ドリルスタンドが壊れたので自分で修理する~タイニーハウスの鉄骨土台作り 第9話

ドリルを使った金属(角パイプ&角アングル)の穴開けを正確にこなすために、あると便利なのがドリルスタンドです。非常に役に経つのですが、壊れてしまったので修理をしました。その際のお話です。

こんばんは!からまつです。昨日は、檜の柱材を求めて遠征した話でした。

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今日は、現在実行中のタイニーハウスの鉄骨土台作り(トレーラーハウスタイプ)の続きです。

前回の話はこちらです。

鉄骨(角パイプ)に手持ちのドリル(振動ドリル「マキタ M816K」)を使って穴あけをしました。少しずつやり方を改良しながら効率よく、正確に穴開けができる様になって来ました。 前回...

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ドリルスタンドが壊れたので自分で修理しました。

作業も軌道に乗って来た

いちいち予定にない工程が増えて、その度にあーだこーだと対策を考えているとあっと言う間に時間が経ってしまいます。

しかし、一旦やる事(方針・方法)が決まればあとは、身体を動かすだけなので、慣れない作業で少しずつですが、微々たる程度でも確実に前進する事が出来ます。

ドリルの穴あけも、
数をこなすうちにやり方が決まって来て、着実に前進してきました。

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1ユニット(面)の穴あけが完了するたびに、面倒ですがボルトを仮取り付けして確認しながら作業を進めます。

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順番としては、各コーナーの内側のユニットの穴あけを先に行いました。内側が終わると次は外側のユニットに着手です。

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写真の「右・上」と書いてある部分を本穴加工すると、この②のコーナーのジョイント加工は一旦完成です(溶接は現地で行います)。

全て現物合わせのため、パーツが迷子にならぬようにする

各アングルの下穴は、それぞれ微妙に位置が違っているため、すべて現物合わせで角パイプに穴あけして行きます。

そのため、各コーナーにあうアングルはそれぞれ一つだけなので、どれがどこにはまるのか、しっかりとマジックで書き込みしておきます。

ずっと作業していると、マジックの文字が消えてくるので注意してたまに書き直します。非常に手間がかかりますが、おかげで今の所ボルトがはまらないという箇所はありません。

トラブル発生~ドリルスタンドのボルトが空回り

外側の残り3コーナー(9つの穴あけ)を終えれば、めでたく第一弾玄関スペース部分の鉄骨のボルト穴開けが完成という所まで来ました。

そして下穴を開けた後、妻どんぐりが、ドリル刃の交換を始めました。いつもならすんなり終わるのですが、3分たっても、5分たってもなかなか刃の交換がおわりません。

どんぐり「スタンドのネジが締まらない・・・。弛める事も出来なくなったよ。」

私「そんなアホな・・・。」

私が代わって六角レンチでネジを回してみますが、どんぐりの言う通り、ボルトは締める事も弛めて外すことも出来ず、くるくるまわるだけです。

必死で力を入れて締めようとしますが、努力も虚しくネジ(ボルト)はくるくると空回りを続けます。

なんて事でしょう!ドリルスタンドが壊れました。

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こいつが締まらないし外せない。頭に六角レンチを差し込んで回すタイプです。

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裏側はナットで止まっています。

最初は六角レンチを差し込む部分が馬鹿になったのかと思ったのですが、そうではありません。しっかりと効いています。

しかし、いくら回しても締まらないし外せない状態になってしまい、ほとほと困り果てました。今日1日で、あと9つ、どうしても穴開けを終えてしまいたかったので、非常に焦ります。

「くそ~もう少しなのになぜこんな時に・・・。」

復旧せず、その日の作業は終了

いくら回してもボルトが入っていきません。ドリルスタンドが使えなくなりこの日の作業は泣く泣くここまでで終了です。

「なんてこった。ついこの間買ったばっかのドリルスタンドなのに。」

まだ50コ程度しか穴開けしてないのにもう壊れてしまいました。

私はこれをamazonで
購入したのですが、返品してやろうかと考えていました。

「いくらなんでも壊れるには早すぎる。」

落胆して、ただぼーっとドリルスタンドをながめます。

壊れたら取り敢えず叩いとけ(非推奨)

本当なら、今日はくぎりの良い所まで進める事ができたはずなのに・・・。

そんな事を考えているとなんだか非常に腹立たしい気持ちになって来ました。

その時ふと、「昔のテレビや電化製品って壊れたらとりあえず叩いてたなあ。」と、そんな事を思いました。

「・・・このネジもとりあえずぶっ叩いてやる!」

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半ば怒りにまかせて、
私はこのボルトをトンカチでガンガン叩きました。

「くそ~、まだ買ったばっかだぞ、この不良品め!」

すると・・・「あっ。ゆるんだ。

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とれました。完全にネジ山がいかれています。

※使用の際、ドリルは振動がかなり激しく、スタンドにしっかり固定するために、少々力をいれて締め込み過ぎていたようです。ドリルスタンドさん、すみません。不良品ではありませんでした。

翌朝一番で代わりのネジ(ボルト)を買ってきた

原因が分かれば話は早いです。翌朝一番でホームセンターへ行き、代わりのボルトを買って来ました。サイズはM6(径6ミリ穴)でした。

頭に六角レンチが入る型を探します。すぐに見つかりました。

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これが購入してきた、M6サイズのボルトです。

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さっそく交換です。

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対になる反対サイドのボルトもかなり傷んでいたのでついでに交換しました。

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交換完了です。ちゃんと締まるようになりました。

見た目もきれいになりました。

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よかった。これでまた、今日から問題なく使用する事が出来ます。

まとめ

私の使い方は、多分かなりのヘビーユース

その後、このドリルスタンドは、何の問題もなく働いてくれています。

今回のスタンドの故障で
思ったのですが、私の使い方はかなりのヘビーユースです。

何しろ760か所のボルトの穴あけをこなさなくてはならないのです。

はやく作業を進めたい・・・そんな気持ちから、ついつい使い方がハードになってしまいます。機材も私の腰も、もう少し労わって丁寧な使い方を心がけようと思いました。

今回は、たかだかネジ(ボルト)の交換だけでしたが、故障を自力で直せると何とも言えない達成感を感じました。

今までだったら、「これはもう使えない。壊れた。」と決めつけて、下手したらゴミ箱いきにしていたかもしれません。

この一件、ちょっと嬉しい出来事でした(1日進行が遅れましたが)。

本記事は、角パイプや角アングル材に穴あけをした際に出来た「バリ」を取ってきれいにする話と、熱中症対策にブルーシートのタープもどきを作った話の二本立てです。 【タイニーハウスの鉄骨...

↑ こちらの記事につづきます。

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コメント

  1. hana より:

    溶接するからいいのでしょうが、緩みそうなナットとボルトですね。
    土台だから緩まないやつ使うんだと思ってました

  2. karamatsu より:

    hanaさん、こんにちは!

    最終的には溶接してしまうつもりなので、予算の関係上これでいこうかなと思っています。^ ^