えひめAI-2(マイエンザ)の作り方(詳細写真つき)と使い方~名前の由来に隠された物語に感動

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さて、現在、コンポストトイレを自作中だという事を少し書きました。

木製便座が届いた。コンポストトイレを自作しよう。
こんばんは!からまつです。 明日はまた台風が接近するらしいですね。 当然、一日雨の模様・・・。 あちゃ~。丸一日作業する予定だったのですが、 雨だと鉄骨の穴あけは難しいですね。...
製作したトイレを今日からの現地開拓で使用するはずだったのですが、

雨により遭えなくキャンセルとなり、私は今日も東京の自宅で、こうしてPCの前に座っております。

トイレの容器の方はなんとなく形になりましたが、これを効果的に機能させるためには、まだまだやるべき事がありそうです。

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えひめAI-2を作ってみる

コンポストトイレについて色々とリサーチをした結果、

コンポストトイレの自作のためにリサーチする~オフグリッド生活を目指して
こんばんは!からまつです。昨日は、キャンプでのトイレの問題について書きました。 私達が取得した土地は、オフグリッドです。 と書くと何やら聞こえが良い気がします。 コンポストトイレ...
落ち葉やおがくず、ピートモスなどとともに、「えひめAI-2」と呼ばれる、環境浄化微生物を霧吹きなどで噴霧してやったら、消臭や分解で、より効果を発揮するのではないだろうかと思った次第です。

そんな訳でさっそくこの「えひめAI」というやつを作ってみたいと思います。

えひめAI(えひめあい)とは?

さて、このえひめAIとは何かといいますと、愛媛県産業技術研究所で

海水の浄化や、工業廃水や生活排水のクリーン化を目的として研究、開発された

微生物群の名前(ネーミング)です。

えひめあいには、えひめAI-1とえひめAI-2(えひめあいにと読むのだそうです)の2種類があります。

えひめAI-1は産業用で、えひめAI-2は家庭でも簡単に作れて、使用できるように開発されたもので、両者は製造方法や原材料に若干の違いはあるものの、その効果は同じという事です。

具体的には、酵母(パン酵母)と乳酸菌、そして納豆菌という3つの異なる微生物をバランスよく醗酵、培養したもので、

私達が普段口に入れるものから作られており、非常に安全性が高いのです。

えひめAIの「あい」の名前の由来は、開発者の曽我部義明氏が 、12才の若さで亡くなられた坪田愛華さんの環境童話作品「地球の秘密」を読み、

地球・環境への思いに共感し、 愛華さんの「愛」から名付けられたとの事です。(愛華さんは、この絵本(漫画)を書き上げたその日の夜に体調が急変し、そのまま帰らぬ人に。)

そして、このえひめAI-2は作り方が公開されており、

誰でもそのレシピ(プロトコール)を見ながら簡単に作る事が出来るのです。

愛華さんの「地球の環境を守りたい。」という純粋な気持ちに心を打たれた曽我部さんは、敢えて特許を取得せず、みんなが自由に利用できるようにしたのだそうです。

地球の秘密』(ちきゅうのひみつ)は、12歳の若さでこの世を去った少女・坪田愛華の作による地球環境漫画。英題は『SECRETS OF THE EARTH』。国連グローバル500賞受賞作品。

1991年。島根県簸川郡斐川町(現出雲市)の町立西野小学校では、6年生の国語において環境問題の調査を生徒たちの課題にもうけ、調査結果のまとめ方は各自の自由とした。生徒たちが思い思いの形式で資料をまとめる中、当時の6年生・坪田愛華(つぼた あいか、1979年11月26日-1991年12月27日)は、漫画を描くことが得意であったため、低学年向けの環境漫画の執筆を考案。同年10月より執筆を開始した。

1991年12月25日、『地球の秘密』と題した漫画が完成した。しかしその夜の12月26日午前1時、就寝中に体調が突如急変し、同日朝、課題を学校へ提出することなく入院。翌日の1991年12月27日朝、脳内出血により帰らぬ人となった。それまで健康そのものであり、急死の兆候など全く無く、僅か12歳というあまりに早い、そして突然の死であった。

