こんばんは!からまつです。
昨日は抜根のお話でした。
たき火をしていい気分で眠りにつくと、夜中から激しい雨が降り始めました。
朝になっても止む気配はありません。
朝方、傘をさしながらトイレ(小さい方)に出るのも面倒です。
この記事の内容
雨のキャンプを快適に過ごせたら・・・
ざざ降りですが、朝のごはんを炊かなくてはなりません。
テント内で炊いて天井に湿気がこもるのが嫌だったので、外で炊き始めたのが間違いでした。
見る間に雨が強くなり、傘を差しながら、飯ごうを見守る事になってしまいました。
なんとか炊き上がった頃には全身ずぶ濡れです。
とほほ。
開拓作業はおやすみ
雨の中でも作業すればよいのでしょうが、正直言ってそんな気にはまったくなれず、
終日おやすみにしました。
ライフラインもまったくない土地なので、濡れた後の処理に非常に困ります。
徐々に散らかっていくテント内の様子。
確実にエントロピーが増大していっております。
なんか、すごい生活感がでております。すでに、「アウトドア」「キャンプ」とかそういうのとはジャンルが違う雰囲気です。
まあ、いいのです。私達の目的は、キャンプを楽しむ事ではなく、「土地を開拓する事」なのですから。
ただ、それだけに連日の雨は痛いです。
天井に濡れたズボンを干しますが、見事に乾きません。
ついにトイレ問題と向き合う時が来た。
以前にこんな記事を書きました。
まあ、正直に言って、「トイレをなめていたな。」
と反省しきりです。とんだ甘ちゃんです。
このキャンプ生活において、私たちは否応なく現実と向き合う事になったのです。
以下、真剣に真面目な記事を書くのですが、若干、なんといいますか、上品ではありませんので、お食事中の方や、ご不浄(便所)に関する直接的なお話が苦手な方は、ここで一旦、このページを閉じて、別の記事でもご拝読頂けますと幸いです。
まずは息子が
朝食を食べ終えてパンツ一丁で濡れたズボンを干していると、
息子ガジュマルが一言「うんこしたい。」
えっ。「この雨の中ですか?」と思いましたが、
「出物腫れ物所嫌わず。」です。
まったなしの状況です。
仕方がないので二人で傘をさして、土地の奥の方へ向かいます。
持ち物は、
トイレットペーパー
ビニール袋(使用したトイレットペーパーを入れるため)
香取線香
スコップ
以上です。雨の中、傘をさしながらなので結構な荷物です。そして、私たちの土地の奥の方は、木々が密集しており、進むのもなかなか大変です。
雨に濡れた枝葉を掻き分けながら、最適地を探します。
土地の南側の境界付近が少し低くなっていて、ここに場所を決めました。
次は穴掘りです。
だいたい15センチくらい掘るのがよいみたいです。
地中の微生物は地表付近に多く生息しているので、あまりに深く掘り過ぎると分解が遅くなったり、分解されなかったりという事があるようです。
ただ、あまり浅すぎると、タヌキなどの小動物が便を掘り起こして食べてしまう事があります。下手に食い散らかされてしまい、地面に便が顔を出してしまったら、
においや、虫の発生の原因になり、衛生上、大変よろしくありません。
雨の中スコップで穴を掘ります。幸いにも土は柔らかく、草木の根が若干手強かったものの
すぐに掘る事が出来ました。
子どもの適応能力恐るべし
息子は生まれた事から、トイレにウォシュレット標準装備ジェネレーションです。
ぼっとん便所→和式水洗→洋式水洗→ウォシュレットと、
一歩一歩、便所出世街道を歩んできた、叩き上げ世代の私とは経験値が違います。
それがここへ来ていきなりノグソです。エリート社員が突然リストラに遭った様なものです。
正直、とっても心配していました。
私「ガジュマル、穴掘ったぞ。ここでやってくれ!」
ガジュマル「分かった。」
10秒後・・・ガジュマル「終わった!」
私「はやっ!!」
いや~子供の適応能力はすごいですね。
この漫画を事前に読んでイメージトレーニング出来ていたのが、功を奏したかな。
漫画家の主人公(作者本人のドキュメンタリー)が田舎の山を買って、ログハウスを1人でセルフビルドするお話です。この中に作者の「野ぐそ体験」が出てきます。
さて、ガジュマルの適応能力に感心する事しきりですが、
急いで後処理して、この場を立ち去らなくてはなりません。
私達は今、蚊の強襲をうけているのです。
蚊取り線香を焚いているのですが、そんなものお構いなしに蚊が襲って来ます。
拭いた後のトイレットペーパーをビニール袋に回収し、急いでスコップで埋戻します。
トイレットペーパーは土に埋めても、分解されるのが遅くかなり長い間残ってしまうので、
回収して燃やします。
雨に濡れ、蚊は周りをブンブンと飛び回り、不快指数はMAXです。
ようやく作業を終わらせテントに帰還しました。
これは対策が必要だ
私は、以前の記事で「ノグソが大好きだ。」という様な事を書きました。
でも、よくよく考えたら、ほとんど晴れの日にしか、ノグソをしたことがないという事に気がつきました。
しかも、景色が良く、標高が高い、当然蚊なんかでてこないような山の上で済ませる事がほとんどでした。
それに引きかえ、「雨の中、蚊が飛び回るうっそうとした林の中の野糞」は非常に不快です。
息子はよくがんばりましたが、私は出るものも引っ込みました。率直に言って。
この日は午後、少し雨足が弱まったので、気分転換に少し離れたところにある、温泉兼レジャー施設へ行ってみたのですが、
そこで私は、トイレに駆け込みました。
いやはや、情けない限りです。
翌日も雨。意を決するも・・・。
次の日も雨です。開墾はできずとも、私の腸は快調らしく、朝食後に便意が・・・。
「これはもう、やるしかない。」腹を決めて(あきらめて)ノグソを決行するも、
数か所を蚊に刺され、不愉快な事この上なしです。
せっかくタイニーハウスを建てて、小屋暮らしを始めたとしても
毎日これではちょっと耐えられません。
タイニーハウス内にトイレ部屋を作るか、それとも離れのトイレ小屋を作るかしなくては。
少なくとも傘をささずに尻を出せるトイレが必須です。
トイレ問題と真剣に向き合う事にします。
次回開拓時には簡易トイレを完備する
タイニーハウス建設後の生活以前に、まずは次回開拓時のテントでの寝泊りに
簡易トイレが必要だと思いました。
簡単な囲いと雨を防げる屋根ぐらいは作りたいです。
コンポストトイレを自作する
そこで、東京の現在の家に帰宅後、さっそくコンポストトイレの製作も、
トレーラーハウスのフレーム作りと同時進行でおこなう事にしました。
ネットでリサーチした結果、色々と迷いましたが、
「EMエコベール」という生ごみ処理容器を使って製作してみる事に決めました。
上記amazonのサイトで3、4日前に注文をしたのですがまだ届きません。
届き次第、製作を開始しますので、その模様をレポートしたいと思います。
こちらの記事に続きます。
https://tinyhouse-story.com/konposutotoire0902