選んだ理由と、価格についても記載するようにしましたので、これから工具を
購入する予定のある方は、参考にしてみて下さい。
※これからも、工程が進むにつれて、使用する工具が増えるかもしれません。
その際は、随時追記していきます。
私は、タイニーハウスの上物部分(木造部分)に関しては、ツーバイフォーではなく、
日本でもともと家を建てるために使われている従来の工法「木造軸組工法」で
製作するので、使用する工具は、少し多くなります。
この記事の内容
セルフビルドに必要な工具【選び方と価格】
1.電子造作用精密丸ノコ
木材の切断全般に使用します。家づくりの過程で使用頻度も非常に高いのです。
私が家づくりの教科書として参考、愛読している「100万円の家づくり」小笠原昌憲著
によりますと、
丸ノコもたくさんの種類がありますが、「電子造作用精密丸ノコ」これにつきます。もし古い普通の丸ノコを持っていたとしても、これだけは新しいのを
手に入れてください。使い心地は慣れてくればくるほど違いがわかるはずです。それは継手や仕口の精度に影響し、家の仕上がりも違ってきます。
とのことです。
そして、推薦されているのは、マキタの5710C(チップソー付)というタイプです。
この5710Cですが、メーカーに問い合わせてみたところ、現在生産終了となっており、
後継機種の5711Cが現行品という事でした。
そのため、現在販売店やネットで購入できる在庫が無くなり次第、販売も終了となる可能性が高いです。後継機種の情報などが入りましたら、また追記します。
こちらですね。カタログをチェックしてみても、仕様は特に変更はなしだったので、
【マキタ5711C】を購入しました。
使い方と使用してみた感想はこちらの記事をどうぞ。
もっと安い機種もあるが、いかがなものか
さて、小笠原さんもおっしゃているように、丸ノコも随分色々とあり、
私が調べたところマキタでも一万円そこそこの機種も多くあり、
レビューが良いものも多いです。
傾斜定規と平行定規
丸ノコでの木材加工をより、正確に行うためにあると便利な工具に「傾斜定規」と
「平行定規」があります。
傾斜定規
角度を自由に設定&変更できて大変便利です。
平行定規
平行定規はマキタ5711Cに付属のものがありました。
しかし、これだと柱材などの細い材に対しては使えないシーンが多く、
新たにこちらを購入しました。
傾斜定規と平行定規の使用した感想や実践での使用例はこちらの記事で書きましたので、
2.インパクトドライバー
こちらもかなり使用頻度が高いと予想されます。そして、値段も性能もピンキリです。
充電式のものと、100ボルト仕様(コンセントにさして使うもの)があります。
充電式
マキタ 充電式インパクトドライバ 14.4V 青 バッテリ2個付き TD136DRFX 新品価格 |
こちらが充電式のインパクトです。14.4ボルトでパワーもあってよさそうです。
私は、趣味で10.8ボルトのものを使用した事があるのですが、それでも問題なく
使えはしました。ただ、使用頻度を考えると新たに買うならこちらかなという気がします。
また、以前展示会場の設営を行う仕事も少ししていた事があり、
その際にインパクトはなくてはならない道具だったのですが、
確かこの辺りのラインナップのもの(14.4V以上)を使用していた記憶があります。
大分昔なので、この辺りの機種のかなり前の製品という事になりますが・・・。
趣味で買った10.8ボルトのものよりは、断然作業効率は良かったです。
ちなみに、TD137というのも14.4ボルトであり、3000円程、
安い価格でamazonにあったので、そちらでも良いかもしれません。
というか、こっちが現行品でした。
コード式
新品価格 |
続いてこちらは、コードをコンセントに差し込んで使うタイプです。
こちらの方が金額は抑えられますね。ちなみに10メートルのコード付(SPK)タイプです。
6955SPと6955は5メートルのコード付です。
予算を考えると二つのタイプから選ぶなら、私はコード付の方にしようと思います。
実は、安さ以外にもコード付を選ぶ理由があります。
それは、先に書いた展示会場などの設営の仕事でインパクトを使っていた経験からなのですが、充電が減ると、当然充電池を替えなくてはならないのですが、
これが結構イライラするんです。業務でヘビーユースしていると電池の劣化もあり、
結構交換の頻度が上がるんです。
なので、その仕事の時も私は、コード付のが選べるときは好んでそっちを使っていました。
(当時使えた充電式のバッテリーが【へたって】いたのもあります。)
まあ、今回は自分の好きなペースで作り、納期もないのでそんなにイライラはしないかも
しれませんが、使用時間や作業後の充電池のケアを気にせず使えるメリットは大きいです。
作業する事になります。発電機を回して、わざわざ充電するのも2度手間なので、
素直にこちらのタイプを選びます。
充電池タイプのものは取り回しの良さというメリットもあるので、
これからインパクトドライバーを購入する方は、実際に両タイプをお店で実際に手に取って
比べてから選ぶのも良いかもしれません。
今は充電池も進歩して大分軽くなっていると思いますが、私がインパクトドライバーを
使っていた頃は、電池がそこそこ重たくて、取り回しの良さも半減といった印象でした。
現場の職人さんでも、コード付派の人と、充電池派の人がいたので、
最後は好き好きになると思います。
3.電動角ノミ(手動角ノミ)
聞き慣れない名前のものですが、これは、柱や束などを立てるほぞ穴、継ぎ手、
仕口などの穴開け加工に使います。
従来工法でセルフビルドしたい私には必須の工具となります。
ただし一つ問題があり、それは「高い」という事です。
「100万円の家づくり」推薦のマキタ7304は、実勢価格99360円です。
ちょっと手が出ないので、中古でヤフオクから購入しました。
※ヤフーオークションで1万5千円程で手に入れました。
実際の使用レポートは、こちらの記事や「角ノミ」カテゴリーの
各記事で詳しく書きました。
購入の予定がある方は、参考になさって下さい。
4.電気カンナ
荒材をカンナ掛けするのに使用します。柱や化粧垂木など、目に見える部分をきれいに
仕上げるために必要です。
家づくりの教科書によると、大小二つ必要とあったのですが、二つそろえると約6万円、
取り敢えず保留にしようかなと・・・思います。
基本的に、安く資材を調達するために荒材を購入する事になるので、
材料を購入した時点でどうしても必要ならばその時にこちらも入手しようと思います。
まずは、ディスクグラインダーと電気サンダーでやすり掛けをする方法で、
出来るところまでやってみることにします。
ヤフオクで電気カンナを入手し使用しています。
中古品で3,800円です。
使用レポートはこちらの記事をどうぞ。
とってもいい仕事をしてくれていますよ!
