こんばんはからまつです。さて昨日は、ロケットストーブを実際に使用して、まずはお湯を沸かしてみたという話を書きました。
この記事の内容
ロケットストーブ料理に挑戦
ロケットストーブで石焼じゃがいもを作る
「せっかくだから、石焼じゃがいもでも作ってみたら。」という妻どんぐりの命令提案により、 私と息子ガジュマルは、ロケットストーブ料理に挑戦することになりました。
「はい。これ。」と、いきなり土鍋が支給されました。
私は石焼というものなど、生まれてこの方、一度もやったことはありません。
とりあえず庭にあった石を適当に拾ってきて、水で洗って土鍋に詰め込みます。
これがまた実に冷たい。本来なら今頃、ロケットストーブで暖を取り、両手はぬくぬくのはずですが、暖かそうなストーブを目の前に眺めながら、冷水でひたすら石を洗う。
修行です。
さて、後で石焼のやり方について調べたところ、石をきれいに洗った上でさらに熱湯消毒などもすると良いみたいです。
今回はその行程は見事にすっ飛ばしました。石もジャガイモも高温になるので、多分大丈夫そうな気がします。
石を適当に置いた土鍋を、ロケットストーブにセットして、まずは中の石を温めます。
どんぐりから、約10分ほど温めろとの指令が出ました。どうやら石焼のやり方について、ネットで調べながら指示を出している模様です。
※実際にやってみて分かったのですが、もっと細かい石が大量に必要です。これだと、食材に火が通るのにものすごく時間がかかりました。
私とガジュマルは、小枝を投入したり、ヒノキの切りくずを投入したりして、ロケットストーブを強火でガンガン燃やします。
ロケットストーブは、快調に燃えています。 土鍋を外すと、煙突の口の上まで、炎が上がっていて、絶好調の様子です。
トラブル1 息子ガジュマル、髪の毛が燃える
そんな最中、いきなりトラブル発生です。
ふと、小枝を投入する息子をみると、髪の毛になにやらメッシュが入っております。
「おお、息子よ。 まだ小学生なのに早くも髪の毛をいじり始めたのか。」
「しかもいきなりメッシュから入るとは、なかなか・・・。」
などと思いながら、近づいて息子の髪の毛をしげしげと眺めますと、どうもこれメッシュじゃありません。
「髪の毛焦げてる・・・。」
小枝などを投入する際に、ロケットストーブの煙突(たき口)付近に頭が近づき過ぎてしまったようです。 枝をくべようと、子供が少し腰をかがめた際に、ちょうど顔や頭付近の高さに、ロケットストーブの高温部(煙突の口)がきてしまいます。
運良く、焦げたのは髪の毛だけで済みましたが、顔を火傷でもしてしまったら大変です。私が、十分に注意して見ていないといけませんでした。反省です。
「それにしても・・・ガジュマル・・・お前、結構、髪の毛がっつり持っていかれたなあ・・・。」
トラブル2 五徳(ゴトク)も燃える
ゴトクがわりに使っていた木片もついに燃え始めました。度々水をかけて濡らしていたのですが、そんなものはもろともせずに・・・。
MajiでKoi する5秒前♪ 「広末涼子」
MajiでHigaつく5秒前♪ 「上の写真」
いやもう、手品みたいに「ボッ!」っていいながら火がついたよ。この写真とった5秒後に。燃えやすい木をこんなところに使っては絶対にだめです。
イジメ、ダメ、ゼッタイ 「BABY METAL(ベビーメタル)」
ヒノキ、ダメ、ゼッタイ 「GOTOKU(ゴトク)」
石のゴトクを用意する
最初からこうしておけば良かったのです。
いよいよジャガイモ投入。
火を吹いたヒノキの木片は水をぶっかけてなんとか鎮火しました。これはそのままロケットストーブに入れて燃やす事にしました。
ヒノキ(檜)は、由来が「火の木」だと言われており、縄文の人は、ヒノキの切りくずを使って火おこしをしたと言われています。
よく燃える木なのです。同様にカラマツなどの針葉樹は、広葉樹に比べると、「もち(燃費)」はよくないですが、高温になる性質があります。薪ストーブでも、針葉樹の薪は、高温になるので、大量にやり過ぎると、400℃以上にまで上がり、ストーブの種類によっては危険です。
そんな、高温になりやすいヒノキの木片を連続で投げ入れた結果。
うわっ。高温になりすぎて煙突が真っ赤に・・・。
写真のように、赤くなったところを小枝でつんつんした所、枝の先に火がついてしまいました。恐ろしい。これが室内だったらかなりまずいですね。
さらに上の煙突トップも真っ赤に。
燃えやすいヒノキをどんどん入れてしまったため、温度が上がりすぎてしまった様です。
トラブル3 土鍋爆発!
ガジュマルと二人で、「ちょっとやりすぎちゃったね・・・。」
「しばらく、燃料を入れるのやめようか。」などと話していた時でした。
ボン!
「えっ?」「爆発??」「すごい音したよね。今・・・」
爆発音とともに土鍋が・・・・。
ストーブの温度を上げ過ぎたのが原因でしょう。
高温で燃え続けるヒノキの木片です。
石焼ジャガイモついに完成
庭をうろついて石を探し始めてから、90分以上かかり、ようやく石焼ジャガイモが完成しました。
食べるは1分・・・
ようやく完成した石焼ジャガイモはじつに美味しかったです。
ただ、あれだけ時間をかけて作ったのに、食べるのは1分でした・・・。
どんぐり「もう1コずつ焼けばよかったね・・・。」
ガジュマル「・・・うん。」
私「・・・うん。」
めでたくファミリーの意見が一致しました。
今日は、ロケットストーブの魅力を体感すると同時に、その危険性、火を取り扱う際に求められる慎重さも学んだ1日でした。
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