翌1992年1月。愛華の母・坪田揚子は愛娘が皆の心に生きることを願い、遺作となった『地球の秘密』を自費でコピーし、同級生である西野小学校6年生全員に配布した。2月には島根県内の小・中学校に配布された。環境保護について地球という大きな観点で捉えていながら、年少者向けに漫画というわかりやすい形式で述べられた内容は話題を呼び、新聞記事でも取り上げられ、活動の輪が急速に広まることとなった。

1992年4月には英語版5000部が発行。6月にはニューヨーク国連本部による第1回国連子供環境絵画展で展示。同月、ブラジルで行なわれた「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」でも紹介され、世界中の指導者や賢者たちに評価された。

現在までに本作は英語、フランス語、アラビア語、中国語、台湾語、朝鮮語、ベトナム語、モンゴル語など全11ヶ国語に翻訳されて世界各国へ贈られ、世界合計発行部数は環境漫画としては空前の60万部に達し、世界中の人々に感動を与え続けている。

あらすじ

内容は全6章で構成される。

  1. 地球の歴史を探れ!!
    主人公である小学生の少年少女の前に、地球の精・アースが現れて地球の勉強に誘い、46億年に渡る地球の歴史を語る。
  2. 自然界のバランスを知ろう!!
    さらなる地球の勉強として、地上の土が生命を支える様子、植物の光合成、食物連鎖、地球上の大気の循環などが語られる。
  3. 現在の地球を探れ!!
    これまで述べられた地球の仕組みに現在起こっている問題として、環境汚染、オゾン層の破壊、森林伐採などが語られる。主人公たちは、小学生である自分たちの生活もそれらの原因となり得ることを知る。
  4. みんなで地球を守ろう!!
    地球を守る人たちとして各種環境保護団体、市民運動などが紹介され、国際的な環境保護としてラムサール条約、ワシントン条約など様々な国際条約が解説されている。
    これらを通じ、主人公たちは日常生活におけるわずかな工夫で環境保護に協力できることを自覚する。それを見届け、アースは2人の前から姿を消す。
  5. その後のおはなし
    主人公たちが環境保護のためにリサイクル運動を開始。活動の輪はやがて友だちみんなへと広がり、物語が締めくくられる。
  6. 感想(この本を作って)
    物語本編ではなく、著者が執筆後の感想として、地球の未来へ向けたメッセージを述べている。
                     ウィキペディアより引用

中年おやじ、そんないきさつがあるとも知らず、不覚にも感動

私は、最初、えひめAIがプロトコールを公開している理由に、そのような純粋で素敵な思いがあったなどとはつゆ知らず、

「おお、今流行のオープンソースってやつね。そういえば今度、ヴィスタ(windows vista)のアップデートが終了する前に、リナックスに乗り換えようかな。」

などと、まあ、軽いノリで考えていたため、いささか恥ずかしくなりました。

そんな訳で、こんな崇高な理想のために作られたものを、

私の様な、典型的「意識低い系」おっさんが、

「コンポストトイレのうんこのにおいをどうにかしたい。」

という、非常に利己的で低俗な利用目的で、使ってもよいのだろうかと、

少々恐縮気味です。

えひめAI-2の作り方 実践してみた

すみません。このエピソードを知ったのは数十分前です。

えひめAIの培養はもう6日も前から開始していたのです。

例によって息子ガジュマルと妻どんぐりに丸投げする

その日は、貴重な晴れの日でした。

どうしても鉄骨の土台作業を区切りのいい所まで進めたかったので、

えひめAIの培養は二人にお願いしました。

製作過程の写真も撮っておいたのでレポートしたいと思います。

1.必要なものを用意する

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まずは必要なものを用意します。

培養する容器(2リットルのペットボトルにしました)

計量のための測り

そして、えひめあい2の原材料となる

ヨーグルト

ドライイースト

砂糖

納豆

そして、写真にうつっているのは、愛媛県工業技術センターのホームページからプリントアウトした、えひめAI-2の作り方レシピ(プロトコール)です。

今回作った量は500ミリリットルです。

作業その1 計量する

必要な分量だけ、秤で測って分けておきます。

ヨーグルト 25グラム

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おやっ?「117グラムっておかしいのでは?」と一瞬思いましたが、

容器の重さを引くと25グラムとなるそうです。

成程、納得です。

ドライイースト 2グラム

お次はドライイーストです。

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こちらは2グラム。ラップの重さは、ほぼ無視できるとみました。

砂糖  25グラム

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写真の表示だと172グラムになっていますね。レシピによると必要な分量は25グラム。

ここでみなさんに問題です。この器の重さは何グラムかお分かりになりますか?

