土地の境界確定で隣地の方に立会いに応じてもらえず1年経った話。

土地の境界を巡って争い?境界確定が出来ないなどというトラブルは、ヤフー知恵袋の
中だけのお話。そう思っていた時期が私にもありました。まさか自分の身にもふりかかって
来ようとは。今回はそんなお話です。

5か月ぶりの土地開拓のついでに、私達にはもう1つやる事がありました。

それは、土地の境界の確定という作業です。

私が購入した土地には、メインの部分の他にもう1つ【飛び地】という形で、
30メートルほど離れた場所にやや細長い長方形の土地がついて来ました。

メインの土地の境界は既にしっかりと確定していて、隣地の所有者の方が
署名捺印した書類と測量図が存在します。

しかし、飛び地の方は境界杭の確認はすべて出来ているものの、
長方形の土地の一辺だけ、隣地の方の署名捺印がない場所がありました。
(その境界杭の場所で納得しました。という旨の署名捺印ですね。)

その部分の境界確定は、前持ち主だった売主さんが
しっかりとやって下さるという事で、契約書にもその旨を記載して頂き
土地を購入しました。

この前所有者の売主さんはとても誠実な方で、
当初、メインの土地の方の境界杭がいくつか見つからない状態に
なっていたのですが、土地家屋調査士の方に依頼して下さり、
すべての境界を探して復旧してくれていました。

こんばんはからまつです。 昨日は伐採の後の木の整理・片付けについてお伝えしました。 実は今回土地へ出向いた際に、木の片付けの他に、もう一つ大事な用事がありました。 境界杭...
(その際のお話はこちらをどうぞ)

今回は、飛び地の方の境界確定です。
こちらは、境界杭は全部しっかりと残っており、
あとは、隣地の所有者の方にそれを確認してもらい
署名を頂ければ、すべて完了。めでたしめでたしとなるはずでした。

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土地の境界確定で隣地所有者とのトラブル勃発?

前所有者の売主さんのお話によりますと、
30年ほど前に、境界は隣地の方と一緒に土地家屋調査士の方の
立会いの下、納得の上、設置したとの事です。

そして、後日、隣地の方に、署名捺印した書類を提出してもらったところ、

その隣地の方は、署名する欄(場所)を間違えてサインしており、
もう一度、訂正の署名をお願いしたところ、なぜか訂正に応じてもらえず、
以後、月日が経過してしまったそうです。

う~む。いったい何があったのでしょうか・・・。

当時境界の立会いをした隣地の方は、すでに亡くなっており、
その奥様が現在相続されているとの事でした。

なかなか立会いの応じてもらえなかった

私達がこの土地を取得したのは、2016年の初旬です。

以後、売主さんと、依頼を受けた土地家屋調査士の方とで、なんども隣地の方(奥様)に
コンタクトを取って頂いたそうですが、なかなか現地での立会いに応じて下さらなかった
ようです。

立会いに応じられない理由

1.草で境界が見えないから夏はダメ!

昨年の丁度今頃でしょうか?

最初に売主さんが連絡を取ったところ、

「夏は草が生えていて境界が見えないから、晩秋の草が枯れた時期にしましょう。」

というお返事だったそうです。

2.猟がはじまった!危ないからダメ!

で、いざ晩秋となり、再び売主さんがコンタクトを取ると、

「禁猟期間が明けて、回覧板で注意するようにと連絡がきた。
危ないからダメ!」

という事でした。ここは禁猟区域の土地なんですがね・・・。

3.雪が降ったら境界が見えないからダメ!

冬は、雪が積もってしまったら、境界が探せないからダメとの
事でした。探すも何もめちゃめちゃ分かりやすくポールが立っているのですが・・。

この方、住所から推察するに土地から直ぐ近くに住んでいらっしゃいます。
(3キロも離れていないくらい)

単に出向くのが面倒くさいのか、
それとも何か理由があるのかは分かりませんが、

とにかく立会いに応じたくないという雰囲気だけはしっかりと
伝わりました。

という訳で、あっという間に1年が経過していました。

ようやく立会いの日取りが決まった。

売主さんの方も、このままではいつまで経っても解決しないという事で、
土地家屋調査士の方とも協力して粘り強く交渉して頂き、
ようやく今回の立会いのスケジュールが決まりました。

それが先日の事です。

約束の時間は午後1時。

私達は、丸太を動かしたり、土地の草刈りなどをしながら待っていると、
時間よりかなり早めに、前所有者の売主さんがやって来ました。

伐採後の丸太の後片付け。ユンボなどの重機があればさくさくと進む工程だと 思いますが、私たちは予算の関係上、人力です。いずれはユンボがほしいですが 今は我...
(前回の話はこちら)

一通りご挨拶をして、世間話をします。

売主さん「ようやく先方さんに立ち会いに応じてもらえて本当に良かったです。
署名の場所を間違えているので、サインの場所を直してもらうだけで終わります。
これでようやく解決ですね。」

という感じでお話をされて、かなり楽観的なご様子。

私自身も売主さんとまったく同じ思いでおりました。

ほどなく土地家屋調査士の方も到着。

挨拶をしながら、隣地の方を待ちます。

土地家屋調査士の方がおっしゃるに

「かなり昔の事ですが、この件は非常によく覚えています。」との事。

隣地の方(亡くなった旦那さん)が自らここだと、境界の場所を明示して、
杭を打つ場所を決めたのだそうです。

しかし、署名の欄を間違えてサイン(おそらくわざと)した書類を郵送してきて、
以後、訂正をお願いして、何度も自宅まで伺ったのですが、
のらりくらりと会ってもらう事も出来なかったそうです。

この話を聞いて、私は正直、ちょっと嫌な予感がしました。
ただ、この方は既に亡くなっていて、今の所有者はその方の奥様です。

スムーズに解決する事を祈ります。

約束の1時を少しまわった頃でしょうか。

1台のワンボックスカーが我が土地に現れました。

土地の境界確定のため、隣地所有者さんと立会いする事になりました。 この方の主張がまた非常に・・・。いやいや困ってしまいました。詳しく本編をどうぞ。 こんばんは!からまつです。 ...
こちらの記事につづきます。

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コメント

  1. はじめまして
    お気に入りでたまによらせてもらってます。^^
    早く結末が期待してみたいですね^^
    還暦4年も過ぎてしまいました自分も今設計図を書いてます
    10坪平屋のいわゆるタイニーで水道以外セルフです長*県小MOR*市になります。 
    コメントも書けばきりがないので手短に済ませました。又よらせていただきます。
    奥様との会話が目に浮かぶようです頑張ってください。ではー!!
    PS 細かいことはメールでOKです^^

  2. karamatsu より:

    はじめまして!コメントどうもありがとうございます。
    土地の境界、まさか自分のところにもこんな問題が起こるとは・・・。
    何事も人生勉強ですね(笑)
    10坪の平屋のセルフビルド、素敵ですね!
    私ものんびりとがんばります。