こんばんは。からまつです。タイニーハウスの鉄骨土台部分の工作のため、金属(鉄骨)の加工は避けることが出来ない重要な部分です。という訳で、ディスクグラインダーを購入して、金属の切断にチャレンジしました。
昨日は、グラインダーに切断砥石を装着するところまでをお伝えしました。
今日は、実際に使用してみた記録と感想です。
この記事の内容
ディスクグラインダーを使って鉄骨を切断する
今回切断に挑戦する素材はこちら。
これを真っ二つにします。真ん中の24.9センチのところに鉛筆で線を引きました。その部分に沿って、ディスクグラインダーで切って行きます。
緊張の作業開始です。
スイッチを入れるとディスクグラインダーが轟音とともに回り出します。おそるおそる鉄骨に刃をあてると火花が飛び散ります。
なんとなく予想はできたが、いきなりやらかす
あっ。やっちゃた・・・。
溝が出来ると安定するのですが、いきなりブレまくってこの有り様です。
とほほ。まあ、なんとなく予想はしていましたよ。こうなるんじゃないかと。気を取り直し、作業を再開します。
今回は、火花があまりにも飛び散るため、急きょ、添えるだけの左手には軍手をしました。次回使用時までに皮手袋を用意する事にします。
切断、休憩をくり返す
溝が出来てきました。これは簡単にスパッと終わらせるという感じには行かなそうだ・・・。
ディスクグラインダーは何分位連続で使用できるのでしょうか?よく分からないので、取り敢えず数分程使用して一旦電源を切り、モーターを冷まして、また作業をするというのを繰り返しました。
切り口がちゃんと貫通し始めました。どんどん行きましょう。
この後は、ひたすら切断、休憩をくり返しました。
もっとディスクグラインダーを鉄骨に押し付けた方が早く切断出来るのだろうか・・・。しかし、あまり押し付けるとモーターを痛めると説明書に書いてあったので、無理には押し付けずグラインダーの自重プラスアルファの押しつけで通しました。
どんぐり参戦
そしてこの辺りからは、妻どんぐりも参戦し、鉄骨切断に火花を散らします。わずか2.3ミリの厚さだというのに敵はしぶとい。
ようやく3面が切断され、残りはあと一面となりました。写真では分かりづらいですが、鉄骨が弓なりに反りはじめました。
ラストスパートをかけて、ついに切断終了です!
あれ?ひげが生えた?なんか様子が変
切断した鉄骨の断面をみると、あれ?何か様子がおかしいです。こんなヒゲみたいなのいつの間に発生したんだろう。
ひとつ前の写真の時にはなかったのですが。切断した鉄くずが砂鉄となり、磁石のようにくっついたのだろうか。謎は尽きませんが、取り敢えず断面を雑巾で拭いてみます。
鉄くずのヒゲはきれいに落ちました。見ての通り、何度もディスクグラインダーを出し入れした場所で段が出来てしまいました。
もう一方の断面も雑巾できれいにします。こちらは、鉛筆の線のきわを基準に刃を入れた方なので、段差もなく比較的きれいな状態です。
ディスクグラインダーによる鉄骨の切断のまとめ
1.とにかく時間がかかる
2.3ミリ厚・断面5×10センチの角パイプを切断するのにじつに40分かかりました。
初挑戦である事や、モーターを休ませながら慎重に作業した事を差し引いてもかなりの時間が切断にかかります。
タイニーハウスの土台には2.3ミリより、更に厚さがある鉄骨を使用する予定なので、やはりホームセンターの高速切断機の使用が不可欠だと分かりました。
2.精度を出すのが難しい
そして、切り口の精度もホームセンターでやったものの方が明らかに高いです。ディスクグラインダーで、使える精度の切断をしようと思ったら、何らかの治具を工夫するなどした方がよさそうです。
また、それ以前の問題ですが、しっかりと水平のでた作業台とクランプ(鉄骨を固定するもの)が必要です。足で踏んづけている時点でなんかもうね・・・。
これは、振動ドリルで鉄骨に穴をあけた際にも思ったことです。早急になんとかしたいと思います。工具が届くと嬉しくて、ついつい、やってみたくなっちゃった訳であります。
3.切りしろが思いのほか大きい
今日の切断だと、だいたい3ミリ強の削りシロが出ました。
正直その時は意味が分からず「ふぁい。」と
なんとも煮え切らない生返事をしたのですが、自分で切断してみて初めてその意味を理解する事が出来ました。
2.5メートルの棒を2本切り出したい場合には、5メートルを真っ二つに切るのではなく、5.02メートルの棒が必要だという事になります。
ディスクグラインダーを使った鉄骨の切断についてのまとめでした。
なお、後日、ロケットストーブを作る際に、もっと板厚の薄いペール缶やステンレス煙突の切断で、ディスクグラインダーを使いましたが、非常に楽に、手早く切断出来ました。
タイニーハウスの土台をミリ単位の精度の加工が必要ない組み方で作る事が出来るか?
もしも平面に一直線に鉄骨を並べてフレームを作るならば、ミリ単位の精度は必須です。私でも出来る限り、精度の高いものを作るために組み方を工夫しなくてはいけません。
具体的には、
写真の上の平面型ではなく、下の井形での組み立てを考えます。その際、長辺の鉄骨を写真の絵よりも数センチ内側にずらします。
そうする事によって、短辺の鉄骨の長さに1、2ミリ程度の誤差が出ても、フレームの組立には影響が出ないように作ることが出来そうです。
同様に、井形の下の、短辺の鉄骨も、一番手前と一番奥の物を数センチずつ内側に入れる事により、長辺の鉄骨の誤差が数ミリならば吸収できるようにします。
この考え方で、まずは一つ、鉄骨の台車を自分で製作してみようと思います。
またその過程を随時更新していきます。
コメント
40分あれば弓のこ(金切りのこ)の方が早いかも。
なれれば5分くらいで切れるのではないでしょうか。
グラインダーを取り付けて高速切断機のようにできるジグ?もあるので、検討されては。
こんばんは。色々と教えて頂きありがとうございます!
弓のこですね。さっそく調べてみます。5分で切れたらすごく有難いですね!
今回は初挑戦だったので、40分はさすがにかかり過ぎとは思いますが、グラインダーでの切断は
思っていた以上に、時間がかかる印象でした。
グラインダーを取り付けられる治具もあるんですね。こっちも調べてみます。
切りしろかなるほど。
やっぱやらんとわからんね何事も
hanaさんこんばんは! ちょいと更新が遅れてしまいました。仕事の方がひと段落してきたので、
また毎日一記事ずつ書いて行こうと思います。
鉄骨のD.I.Y.楽しみながら、色々と試行錯誤してみます!
アマゾンで「グラインダー スタンド」で検索するとヒットします。
鉄骨同士の接合は、図からすると溶接ではなく、ボルトで止めるのでしょうか。
ドリルも手で持って穴を開けると上と下で微妙にずれてしまいます。そのためいわゆるボルト直径より大きな穴、いわゆる バカ穴 をあけないといけません。すると部材同士にガタが生じてしまいます。安いボール盤を買うか、ドリルスタンドの購入をお勧めします。
こんばんは!アドバイスどうもありがとうございます。
おっしゃる通り、ボルトでの接合をメインで考えています。ドリルスタンドとグラインダーのスタンド、
アマゾンで見つけました。「バカ穴」っていうんですね。ドリルスタンド、試して見ます!
手で持って開けたらずれるし、垂直に開けられそうにないし、どうしたものかと考えていました。
来週あたり、台車を試作する予定なので、実践してみて結果報告しますね。