カーペンターゲージが廃番のため、中心線を出す治具(ジグ)を自作する。[木材の刻み 11話]

在来工法のセルフビルドを進める上で、採寸の基準となるのは、
基本線とよばれる、柱や梁の中心線です。素早く材の中心が出せると
便利な場面が多々出てくるので、中心線を出す治具を自作しました。

こんにちは!からまつです。

前回のお話では、「ほぞ穴」作りについて書きました。
このほぞ穴もそうですが、在来工法では、墨付け(どこを加工するかの
印つく)の基準は中心線になります。

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例えば、横幅3センチのほぞ穴を開ける時は、中心線から、1.5センチずつ
振り分けて印をつけます。端から測ってはいけません。

木材の反りや曲り、微妙な太さの違いがあっても、常に中心線からの距離を
基準に考えることで、ぴったりと組む事が出来ます。

こちらの写真でも中心線を基準に墨付け(印つけ)がしてあります。

中心を出す際に、木材の幅を測って、それを2等分して中心を出しても
良いのですが、うっかり計算を間違えたり、差し金(ものさし)の
目盛りをうっかり読み違えたりという事がありました。

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中心線を出す事が出来る治具(ジグ)を作る

そこで、もっと簡単に手早く、木材の中心が分かるような治具(ジグ)を
自作してみました。

それが、こちらです。
メインで使う柱が3寸5分(10.5センチ)なので、
それよりも少し長めの木片を適当に用意します。

左右に電動ドリルで4ミリの穴をあけ、M4のボルトを留めます。
そして、センター部分に1ミリの小さな穴を開ければ完成です。

反対側から見るとこんな具合です。真ん中の穴のところに鉛筆を立てて
印をつけます。1ミリの穴だと、鉛筆の根元が太くて、先端が奥まで入らないため、
こちら側だけごく浅く2ミリのドリル刃で、径を広げました。

使い方

使い方はすごく簡単です。

この様に治具をセットして、両方のボルトが木に当たり、動かない状態にします。

そして、センターのガイド穴にそっと鉛筆を立てて印をつければ
あっという間に木材の真ん中を見つけられるのです。

2か所中心点に印をつけました。

付けた2点の印を直線で結びます。

簡単に目安となる中心線が引けました。

こうして引いた中心線を基準に他の線も下書きして行きます。

このやり方の利点は、ものさしで長さを測る必要や、2等分の計算をする
必要がない事です。作業時間の短縮になる上に、
余計なミスも起こりにくくなります。

昔は、カーペンターゲージというものがあった。

このような仕組みで、センターが出せて、尚且つ色々な線引きが出来る
「カーペンターゲージ」というものが、以前は販売されていましたが、
近年、廃番、生産終了となってしまいました。

現在、私が取り組んでいる仕口や継手の刻み作業は、
ここ最近、「プレカット」と呼ばれる、工場での機械による
加工が主流となって来ています。

年々、大工さんによる「手刻み」は減って来ており、
この「カーペンターゲージ」もついに廃番になってしまった様です。

つい1、2年前まで、手に入った様なので、とっても残念です。

ヤフオクで購入しようと思ったのですが、すっかりレアになって
しまったせいか、価格が高騰しており、手が出ません。

どなたか、まだ在庫があるお店を知っていたらぜひ教えて下さい。
買いに行きたいと思います。

つづく

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