こんばんは、からまつです。
先日こちらの記事で書いた工具の一つである、
「電動角ノミ(手動角ノミ)」をオークションで入手したので、
さっそく、動作を確認しました。ちなみに価格は1万5千円プラス送料2160円でした。
こちらが実物です。かなりごつく、重量は21キロあります。
マキタの7304という機種です。
ほぞ穴を加工するための道具です。
私はタイニーハウスの木造部分をツーバイフォーではなく、
木造軸組工法によって作るため、この工具が必要になります。
この記事の内容
電動角ノミの使い方
さっそく動作確認をしてみます。
今回は中古品をヤフオクの業者さんから手に入れたので、1週間以内に動作確認をしなくてはなりません。
物々しい姿をしておりますが、使い方は至ってシンプルです。
1.木材をセットする
試しに、先日「馬(作業台)」を作るために購入した木材の端材にほぞ穴を加工してみたいと思います。
こちらがその端材です。
60ミリ×60ミリの松の角材です。写真で見える通り、木の芯へ向かって一か所割れが入っています。
これに、幅一寸、長さ2寸のほぞ穴を開けてみます。
まずは、木材を角ノミにセットして固定します。
この木材は幅が6センチしかなく上手く固定できなかったので、さらに4センチ幅の杉角材を添えてセットしました。
この様な感じになります。
固定には角ノミの左にあるノブを回します。
これで固定し、
さらに、このレバーを引いてしっかりと固定します。
2.刃の位置をあわせる
A.横方向を合わせる
このレバーをくるくると回して刃の位置を木材の印をつけた位置に合わせます。
B. 縦方向(前後)を合わせる
更にこのレバーを押したり、引いたりして刃の前後位置を調節します。
これで、刃の位置が合いました。
3.スイッチを入れてほぞ穴を刻む
電動角ノミの真ん中丈夫にあるスイッチ(緑色)を押します。
すると、当たり前ですが、ものすごい勢いで刃が回転し始めます。
かなり音量はでかいです。
本体の向かって右側についている大きなハンドルを手前にまわしながら
刃を木材に押し当てて行きます。
順調にカット出来ました。
木材の厚さの3分の2くらい穴を開けたら、反対向きにセットし直し
裏側から再度、刃を入れて行きます。
無事貫通し、ほぞ穴を作ることが出来ました。
4.注意点
さて、今回この、「電動角ノミ(手動角ノミ)」を使ってみて注意すべき点が
いくつかあったので、書いておこうと思います。
1.木材をしっかりと固定する事
木材を固定する際にはしっかりと固定しましょう。
今回は、間にもう一つ材を挟んだので、特に動きやすかったようで
固定が甘いと上手く刻む事が出来ません。
しっかりと固定し直したらスムーズに穴を開ける事が出来ました。
2.木くずが飛び散ります
木くずがスプラッターのように(というとかなり大げさですが)飛び散ります。
作業は屋外の方が望ましいと思います。
大切な事なのでもう一度書きます。
作業は屋外が望ましいです。
でないとこうなります。
木くずが広範囲に飛び散っている様子がご覧頂けますでしょうか・・・。
私の寝巻がおがくずだらけです。
今日はあいにくの雨で外で作業出来なかったのを、強引に室内でやったらこうなりました。中古でヤフオクから購入し、返品に期限があるため、早めに動作確認がしたかったのです。
その様な訳で、作業室のある方なら問題ないでしょうが、そうでない場合は屋外で使用するか、どうしても室内で作業しなくてはならない場合は、ブルーシートを敷くなど、木くず対策をしてから使用した方がよさそうです。
まとめ
この電動角ノミ、これから木材の刻みに活躍してくれそうです。
また、上の使い方では書きもらしてしまったのですが、穴を一定の深さであけるためのストッパーがついていて、これを安全装置のかわりに使用したり、
穴を開ける深さを調節したりします。
上の写真のところにちょうねじが付いていて、
これを上下に動かしてストッパーの位置を調節します。今回は、材の3分の2の位置で
ストップするように設定していました。
また、実際に柱や梁の刻み作業を行った際には随時このブログでレポートしていこうと思います。
角ノミ関連記事(トラブル&刃の交換方法)はこちら
その後しばらく放置していた「角ノミ」ですが、4か月後に本格的に使用を開始してみたところ、刃がなまってしまっておりました。
角ノミの刃の交換方法についてはこちらの記事をご参考にして頂ければ嬉しいです。
https://tinyhouse-story.com/ha-kokan-kakunomi