いておりましたので、すっかり安心していました。
で、境界杭の事に関しては、私はほとんど忘れてしまっていたのですが、土地を今年の初めに取得して、かなりの月日が流れた師走に、 売主さんが依頼した、土地家屋調査士の方とアポイントが取れ、境界杭の復旧が行われることになりました。
約束の時間に土地へ行くと、すでに境界杭が復旧されていた
ごっついジープからバンカラ風味のおやじが登場
私たちが、約束の時間に土地へ到着すると、すでにごっついジープが、土地の入り口にどどんと止まっておりました。
私たちも車を止めて外に出ると、ジープから、裸足にサンダルと言う、12月には似つかわしくないバンカラなスタイルのおやじが、颯爽と登場してきました。
先日のワイルドマン先生は、まんま西部劇に出てくるカーボーイスタイルだったし、このおやじは、冬なのに裸足にサンダルのバンカラ風味。
この辺りの人は、基本キャラ濃い目なのかな・・・?
まあ、素晴らしい事ですね。
挨拶もそこそこに、おやじは、「境界杭なんですけど、全部見つかりましたよ。」と言って、私たちを案内して回ってくれました。
境界杭は埋まっていただけ、掘ったら全部出てきた。
どうも事前にこのおやじ(土地家屋調査士)が、見つからなかった境界杭を探して下さっていたようで、掘り出した境界杭の場所に、わかりやすく赤ペイントで印をつけてくれていました。
「ちゃんと元の測量図通りの場所に杭が埋まっていたので、このままで問題ないと思います。」ということでした。
型破りな風貌だけど、めっちゃ仕事出来る人や・・・。
ナチュラルセットバック?得したととるか?損したととるか?
そしておやじは、「これを得したととるか?損したととるか?」はからまつさん次第なんですが、
「この道の部分まで、からまつさんの土地ですね。」とおっしゃる。
実は私の前の土地は、市道ではあるものの、幅が非常にせまく、公図では2m となっていました。
しかし実際には、どう見ても、2m 以上あり広々としています。
どうやらその分は、すべて私たちの土地だったということが判明しました。
土地に家を建てる際に、幅員が4m 以内の道路に接道している場合、道路の中心から2m 以上距離をとって、その部分には塀などを築いてはいけない。
というルールがあり、その部分にある、塀などの造作物は家を建てるときに撤去しなくてはならず、それをセットバックと言います。
私たちはまだ家を建ててはいませんが、すでにナチュラルセットバックが完了している状態でした。部分的には、かなりセットバックしすぎている所もありました。
私たちの土地自体は、かなり広く、メインで使おうと思っている部分だけで500坪以上あるため、これくらいならば全く影響もないし、問題ないと言えばないです。
ただやはりそうは言っても私たちの土地。少しづつ奪還してやろうかななどと、セコイ考えが頭をよぎります。
写真に挙げた部分だと「まあ、これくらいは・・・」という程度ですが、場所によっては、「ちょっと取り返しておいた方がよいかも。」という所もありますね。
土地家屋調査士さんによると、その部分は、当然ながら私たちの土地なので、元の公図通りの形の道路に直してしまって、塀を建てようが何をしようが、私たちの自由ということでした。
「ただ、この道は、他の地元の方も通るでしょうから、いきなりそこまでやっちゃうと、ちょっと角が立つかもしれませんね。」
とも言ってましたね。
「 土地奪還作戦始動」
そのような理由で、境界杭の復元は無事に終わりました。というより境界杭は、復元する必要もなく、正確に測量図通りの位置に全て存在しておりました。
なので、境界杭の確認が無事に終了という感じですね。一件落着です。
しかし、同時に新たなミッションが発生してしまいました。そうです。それは「土地奪還作戦」です。
この作戦、5年から10年計画で、じわじわと進めてやろうと思います。
戦略はすでに決まっています。まず、今、現状の、見た目の道路との境界に「木」を植えます。
それが3年5年と、時が経つうちに、枝が横へ横へとはっていきます。
枝が、本来の土地の境界付近まで到達した頃合いを見計らい、その部分へ岩などを置いて、さりげなく領土を主張します。 焦ってはなりません。地元の人も気づかないほどゆっくりと、しかし確実に領土を拡大していきます。
これは長い戦いになりそうです。
ふっふっふっ。 楽しみが一つ増えました。
つづく
私たちの、「タイニーハウスの土地探し」の話はこちらからどうぞ(全30話)
https://tinyhouse-story.com/tochinosagashikata-net
コメント
樹は思った以上に伸びるのが速く、枝も大きく広げて行きます。
田舎では他人の土地を盗るのは少なく無い=多いと思います。
山の木を伐り出して運搬する際に路が広く無いと不都合だから、山の植林土地の持ち主等は、
路を広く広げたいのです。
こんばんは!確かに樹の成長はすごいですね。垣根として何を植えたらいいかを思案中です。
うちの前の道も、自然に広がってきた感じですね。
何もしないと、際限なく広がってきそうな気もしますので、早めに手を打っておきます。
まあ、住みはじめてしまえば、毎日目も届くので問題ないと思っています。
普通境界杭の確認(境界立会)は隣接する土地の所有者も立ち会うべきなんじゃないでしょうか?
タカヒロさんこんにちは。
もちろんその通りです。
過去に立ち会って同意した図面を元に、境界杭のある場所を探して確認をしてもらいました。
全部無事に見つかったという事です。