こんばんは!からまつです。昨日は、キャンプでのトイレの問題について書きました。
と書くと何やら聞こえが良い気がします。
この記事の内容
コンポストトイレを自作する
ライフラインなしの土地で使えるトイレは?
オフグリッドな私達の土地を改めて説明すると、
電気なし
水道なし
ガスなし
つまり、ライフラインなし、「何もない土地」です。
電気はいずれ、自家発電(太陽光)システムを自作するつもりです。
水は、沢と湧き水が近くにあるので、しばらくはそこから調達しますが、
いずれ井戸を掘る予定です。
ガスはカセットコンロと薪で当面なんとかしようと思っています。
つまり、何もない状態で生活をはじめなくてはなりません。
まずはコンポストトイレを自作する事にした
トイレに関しては、昨日の記事で書いたように、
最低限、雨風をしのげる場所で用を足せる様にしないと、日々の生活がしんどいです。
その際、私たちの土地の環境の事を考えると、
「コンポストトイレ」という選択がベストだな
という結論に達しました。
リサーチを開始
まず、コンポストトイレを自作した方の記事をいくつか読んで勉強します。
いちばんスマートに見えた組み合わせが、
自然にカエル
という生ごみ処理機にIKEAの木製便座を乗せたものです。
見た目もオシャレで、屋内の一室(トイレ部屋)にも置けそうです。
このシステムの利点は、「便」と、おがくず・ピートモス等をかき混ぜるハンドルが
標準装備されているところです。
事が終わったあとで、いちいち「木の棒」なんかを使って、
便をかき混ぜるのは結構しんどいですよね。
「その棒はどこに置いておくの?」という超難題も発生してしまいます。
これならば、直接手を汚さずに後処理もスマートです。
参考URLです。http://www.alterna.co.jp/10530
あえて言うなら値段が少々高い
価格が2万円弱するので、少々高いかなと思います。
もちろん普通にトイレを設置する事を考えたら激安です。
ただ、自作派Bライファー的視点で見ると、2万円はどうなのかな。
正直言って迷う所です。
行政の補助金が出る事もあるようです。
大小分離システムを使いこなせるだろうか?
それともう一つ心配なのが、大便、小便の分離システムです。
この「自然にカエル」の容器前方に、
小便を受けて集めるスポットを製作するのですが、
いざ使用する際に、上手に小を小の方に、
大を大の方に、的確に的をしぼって投下出来るのだろうか?
という不安を持ちました。
EM処理容器(生ごみ分解用のバケツ)を使用するタイプ
他にも何かないだろうかと思いながら見ていると、EM処理容器(EM菌と呼ばれる微生物・
乳酸菌・酵母などを使って生ごみを分解するためのバケツ型容器)を
器として使用している方のサイトを発見しました。
参考サイト 珍妙雑記帖
EMエコペールというものをさっそくネットで探すと、
色が違いますがありました。
このバケツは、下に蛇口がついているため、
レバーを捻るだけで液肥(この場合は小便)を排出する事が出来ます。
コンポストトイレの肝は液体(小)と個体(大)を分離する事のようだ
コンポストトイレ成功のカギは、どうも液体(小)と個体(大)をいかに上手く
分離させるかにある様です。
大と小が分離されないと、水分過多で、大の分解が阻害されてしまうため、
においがひどくなってしまうそうです。
重力で大小を分離する
このEMエコペールを使うコンポストトイレでは、
重力の力で大小(液体と個体)を分離しているようです。
これなら、用を足す際には、それほど神経質にならずに済みそうなので、
私はこちらのタイプのコンポストトイレを製作してみる事にしました。
値段も安かったので、まずこちらを試して、ダメなら「自然にカエル」の方を
改めて作ってみようと思います。
撹拌はしない様子
ただのバケツなので、内容物を撹拌するレバーなどは付いていません。
使用後におがくずや落ち葉などを上から敷いておくだけの様です。
幾重にも層が出来ていくイメージでしょうか。それで上手く出来たら、
より楽ちんな気がします。
この方法を実践して結果をレポートしてみたいと思います。
