ようやく1脚完成~ソーホースの製作 第4回

タイニーハウスをセルフビルドするために、まずは資材を置いたり、簡易作業台とするための

ソーホース(馬)を製作しています。

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1週間かけてようやくソーホースが1脚だけ完成

作り始めてから、かれこれ1週間。あまりにのんびりしたペースです。ここからは少しピッチを上げて作業を進めたいところですが、とにかくいま大事なのは、工具の使い方に慣れたり、

寸法の測り方や、墨付け(印をつけること)を習得する事です。焦りは禁物、丁寧に行きたいと思います。

さて、昨日の話で、脚の寸法がそろっていないというかなり重大なミスを発見したのですが、

こんばんは!からまつです。 タイニーハウスのセルフビルドを開始するために、現在準備中です。 まずは、鉄骨や柱材などをおいて置くための「馬(ソーホース)」というものを作る事にしました。 木...

その解決策をいくつか考えました。

sawhorse12

修正方法を考えた

1.ノコギリででっぱりを切る

まずはのこぎりででっぱりを切断すればよいと考えたのですが、

すでに脚は釘で打って固定してしまっており、狭すぎてのこぎりの歯が入りませんでした。

よってこの方法は諦めました。

※今後に備えて、小型のノコギリも今度ホームセンターで探してみようと思います。

2.一旦ばらして切り直し

最低8コの釘を抜かなくてはならず非常にやっかいです。

もう一度釘を打ち直しても釘が充分に効かず、ゆるくなってしまいそうだし、

なにより面倒です。

なのでこれは、最終手段として残しておこうと思います。

3.やすりで削る

2ミリほどの誤差があるので、かなりしんどい作業です。

時間もかかりそうです。

4.見なかった事にする

特になにもせず、そのまま作業を続行します。

ディスクグラインダーで削ってみる事にした

心情的には断然4番を選びたいところですが、

実際の家づくり本番でも、こういった細かい修正、やり直しをせまられる部分は多々出てくると思うので、こういう時にどう対応するのかも大事になりそうです。

そんなケースのいい練習になると考えて、出来るかぎりの修正を試みます。

取り敢えず、3番「やすりで削る」で行こうと思います。

ただ、手で削っていたのでは日が暮れてしまいそうなので、

ディスクグラインダーで削る事にしました。

私が持っているディスクグラインダー(マキタ9533B)は直径が10ミリなので、

少し大きすぎて全体を削る事は出来ませんが、縦に使ったり、斜めに削ったりと試行錯誤すること三十分、こんな具合になりました。

ビフォー

sawhorse12

アフター

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ビフォー写真と脚が前後入れ替わっています。でっぱりを削った方が手前の色が変わった

脚です。

なぜ変色しているかというと焦げているからです。

実は、研磨用の砥石を持ち合わせていなかったので、ディスクグラインダーに着けていた金属切断用の砥石でそのまま削りました。

すると、摩擦熱で木が焦げて、こんがりと香ばしい感じになりました。

見た目はよろしくありませんが、なんとか平面になりました。

再び組み立てて水平をチェックする

しかしからまつは、水平器を装備していなかった・・・。

これからタイニーハウスの建築のあらゆる場面で必要な気がします。Amazonで注文しておくことにします。

そうすると水平器(水準器)が届くまで作業が出来ません。

「あ~あ。今日はここまでかな。」と思っていると、

妻どんぐりから、「ペットボトルでも使えば。」との一声、

なるほど、その手がありました。

ペットボトルの簡易水平器を導入

馬を仮組して上に半分弱水を入れたペットボトルを乗せます。

suiheisan

「おお~。」自分でもびっくり、なかなかの水平具合です。

どんぐり曰く、「絵具などで水に色をつけるととても分かりやすくていい。」そうです。

みなさんも現場に水平器を持っていくのを忘れた際は(そんなケースはない気もしますが・・・。)お試しください。

これで、めでたく出っ張りの修正は完了しました。

そのまま作業を続行します。

脚の控えを取り付ける

sawhorse013

写真の部分の木材を据えつけます。4か所釘止めしました。

馬の背骨と脚を固定する

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この時点では、まだ一番上の太い材(馬の背骨にあたる部分)は上に乗せているだけなので、

