桁が終わると次は梁(はり)、そして最後に柱という順番で作業を進めて行きます。
こんばんは。からまつです。
在来工法でセルフビルド計画、
土台&大引きの加工が終了したので、次は桁そして梁に着手します。
仕口や継手の刻み作業は、先に水平材(地面と水平に配置される部分の材)を
加工し、最後に柱の順番で進めるのがセオリーだそうです。
おそらく梁などが直線でない(昔ながらの丸太の梁や大きな反りがある材)場合に、
柱の方で長さ調整をするためにこの刻み順なのかなと思います。
昔ながらの家だと、こんな具合に梁も桁も直線ではなく曲がっているので、
接続する場所ごとに柱の長さを調節する必要があります。
刻む順番を間違えてもなんとかなりそうな気はします・・・。
桁&梁で使用する材は、4メートルと3メートルのヒノキ(3寸5分・10.5センチ角)です。
通常、梁はもう少し厚みのある材を使うのですが、私が作るタイニーハウスは、
スパンが短い(横幅がせまい)ので、柱と同じサイズのものを使用します。
梁(はり)と桁(ケタ)の違い
梁と桁の違いをごく簡単に説明しますと、
長方形の家の場合、長辺の横材(上の絵の肌色の部材)が【桁】です。
そして、長方形の短い辺の横材(上図オレンジ色のもの)が【梁】になります。
ついでに、てっぺんの桁と平行に走っている材を【棟木】と言います。
桁と梁は互いに直交します。
桁は、柱や梁を連結し繋ぎ合わせるような役割で、
梁は小屋組み(屋根部分)の重さをぐっと支えるというようなイメージでしょうか。
ちなみに先日まで刻んでいたのが、上図の【土台】と【大引き】の部分になります。
桁の刻みから始める。
まずは桁の部分から着手します。
継手(つぎて)は腰掛け鎌継ぎで
先述のとおり、桁(けた)は家の長い方の辺なので、
私の家の場合は、4メートル材2本と3メートル材1本、
3つの材を縦につないでやる必要があります。
木と木を繋ぎ合わせるための(ジョイント部)の加工の事を
継手(つぎて)と言います。
継手は腰掛け鎌継ぎ(目違い)で、これは土台でも使用したものなので、
既に経験済み。慎重に進めれば問題なさそうです。
https://tinyhouse-story.com/kamatsugi-kakunin
この記事は土台部分のものですが、こんな感じで木と木をつなぎ合せます。
本当は、追掛け大栓継ぎという継手(腰掛け鎌継ぎよりも強度があります)に
挑戦してみたかったのですが、材の長さが結構ぎりぎりで、
余白が足りず、この継手はあきらめました。
いつか機会があったら追っ掛け大栓継ぎにも挑戦してみたいです。
材の選定に入る
という事で、さっそく材の選定に入ります。
しかしここで1つ問題が発生しました。
3メートル材は購入した本数も多く、少し数に余裕を持たせてあるので、
選定の余地があるのですが、
4メートル材に関しては、ぎりぎりの個数しか購入していないため、
取捨選択の余地はありません。
4メートル材の反りとねじれにどう対処するか?
昨年の夏に材を購入してまる1年近く放置していたため、
反りや狂い(ねじれ)の方向をしっかりと見定めて、
出来るだけ適材適所な配置が出来る様に考えなくてはなりません。
幸い、沢山ある3メートル材は、ほとんど狂いや反りは生じていませんでした。
なので、熟慮する必要があるのは4メートル材の方です。
刻みの墨付け(カットする部分の印つけ)の前に、
「どの材をどの部分にどの向きで使うか?」を
よくよく考える必要がありそうです。
つづく
コメント
暫く更新が無かったので心配してました。これからも楽しみにしています。
たけぃすぃさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
そして、返信がすっかり遅くなってしまいごめんなさい。
私はどうにか元気でやっております。
今後もう少し更新できるようにがんばります!