運ぶ事が挙げられます。普段なかなか関わる事のない業者さん、「材木屋」さんで、
木材を購入した時の体験を報告します。
さて、今日は先日ほんの少しだけ書いた、檜(ひのき)の柱材を求めて軽トラで
さいたま市まで2往復、一日14時間のロングドライブをしたお話をしたいと思います。
この記事の内容
材木屋さんで木材を購入する
私は計画段階では、柱に杉の3寸5分角(10.5センチ角)3メートル材を
使う予定でおりました。
以前リサーチした、このホームセンターから購入するつもりでした。
1本1650円と充分安い価格だと思っておりました。
ちなみにKD材とは、人工乾燥材のことです。対して自然乾燥させたものをAD材といいます。
そして、グリーン材とは生木というか、まだ十分に乾燥が進んでいない状態の木です。
一般の人が購入しても大丈夫(要・事前に電話確認)
埼玉のMさんより、コメントで、3寸5分・10尺(3メートル)の檜材がなんと1200円(税込1296円)で販売されているとの情報を教えて頂きました。
さっそくMさんにメールして、更に詳しく教えて頂き、その材木屋さんへ電話をしました。
その場で、「40本購入します。軽トラで2往復しますので、よろしくお願いします。」と、
40本分を取り置いて頂けることになりました。
タイムリーにも軽トラを借りる事ができた
タイムリーにも、妻どんぐりのお父さんが所有する軽トラを、
借りて東京まで持ってきた矢先でした。
材木屋さんの所在地はさいたま市です。東京の外れの我が家も一応は関東圏ですから、
行けない事はありません。
実は仕事(仕入れ)で埼玉県へはよく行っており、いつも車の流れがスムーズですいすい走れる印象だったので、さいたま市へも片道2時間もあれば余裕だろうと少々甘く見ておりました。
そうです。私の知っている埼玉県のエリアは私が住んでいる場所と同じ、
つまり田舎の方だったのです。
意気揚々とさいたま市へ向けて出発
朝早く、6時に家を出ようと話していたのに
出発は何故か8時でした。空白の2時間です。いったい何があったのか?
原因がまったくわかりませんが、それでもまだ朝です。軽々と2往復くらいは出来るはず。
意気揚々と出発します。
川を渡り、埼玉へ向けひた走ります。
国道16号線を順調に進み、指扇に差し掛かったところで、ショートカットしようと、
大宮駅近くを通過するルートを選びました。ところがこれが大失敗。
渋滞でまったく進みません。
指扇から1時間近くかかって、ようやく大宮駅を通過してもまだノロノロ状態。
これにはほとほと参りました。
大宮市、さいたま市は都会なんですね。車の多さにびっくりです。私の知っている埼玉県じゃありません。
4時間かけてようやく到着
どうにか材木屋さんに到着したのは12時少し前でした。なんと片道4時間。
ずっと16号を使えばよかったと反省です。
「こんにちは。昨日電話したものですが。」とおそるおそる声をかけると、
お店のご主人が「遠い所わざわざどうも」という感じでとても親切に対応して下さいました。
私もどんぐりも材木屋さんで木材を買った事なんて、当たり前ですがありません。
お店の方は皆、見かけからして、明らかに大工さんでもなんでもない、一般人の私たちにも、丁寧に対応して下さいました。
40本を一気に積み込もうとチャレンジしたが・・・
社長さん曰く「軽トラでも一気に40本行けると思うよ。」
若い店員さん「私達は普段80本は積んで運んでます!」
わたしたち「お、お願いします。(緊張気味)」
かくして、檜積み込み作戦が始まりました。
こちらが、檜の柱材40本です。てっきり1本1本手で積み込むんだと思っていました。
なんと、一気にフォークリフトで「ブオオオ~ン」とまるごと持ち上げます。
荷台のあおりの部分には、急きょ、こんな添え木を作って頂きました。
そして、いざ、積み込みです。
よいしょっと。
材を乗せると、車体が重さで「ズズズズ~」と強烈に沈み込みます。
何度かチャレンジしたのですが上手く行きません。
このまま強引に乗せると車の頭の部分が傷ついてしまうとの事、
社長さん「うちらの車なら、ちょっと傷ついても全然問題ないんだけどね。この車かなりきれいだよね。」
借りてきた車に傷をつける訳にはいかず一度の積み込みは断念する
そうなのです。借り物なのです。この車は。
しかも、とってもきれいで、軽トラなのに白じゃないのです。
