合併浄化槽の点検業者とのバトル(オシャレな会話)を楽しむ。

田舎は下水道が通っていない場所も多くあります。うちも住所こそ東京都ですが、
かなりの山の中ゆえ、合併浄化槽というもので下水の処理をしています。
この合併浄化槽、実はかなりの維持費がかかります。

こんばんは。からまつです。
今日は、とつぜんですが、「合併浄化槽」のお話です。

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合併浄化槽とは?

合併浄化槽とはいったい何でしょうか?

都会に住んでいらっしゃる方にはあまりご縁がないかもしれないので、
簡単にご説明を。

合併処理浄化槽の仕組み 合併処理浄化槽はトイレの汚水だけでなく、台所、お風呂の生活雑排水も一緒に処理する浄化槽のことです。 BOD除去率90%以上、放流水のBOD濃度20mg/L以下になります。 初期のころは浄化槽の容量が大きく、設置には大きな敷地が必要で、設置する場所が限られていましたが、現在は小型化しています。

合併処理浄化槽の仕組み – 和歌山県清掃連合会より引用

もう少し簡単にまとめますと、台所やお風呂の排水と、トイレの汚水を
全部まとめて一緒に、処理&浄化してくれる装置の事です。

大抵、家の裏側の地中に埋まっており、プラスチックの丸い蓋が2つ
(点検口をいれると3つ)ほどついているのですぐにその存在は確認できます。

また、中のバクテリアが、汚れた排水を分解してきれいにしてくれるのですが、
このバクテリアの内の、空気を必要とする微生物(好気性微生物)に
気持ちよく仕事をしてもらうために、通常は24時間ポンプでエアーを
送っています。

維持費がかかる(高い)のも特徴です。

この合併浄化槽には、維持費がかかります。

ポンプを動かすための電気代だけではありません。

年に1回の法定検査と、年三回の定期点検、さらに年1回の
浄化槽の清掃が義務づけられており、違反すると罰則もあるようです。

自分で掃除してもいいのかというと、そうではなく、
資格を持った業者さんでないとダメなのだそうです。

当然無料というわけもなく、私のところだと、年間で5万円~6万円くらいは
払っているかと記憶しています。

まあ、なかなかのお値段ですね。

市街地の下水道使用料金とだいたい同じくらいの(下手したら浄化槽の方が高い?)
費用がかかるのではないでしょうか。

保守点検業者さんがやってきて熱いバトルがはじまった

さて、2か月ほど前、私が確定申告のストレスでぶっ倒れそうになっていた頃でした。
合併浄化槽の点検員の方が、うちに訪問して来られました。

点検員の方は点検が終わったあと、「そろそろ汲み取りが必要です。」
とおっしゃいました。

素直に「はい。わかりました。よろしくお願いします。」と言えば良かったのですが、
多分いろいろと疲れていたのでしょう。

自分の口から出てきた言葉は、自分でもちょっと信じられないような一言でした。

からまつ

「実は私、去年はあんまりう ん こしてないんですよ。
おととしと比べたら、たぶん10分の1もしてないんじゃないかな・・・。
まだ汲み取りは大丈夫だと思うんですけど。

いや~。自分でも驚きましたよね。「なに言ってんだコイツ・・・。」
いったいどの口がしゃべってるんだって感じで・・・。

そして、しばらくの気まずい沈黙があったでしょうか。

点検作業員さんの口から出てきた言葉がまた、
私の想像をはるかに超えてくるものでした。

・・・・・・(長い沈黙)

点検作業員さん

・・・・・・・・・便秘気味ですか?

カラマツ(心の声)

・・・・・・・・・・コイツ・・・相当デキル!!・・・

予想外の展開です。

ここは私も気の利いた一言で返さねばなりません

にわかに緊張感が高まります。

からまつ

普段はなるべく外で済ませるようにしてるんです。

し、しまった~~!!!狙いすぎてなんかスベった~~!!

あかん。これは完全にアウトなやつや・・・。

そう思った矢先でした。

点検作業員さん

・・・・・・・・・ああ、外食派ですか

いやいやいや。メシじゃねえよ。う ん この話だよ!

っていうかコイツ、見逃せば完全なボール球を完璧に打ち返してきやがる・・・。

からまつ(心の声)

(・・・やれやれ。参ったぜ。完全におれの負けだ。好きなだけ汲み取っていきな。)

正直に言って、自分、合併浄化槽の点検員さんのスキルの高さを
少々なめすぎていました。

完全に相手の方が一枚も二枚も上手です。

潔く負けを認め、汲み取りのスケジュールでもすり合わせようと
思っていた矢先でした。

点検作業員さん

わかりました!そういう事なら次回の点検まで様子みましょうか!
じゃあ、今日はこれで

えええっ~~~!!!そういう事ってどういうことですか???

のどかな春の日の午後のできごとでした。

(おわり)

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