https://tinyhouse-story.com/denki-kanna
5.電気サンダー
サンダーにも色々なタイプがありますが、一つだけ購入するならば
これかなと思っています。
マキタ 仕上サンダ ペーパー寸法 93×228mm BO3710 新品価格 |
※こちらは、2017年4月時点で、まだ必要がなく、
購入していません。購入した際にはレポートします。
6.仕上げミゾキリ
敷居や鴨居などの各種溝を加工するのに使用します。
私の場合には床の相杓り(あいじゃくり)の加工に必要となりそうです。
これも推薦されている機種は高いのです。
「マキタ 3803ASP 」 実勢販売価格39500円程度
このモデルはカッターが別売りのため、さらに「替え刃式三面仕上げカッター A13013」 実勢販売価格16300円程度で、計56000円程度の出費となります。
これもヤフオクで中古で調達できないか考えています。
新品価格 |
7.振動ドリル
レンガ、ブロック、モルタル、コンクリート、木材から鉄骨まで、穴あけに使用します。
こちらは、先日、鉄骨の穴あけにチャレンジした時に使用しました。
8.ディスクグラインダー
ディスクを各種取り替えることにより、金属、ブロック、レンガの研削、研磨、切断に
使用します。グラインダーの使い方、刃の取り付けに関する記事はこちらをどうぞ。
セルフビルドに必要な電動工具の予算は?
電動工具予算合計は約33万円 by 「100万円の家づくり」
必要な電動工具代の予算は「330406円」です。約33万円となります。
かなり高額ですが、工具はタイニーハウスを建て終わった後も使えます。
そして、2棟目を建設する際には、これらの予算が浮くので、
ここは覚悟を決めて、工具を揃えることにします。
ちなみにこの本のすごい所は、工具代を含めて約100万円で、
2間×3間(3.6メートル×5.4メートル)の家を建てている事です。
少しでも安く抑えたいので一工夫
とは言え、少しでも予算を抑えたいというのが私の切なる望みです。
ただ、安物買いの銭失いは避けたいので、
極力グレードは下げずに行こうと思います。
特に使用頻度の高い、丸ノコとインパクトドライバーは良いものを購入します。
そして、柱の刻みで使用する「電動角ノミ」に関しては、
新品で購入すると10万円近くするので、ヤフオクで中古で購入しました。
また、電気カンナについては、電気サンダーで対応できない場合には諦めて購入しますが、
サンダーで行けそうならば、それで済ませてしまおうと思います。
(※大量の荒材を削る必要が生じたため、電気カンナをヤフオクで購入しました。(中古品・3980円)非常にいい仕事をしてくれています。)
現時点での電動工具費用見積もり(私の場合)
1.丸ノコ 約3万1千円
2.インパクトドライバー 約2万6千円
3.電動角ノミ(中古ヤフオク)約2万円1万7千円(送料込・購入済)
4.電気カンナ なしで済ませられるか検討中(中古ヤフオク)3980円(購入済)
5. 電気サンダー 約9千円
6.仕上げミゾ切り 約5万6千円
7.振動ドリル 約1万円(購入済)
8.ディスクグラインダー 約9千円(購入済)
合計 15万8千円
また、仕上げミゾ切りをオークションなどで入手できれば、
ここは少し予算をカットできそうです。
したがって、電動工具の予算は、20万円以内で抑える事を
目標にしたいと思います。
随時、追記して行きます。
セルフビルド計画、ただいま進行中です!
コメント
はじめまして
私は17年位から、小屋造りをしていますが、道具は大切なので、良いものを揃えるのは大事ですが、2X4などの木造の場合、丸ノコと軽いインパクトドライバーとカナヅチだけ良いものを揃えれば十分です。
また、鉄骨や軽量鉄骨の場合、切断機と溶接機が有れば大丈夫です。
山びと源さん、はじめまして。
アドバイス頂きどうもありがとうございます。
私の場合、木造部分はツーバイフォーではなく、「木造軸組工法」で作ります。
そのために必要な工具を揃えております。