前回の記事は ↓ こちらです。
この記事の内容
鉄骨DIY:穴開け時の材の固定(クランプ)方法 その2
具体的なクランプ方法の前に当時の作業状況はこんな感じでした。
当時の作業状況:鉄骨土台づくりは一区切り
取り組んでいた鉄骨のフレーム作りは、一旦一区切りとなりました。まだいくつか作業は残っているのですが、この後のメインの仕事は、現地での組上げ・溶接になります。
まあ、向こうでもすんなりとは行かないでしょうが、一歩前進ではあります。
日が暮れるのも日に日に早くなって来ていました。
ちょっと前まで7時過ぎでも作業出来たのに、今は6時をまわると、冒頭の写真のような状態です。
とは言え、貴重な雨の止み間なので、少しでも工程を進めるべくランタンに突撃する秋の虫を振り払いながら、作業をしておりました。
以上、当時の作業報告でした。
それでは、本題の「鉄骨穴開け時のクランプ」に行きたいと思います。
上手く鉄骨を固定できない箇所で作業難航
スムーズに、角パイプとアングルとを固定できると、作業もサクサクと進むのですが、それが出来ない部分も生じて来ます。
こんな感じで、鉄骨(角パイプ)の端っこにジョイント金具をつける場合には、B型クランプ(シャコ万)で上手く固定する事が出来ます。
その際に、ボール盤のテーブルとの固定は、
Fクランプ(写真中央の大きなクランプ)を使います。
角パイプの内側は、上手く固定ができない
ところが、この様に、ジョイント金具(角アングル)を角パイプの少し内側に取り付けたい時は、上記のクランプ方法が使えません。
シャコ万を引っかけることが出来ないのです。
大きなクランプを使えば、角パイプとアングルを固定出来ますが、それだとクランプの下側が邪魔をして、ボール盤のテーブルに材をセットする事が出来ないのです。
なんとか、解決策を見い出した。
色々と考えたのですが、策を見いだせずにいたところ、妻どんぐりが面白い固定方法を思いつきました。
まずは、振動ドリルで4ミリの下穴を開けます。
下穴は、電気ドリルでも
割と簡単に開けることが出来ます。
なお、その際に、角アングルの縁が干渉してしまいドリルスタンドが上手く置けないので、写真の様にもう一枚、L型アングルを並べてやります。
こうする事で、ドリルスタンドを安定させる事が出来ます。
下穴をM4(直径4ミリ)のボルトで留める
そして、下穴が開いたら、写真の様に、
M4(直径4ミリ)のボルトと
ナットで角パイプとアングルをとめてしまいます。
下穴を4ミリで開けているので、ジャストフィット。しっかりと固定できます。
この固定方法だと、
クランプが邪魔にならず、
ボール盤にセットして本穴を開けることができます。
穴開け成功 ↓ です。
こうして、加工済みの鉄骨が増えていきました。
おまけ
題名「鉄骨の上のボルト地蔵」
こちらの記事につづきます。