土地の境界トラブル。【続報】譲るのか?戦うのか?

土地の境界確定のため隣地所有者との立会いとなりましたが、隣地の方の主張は、
現在の境界杭は無効で、私たちの土地のなんと4分の1ほどが、すべてお隣さんのものだというものでした。やれやれ。とんでもない事になりました。

こんばんは!からまつです。

今日も引き続き前回の土地の境界確定に関する話のつづきです。

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土地の境界トラブル。譲るのか?戦うのか?

先方さんの主張は、現在の境界杭よりも
4メートル以上も私たちの土地の方に正しい境界があるというものでした。

ちなみにこの土地(私達の土地)は縦長のほぼ長方形の形をしていて、
短い辺が現在の境界だと14.5メートル程あります。

隣地の方の主張だと、これが11メートル弱になります。
という事は土地の面積が、一気に4分の1以上も削られてしまう計算です。

大雑把な図ですが、だいたいこんな感じをイメージしてもらえば分かりやすいかと。

土地の境界確定のため、隣地所有者さんと立会いする事になりました。 この方の主張がまた非常に・・・。いやいや困ってしまいました。詳しく本編をどうぞ。 こんばんは!からまつです。 ...
(詳しい経緯は前回の話をご覧ください。)

登場人物▼

私(からまつ),どんぐり(妻)

前所有者の売主さん,土地家屋調査士の方,

【隣地所有者】大婆さま,その息子さん,息子さんのお嫁さん,

私達の土地の前所有者である売主さんと、土地家屋調査士の方が、
この境界杭の場所を指定したのが、旦那さん(すでに他界した大婆さまの旦那さんです)
ご本人です。それは間違いない事実なんです。」

と主張するのですが、大婆さまはひたすら、【この木(赤松)が自分達のものだという事を
叔父さんから聞いている】の一点張りで話合いになりませんでした。

田舎名物~【先祖代々マウンティング】の洗礼を浴びる

大婆さま「あんたたち(私とどんぐりの事です)も、土地が減ったら悲しいと思うけどね。
それは土地の面積が減って悲しいという事でしょう?」

「私はそうじゃないの。ここは、先祖代々私達の土地だから、その土地を私が守れなかったらあの世でお父さんに顔向けできないのよ。そういう悲しみだから重みが違うの。」

どうやら、「この土地に対する思い入れが違うんだからお前らが譲れよ。」
という事のようです。

これをくどくどと何度もくり返します

う~ん。よく考えるとこれってすごく失礼な物言いな気がします。

初対面の人間に、私達の思いや土地の購入という行為が
自分たちのそれより軽くて薄っぺらいと、勝手に決めつけられているようで、
気分がよろしくありません。

よそ者の新参者なんだから私達の言う事を聞いて当然という感じです。
物腰こそ柔らかいのですが、そういう雰囲気がにじみ出ていました。
まあ、田舎ではよくある先祖代々マウンティングですね。

からまつ(心の声)「そもそもあの世にいらっしゃるお父さんが境界杭の場所を指定したのですが・・・。」

その時私が感じた素朴な疑問

疑問1

先祖代々、大切にしている土地との事ですが、明らかに数十年間放置してあります。
隣地にはカラマツがメインで植林されていましたが、おそらく50年ほどは経っています。
間伐などの手を掛けた形跡がなく、どれもひょろひょろに細長いです。

ちゃんと手入れをしている人の山と、何もしていない放置林の差は、
私が見てもすぐに区別がつきます。

疑問2

そんなに大切な自分の土地の木【赤松】を【カラマツ】と間違えるでしょうか?