どんぐりのお父さん、お母さんは、「傷とかつけても大丈夫だから。」とは
言って下さったのですが、本当に傷をつけてしまうのは忍びない訳で、
結局、最初のプラン通り、2往復する事にしました。
そしてこちらが20本を積んでもらった様子です。
半分でも十分すぎる程に満載感があります。
写真でみても分かる通り、荷台から材木がはみ出しているのですが、
強力に結束されていて、落ちてきません。
荷しばりまでやってもらえて非常に助かった
荷縛りにつかうこの結び方、多分「南京結び」というやつです。
前日、にわか仕込みでユーチューブの動画を見て秘かに練習していたのですが、
プロの実際の縛り方を見て、「やっぱ動画見ただけじゃあかんなと・・・。」
素人がいきなり軽トラで、20本もまとめて縛って持ち帰るのは、
私の感想だと無理です。10本くらいを少しずつ持ち帰った方がいいと思いました。
今回は、お店の方に積み込みと荷しばりまで、全部やってもらえたので、なんとか持ち帰る事が出来ました。
私は、ぼっと突っ立っていただけでしたが、汗だけは人一倍かきました(冷や汗)
そして、3時間半かけて我が家に到着。
さいたま市、大宮市を抜けるのに時間がかかってしまいました。
時刻は3時半です。材木屋さんの営業時間内にもう一度さいたま市まで行かねばなりません。
急いで荷卸しして再スタートです。
どたばたと荷卸し完了です。
このヒノキの柱、思った以上に重量感があり、荷卸しにもひと苦労しました。
持った感じですが1本20キロくらいはある気がします。とするとこの写真(20本)で推定400キロです。
檜の香りを味わいながら、馬(ソーホース)はしっかり作っといてよかったなと一瞬感慨にふけります。
しかし時間がせまっているので、ちんたらやっている訳には行きません。
川を越えて、
またもう一つ大きな川を越えて、
されど、さいたまは遠し。
夜7時半、2度目の到着、そして積み込み完了
結局、再び材木屋さんに着いたのは、夜7時半前でした。
社長さんとその友達の方が、わざわざ待っていて下さり、2度目の積み込みもして頂きました。本当に助かりました。
まとめ:6時に出発せよ
そもそもは朝6時に出発するはずだったのです。そうすればもう少し余裕を持って2往復できたはず・・・・。あの空白の2時間が悔やまれます。
木材についてアドバイスを貰いました
2度目の積み込みの際に「この材は何を作る予定なんですか?」
と聞かれたので「自分で家を建てます。」と答えました。
「・・・無理無理!やめときなはれ~。」と言われちゃっても仕方がない二人組に対し、
「それは素晴らしいですね。」と言って頂いて、とても嬉しかったです。
また、山の中に建てるという話をしたところ、
湿気によって木材が痛みやすいので、今回買った檜や米松など、比較的湿気に強い材をメインに使った方がいいとの事。
また、米栂、杉は湿気にあまり強くないので、私のような環境では、出来ればあまり使わない方が良いというアドバイスを頂きました。
今回は柱材の購入でしたが、今後何度かに分けて木材を購入する必要があります。
今着手している鉄骨の土台が完成したら、棟上げ(屋根材含む)までに必要な材を全部仕入れて加工する予定です。
当初の計画では、資材は、ほぼ全てをホームセンターで購入する予定でしたが、
木材に関しては、この材木屋さんから主要なものを仕入れる事にしました。我が家の柱が杉から檜にランクアップした、ちょっと嬉しい一日でした。
夜の16号をひたすら帰る。この時間になると渋滞はなくスムーズでした。
腹が減ったので、木材を満載にした軽トラを吉野家に止めて牛丼を頂く。
現在、我が家で出番を待つ檜たち。
はやく刻みに入りたいものです。
換気のためにシートを広げる度に、ひのきの香りを楽しんでおります。
2016年10月 ようやく木材の刻み作業がスタートしました!
https://tinyhouse-story.com/mokuzai-senntei
コメント
移動代で実は素材買えたのでは・・・?w
hanaさんこんばんは!
コメント見て笑ってしまいました。移動代かかりますもんね。
軽のガソリン代が1500円~2000円程度だったので、時間は費やしてますがお金はあんまり使ってませんよw
まあ、一日がかりなので、その日の私とどんぐりの人件費とか考え出すときりがないですが、
その辺りは度外視してます。
一応、秋~冬までに建てられれば、人件費込みでペイできる・・・はずです。