EMエコペールが届いた
本日、注文していたEMエコペールが届きました。
丁度座りやすい高さです。
付属品です。この黒い部品が水分を分離する時に役立ちそうです。
細かい穴が開いているので、この様にセットすれば、液体だけ下へ落ちてくれるはずです。
この上に落ち葉などを敷き詰めます。
こちらが、液体を排出する蛇口です。ここから小を分離します。
ショック!IKEAの木製便座が生産終了
さて、次は、便座です。
やっぱりここは、IKEAの木製便座を使いたい所です。
しかしながら、調べてみるとどうも既に精算終了してしまっている様子です。
昔、3000円くらいで販売していたはずですが・・・。
他の木製便座を調べましたが、安いものでも7000円~8000円台とかなり高価です。
7000円台のは微妙に気に入らなかった私・・・。困りました。
アマゾンの「木製便座」の一覧ページが見られるので、
お気に入りのバリエーションがないかチェックしてみて下さい。
何とかもう少し、安く手に入らないだろうかと更に調べていたところ、
週末山暮らしおぢさん(仮)のブログで、
木製便座を中国のネットショッピングサイト「アリババ」から購入し、
送料込みで3000円そこそこであるとの情報が載っていました。
(※注文後、商品が届くまでに約1か月くらいかかるようです。)
有用な情報、どうもありがとうございます。
9月中に使用したいので、今回は泣く泣くAmazonで購入する事に
私もアリババから個人輸入してみたかったのですが、どうしても9月の半ば過ぎには
現地で使用をしたかったので、泣く泣くAmazonで購入する事にしました。
便座も自作するという手もあったのですが、
現在、タイニーハウスの鉄骨の土台製作でいっぱいいっぱいの状態なので、
既製品を購入する事にします。
次の機会があれば、便座の自作にもチャレンジしてみるつもりです。
という訳で、現在、便座の到着待ちであります。
製作を開始したら随時ブログでレポートしていきます。
2016年9月6日 追記:
便座が届いたので、コンポストトイレの製作を開始しました。
コメント
はじめまして!
ブログのご紹介を頂き恐縮至極にございます!ありがとうございます!
うひひまたアクセスが増え…もとい、エコペールって下に網がついてるんですね。
これならそこそこ分離できそうで良いですね。
ただのコックのついたバケツかと思ってました(笑)
しかもこの値段なら匂いが染み付いても買い換えるのにそこまで抵抗無いですしありですね!
自然にカエル高いです…
けいじさん、こんばんは!とんでもないです!ブログとっても参考になります
&楽しみに読んでます♪
エコペールで失敗したら、私も自然にカエルを導入しようと思います。
コンポストトイレ、完成したらぜひ使用レビューをブログにアップして下さい。
快適そうだったら僕も素直に乗り換えますw
EMエコペール、有望だとおもいます。たのしみです。
あまり否定的なコメントはしたくないのですが、自然にカエルは家庭用生ごみ処理用なので小さいです。わたしは週末ひとりだけの使用ですが、それでも小さく感じます。
かき混ぜるよりもすぐにブツを捨てにいきます。よってあまり使っていません。
すばらしいアイデアだし、使っている方もいるので、好みの問題かもしれませんが・・・。
台風大丈夫ですかー?
ふと思ったのですが、台風で家動きませんかね?
ぶんさん、こんばんは!
EMエコペール、価格がなかなかリーズナブルだったので、使えたらもうけもののつもりで導入してみます。
うちは3人家族なので、何を使うにせよ、容量は結構心配ですね。
畑を作って、しっかりと発酵させられる場所を外に整備する必要もありそうですね。
とりあえず、行き当たりばったりですが試してみてブログでアップしますね!
hanaさん、こんばんは!台風は今の所大丈夫です。資材も無事です。
建設場所が林の中で、風は防げる地形なので、すさまじいのがこない限りは大丈夫かと思うのですが、
やばそうなら早めに非難しますW
一応、完成後の固定方法で、風対策を盛り込んだ計画を立てていますが、それまでにすごいのが来たら
少々不安です。