この辺りの田舎に住んで長年農業をやっている人が、
赤松をカラマツと間違えるとは、ちょっと思えないのです。

大婆様の土地の方には、カラマツが沢山生えております。
もしや本当の境界角は、そのうちの1本なのではと邪推してしまいます。

流れは変わるか?土地家屋調査士さんの提案

そんな感じで、大婆さまの独演会となっていたのですが、
ここで、土地家屋調査士さんがある提案をしました。

息子さんが土地の図面を持っていたのを見つけて、

土地家屋調査士さん「そちらの図面だと、○○さんの土地の沢からの長さは
何メートルあるんですか?」

お隣の土地は、反対側が沢に隣接した土地なのです。

沢から、境界杭までの距離を聞いている様子です。

息子さん「19メートル。」

土地家屋調査士さん「では、実際に長さを図ってみてはどうでしょう?」
「沢からこの境界杭までの長さが19メートルあれば、ここで問題ないと思いますが。」

息子さん「この間測ったんだけど・・・。」

私(心の声)「測ってたんだ・・・。」
どんぐり(心の声)「測ってたんだ・・・。」

土地家屋調査士さん「何メートルありました?」

息子さん「・・・わすれた。」

私&どんぐり&売主さん&土地家屋調査士さん

・・・???・・・・。

この日の立会いの後、みなさん(どんぐり&売主さん&土地家屋調査士さん)に
ご意見を伺ったのですが、あの時全員が、

忘れるわけね~だろ!

と心の中で突っ込みをいれたそうです。

もしも沢から、現況の境界杭までの長さが19メートルよりも
短ければ、それを主張した方が先方さんにとっては有利になるはずです。

どうやら、息子さん測った距離を忘れざるを得ない事情があるようです

つまり、沢から境界までの距離が19メートル以上ある可能性が高いです。

からまつ(心の声)「チッ!息子もグルか・・・こりゃ相当めんどくせー。」

土地家屋調査士さんの仕切りでこの日は終了

土地家屋調査士さん「では、まずは沢からこの境界までの距離を正確に測って
みましょう。」

息子さん「沢側の境界が分からない。」

土地家屋調査士さん「沢との境界は、役場に問い合わせて立ち会えば無料で判明しますので、やってみて下さい。」「その上でもう一度話合いましょう。」

この提案で、大婆さまも一応納得されたご様子。

よって、お隣さんが、まずは役所の人と立ち会って(この沢は私有地ではないようです)、
沢側の境界杭を確定させます。

そして、そこから私達の土地との境界杭までの距離を測ってみるという事になりました。

結局その日は、ここまででお開きとなりました。

さあ、どうなるでしょうか?

と、ここまで書いた月曜日の午前中、前所有者の売主さんから電話がかかって来ました。
売主さんの所に大婆さまから電話があったそうです。(2017年6月12日)

事態が動きました。

みなさん、つづきをご想像の上、以下の2択からお選び下さい。

次回記事予告▼

シナリオA  「測ってみた結果、今ある境界杭で了承しました(ハッピーエンド)。」

シナリオB 想像を超える斜め上からご回答。見えない角度からパンチが飛んできて、
からまつダウン!

ヒントは、みなさまのご期待を裏切らない展開となっております・涙

こちらの記事に

お隣の方と土地の境界確定のために立会いをしたものの、それぞれの主張がまったく 食い違い、その日は一旦お開きとなりました。 土地家屋調査士さんの提案で、まずは隣地の所有者さんが、...
つづきます。

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コメント

  1. ヨセージイサン より:

    どもです。
    しかしなー、田舎のジジババたちは質が悪いのがわんさかいるから
    筋道立ててしっかりした対応で向かっていかんとねー^^
    負けてたまるかよー!!応援ガンバ!!
    変わって、自分も自治会抜けました^^せいせいですよ。
    ついでに3軒抜けましたよ色々あってねー^^ではまた

  2. karamatsu より:

    こんにちは!コメントありがとうございます!
    いや~タチがわるいです(笑)

    話合ってもムダだという結論に達したので、
    いざとなったら裁判でドライに決着をつけるしかなさそうです。

    おお、自治会、英断ですね!僕も向こうに行ったら絶対に入りません。
    下手したら大婆さんと同じ自治会ですからね。
    一銭もくれてやりたくありません(笑)

  3. ヨセージイサン より:

    本当そう思うは知らん顔してりゃいいさ
    先に死ぬのはばばあだと思っていればそのうちにね・・・
    必ず何時かは自分に全て帰ってくるから世の常だよ‼
    今に見ていろって(^-^)では。

  4. karamatsu より:

    こんにちは!どうもありがとうどざいます!
    確かに時間に解決をまかせるというのもありですね。

    息子さんのお嫁さんは、まともに話が出来そうな感じでしたので、
    辛抱強く待つのもありかもしれません(笑)