これを釘で打って、脚とくっつけます。

斜めに釘を打つのですが、失敗して木材が欠けるのが嫌だったので、少々面倒でしたが、

ドリルで2ミリほどの下穴を開けてから打ち込みました。

筋違(すじかい)をつける

これに筋かいをつければ完成です。

キッチンの床の上で作業していたのですが、どんぐりが夕食を作り始めたため、

邪魔になり、事務所部屋へ移動しました。

まずは筋かいになる杉材を現物に合わせて印をつけます。

sawhorse015

こんな感じで現物をじっさいに当てがって線を引きました。

で、それを外へ持っていってカットします。

上部分と下部分の2か所をそれぞれの角度に合わせて切る必要があるのですが、

一度に上下を墨付けして(ラインを引いて)切ってしまうと、誤差が出てしまう予感がしたので、最初に上だけラインをつけて切り、次に下部を合わせて線引きしてカットするという様に、作業を2段階に分けて行いました。

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写真は上部だけ先にカットした時の様子です。下はこの後、ラインを引いて切断しました。

これが功を奏したのかは定かではありませんが、結果的に上手く仕上がり大満足です。

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筋かいの上部分です。

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こっちは下部分です。ピタッと納まりちょっぴり感動です。

最後の筋違の上下部分を釘打ちしてついに「馬」完成です。

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写真は筋違の上部を釘打ちしている所です。馬を逆さにひっくり返して釘打ちしました。

この時に、馬と脚の接合部分にも補強で釘打ちしました。

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完成したソーホース(馬)です。

sawhorse021

私(68キロ)が上に乗っても全くびくともしません。とっても安定感があります。2台並べれば平均台として遊べそうです。

これならば重い鉄骨材を乗せても問題なく働いてくれそうです。

めでたし、めでたし。

ただ問題はやっと一つ完成したという事です。あと5脚ほど作らねばなりません。

ただ、要領は覚えたのでここからはスピードアップしていきたいと思います。

全部作り終える頃には、それなりに工具の使い方や、工作も上達していると期待しています。

鉄骨や溶接の勉強もしなきゃならないし、やる事はいっぱいです。

ただ、自分には無理だろうと思っていた事がひとつずつ出来るようになるって、すごく楽しいですね。

ある意味、とっても贅沢な忙しさだな。どんどん行きましょう。

こちらの記事に続きます。

こんばんは!からまつです。 先日は初めての溶接エピソードをお届けしました。 その後数日、不安定な天気が続いていたので、思うように溶接の練習ができずにいますが、雨の合間を縫って、作業...
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コメント

  1. 通りすがりものですが。。。 より:

    いつも楽しく読まさせていただいております^^
    これからも建築とブログの両方大変でしょうが、頑張って下さいね。

    スマホを水準器にするアプリがあると思いますので、入れておくと
    水準器を忘れたりした時には、代用できるのでは。。。

  2. hana より:

    とりあえず、制作第一歩ですね!
    削ったことで並べて使うときに水平取れなかったりしてwww

  3. にき より:

    試行錯誤にしては、すごい上手ですね。参考になります。
    細かい部分も参考にしたいので、できたら画像を大きくしてくれたらありがたいです。

  4. karamatsu より:

    こんにちは!スマホの水準器アプリですか。教えて下さりどうもありがとうございます。
    そんなアプリがあるんですね。びっくりです。まさかスマホの中に水が入っている
    訳じゃないだろうし、どういう仕組みなんだろう。探してみようと思います。

  5. karamatsu より:

    hanaさんこんにちは!
    「あっ。」確かにそうですよね。これから同じのものをあと5脚作るので、
    何個かは同じ高さのが作れるんじゃないかと・・・希望的観測ですがww

  6. karamatsu より:

    にきさん、こんにちは!よく見ると不細工なところもあるのですが、思ったよりも丈夫そうなので安心しました。
    写真をもっと大きくですね。今のカメラの元サイズがかなり小さいので、もう少しなんとかならないか
    設定を調べてみますね。