伐採終了~ ひとり脳内反省会を実施する

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こんばんは!

二日前に、焼き芋をのどに詰まらせ、危うく意識が遠のいた、私、からまつです。

さて、このところ、11月に行なった伐採の模様を、ひたすらお届けしております。図らずも、ずいぶん長く続くことになってしまいましたが、今日はようやく、 今回の開拓での最終目標、「サニーの伐採」完結編です。

と同時に、来週から私は、再び土地へ開拓に行ってきます。ようやくブログの更新が一区切りしたのに・・・。 また色々と伐採ネタを仕込んで来てしまいそうです。

タイニーハウスのセルフビルド、木材の刻みの話なども、随時お伝えしていきたいと思っているのですが、帰って来たら、またしばらく伐採の話になってしまうかもしれません。

伐採には、適した時期があり、基本的には冬場、木が水を吸い上げていない時期に行います。さらに新月期(満月から、新月へと向かう時期)に伐採した木は、虫などがつきにくく、長持ちすると言われています。

できれば、切った木を建材としても利用したいと思っているため、伐採に関しては、この時期に集中して行うつもりでいます。

次回開拓では、いよいよ私達の土地で、最も高くそびえ立つ、樹高25メートル級のカラマツに挑む予定です。 これまでに蓄えた知識や、受けた教え、そしてわずかばかりですが、得ることのできた経験を総動員して、

安全確実に、作業してきたいと思います。

前置きが長くなりました。それでは今日の話に行きたいと思います。

sunysideoftheland

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サニーの伐採終了~ひとり反省会を開催

(前回のあらすじ)

ミドル・イーストエリアのボス「サニー」の伐採に着手した私でしたが、 受け口の造作に失敗してしまい、まさかのやり直しになってしまいました。

二度目はなんとか、成功させて、いよいよ追い口を入れる段となりました。

こんにちは!からまつです。 さて、連日お伝えしてきたミドル・イーストエリアの伐採も、いよいよ大詰め、 今日はこのエリアのボス、サニーの伐採に挑戦した話を書きたいと思います。 ミドル・イ...

 

追い口も、手のこぎりで入れる

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追い口は、 チェーンソーで入れようかとも思いましたが、やはり手ノコギリで少しずつ慎重に入れる事にしました。

一度目の受け口作りに失敗し、二度目の受け口の下には、かなり大きく深い切り込みが入ってしまっています。

万が一、作業中に木が急に裂けたり、突然予期せぬ方向へ倒れ始めたりした場合に、少しでも早く、その異変に気付くことができるように、

音が出ない、手のこぎりでの作業を選択しました。

もちろん、チェーンソーの轟音の中でも、「パキ」という木が倒れるときの合図は、 はっきりと聞こえるのですが、今回は、非常事態です。

緊急避難が必要になった時に、手のこぎりの方が軽く、その場にほっぽり出して逃げるにも、抵抗がないため、(チェーンソーを放り投げて逃げて、チェーンソーが壊れたら、やっぱり嫌じゃないですか。チェーンソーも一緒に持って逃げようとして、モタモタしている間にアボンは避けたいところです。

作業に時間がかかってしまうというデメリットはありますが、ここは敢えて手ノコギリで始末をつけることにしました。

轟音と地鳴りと共に~サニーを弔う

ツル(切り込みを入れない部分)を数センチ残す程度まで、切り詰めるイメージでしたが、目標の半分も切らないうちに、「パキパキ」とサニーが音を立て始めました。

私は、急いで30m 先のローププーラーのところまで走り、 レバーをガチャガチャと操作し、 必死でロープを引っ張ります。

サニーが自重にまかせて、元々傾いている方向へ倒れれば、隣の資材置き場に直撃してしまいます。しっかりとテンションをかけ、 目標の伐倒方向へ誘導してやらなくてはなりません。

しかしこんな時に限って、ロープが噛んでしまい、ウインチが引けなくなってしまいました。

私は冷や汗をダラダラ流しながら、震える手で ローププーラーの絡みを解きます。

そうしている間にもサニーはパキパキと音を立てています。

目に見えて、樹勢が変化し、倒壊を始めたわけではないものの、確実に均衡が崩れた不安定な状態になっていることが、 その様子から分かりました。

なんとかローププーラーを復旧させ、ハンドルを引き、再び木の元へと戻ります。

そして、わずかに一度、ノコギリを引いた時でした。サニーがゆっくりと倒れ始めました。

その時私は、慌てて後方に避難したのか、それともその場に立ち尽くしてしまっていたのか、記憶が定かではないのですが、

次の瞬間、轟音と地鳴りと共にサニーは地面に横たわっていました。

目標の伐倒方向より、わずかに東に寄りましたが、

何とか自分の敷地内に収めることができ、私は心底安堵しました。

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横たわるサニー。下敷きになっている丸太は、スラッシュB。

反省

サニーの切り口を見て唖然

木の切り株の、つるの状態を見れば、その伐採が成功だったかどうかが分かります。そして、切った人の上手い下手も・・・。

サニーの切り痕は、もうめちゃくちゃでした。

2度目に入れた受け口がそのままの状態で残っています。そして一度目に失敗して入れてしまった受け口の、上側の切れ目の部分から 、木が倒れていました。

牽引したロープのテンションが働いたため、辛うじて方向を保つことができたのかもしれません。

とにかく運が良かった。 教訓だらけのほろ苦い伐採となってしまいました。

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今後も、二重三重の安全対策を肝に銘じて、伐採作業を続けていこうと思います。

ゲットした、スーパーの半額弁当を頬張りながら、私の脳内一人反省会は延々と続きました。

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この写真は、木の末(先端)を元(切り株)に返して、サニーを弔う様子です。

「明日は、今まで倒した木の整理、片付けをすることにしよう。」

そんな計画を立てていたのですが、

結局、翌日の作業は、実現しませんでした。

その晩、突然降り始めた雪のため、 私は、予定より早く、土地を離れることになりました。

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つづく

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コメント

  1. ヨセージイサン より:

    お久々です。もうたちあがりましたか?
    忙しそうですね、ひとつ質問が、、、こちらも今伐採のさなかでして
    切り株はその後どうされてますか?40年もほったらかしの木やツルがはばきかせていてもう大変です。
    宜しければお聞かせください。 では。

  2. karamatsu より:

    すっかりご無沙汰をしてしまい、恐縮です。
    セルフビルドの方は相変わらずカメの歩みでやっております。
    今月は少し時間が作れそうなので、ここらでちょっとがんばりたいところです!

    切り株なのですが、タイニーハウスの真下にきてしまう部分は
    がんばって掘り出すつもり(2本ほど)ですが、その他は、
    当分はそのまま放置するつもりです。

    それらは移住してからの楽しみ(暇つぶし)にとっておこうかなと
    思っております。