簡単な算数の問題です。

おそらく、このブログの読者さんは全員正解すると思います。

答えは、172-25=147 (グラム)

小学校の時、こんな算数の問題ありましたよね。

いや~学校で勉強しておいて本当に良かったな。と私が思った矢先、

息子ガジュマルが教えてくれました。

「皿(器)は145グラム」

私「ふぁ?」

ガジュマル「砂糖ちょっと入れ過ぎたけどまあいっか。だって。」

私「・・・・」

やはり、現実世界は教科書通りには行きませんね。

納豆 1粒

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糸引いてますね。ブツは使わずにネバネバの部分だけでもいいみたいです。

作業 その2 それぞれをペットボトルに投入

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まずは納豆をペットボトルへ投入します。

納豆はつぶしていれると書いていたサイトもありました。

今回は特に何もせずそのままです。

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続いてヨーグルト

ペットボトルの口が狭いので、結構大変そうですね。

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最後にドライイースト。

入れる順番は適当でよいのだと思います。

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全部入れるとこんな感じになりました。

作業 その3 水450ミリリットルをいれてよく混ぜる

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ここへ水450ミリリットルを測って投入しました。

そして、よく撹拌します。

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シェイク!

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シェイク。

35度で1週間培養する

よく混ざったものを、35度で約1週間培養します。

その際、醗酵の過程でガスがでるので、ペットボトルの蓋はかなり緩めにしておきます

(少し緩めた程度にしていたら、最初の30分でかなりペットボトルが膨張していました。)

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この日は運よく晴れていたので外で直射日光に当てて温度を上げます。

(レシピでも太陽光で温めオーケーの記載があります。)

最初の30分~1時間程度で、みるみる泡と水蒸気が出てきて発酵が始まったんだなと分かります。

温度を35度に保つのが難しい

この日は晴れていたので良かったのですが、

その後今日まで6日連続雨です。

レシピによると、熱帯魚用のヒーターを使って35℃をキープするとの事ですが、

そんなものは我が家にないので、苦肉の策で対応します。

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保冷バックの中に、

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もう一つ保冷バッグという、マトリョーシカ状態にし、

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中には蓋をゆるめた培養ペットボトルと、「ピーちゃん」です。

水蒸気がついてます。順調に発酵中の様ですね。

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この「ピーちゃん」の正体は、

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湯たんぽです。

朝・昼・晩と湯たんぽのお湯をかえる事

当然ながら、ピーちゃんは徐々に体温が下がって来ますので、

朝・昼・晩とお湯を入れ替えます。

夜寝る前に変えるのは私の役目なのですが、面倒くさくて

ついついさぼっており

正直言って常に35度では保てていない気がします。

少々心配ですが、さっき蓋を開けたらお酒のようなにおいがするので、

発酵は順調に進んでいるのではないかと思います。

(※42℃以上にしてはいけないと書いてあるサイトを見つけました。別のサイトでは45℃以上にしないようにと書いてありました。あまり高温になると中の微生物が死んでしまうのではと推測されます)

PH(ペーハー)が3~4に下がり、パンやお酒のような良い香りがしたら培養成功

1週間ほど保温し、PHが3~4になり、発酵した良いにおいになれば、えひめAI-2の培養は成功です。

当然ながらリトマス試験紙なんて持ってませんので、使ってみて判断するしかないかな・・・。まあ、せっかくだから買っても良いのですが、おいおい考えます。

注意点としては、発酵中の1週間はペットボトルをかき混ぜたりせず、そっとおいて置かなければなりません。よくかき混ぜるのは一番最初だけです。

また、出来た溶液に腐敗臭がする時は雑菌が繁殖してしまっており、培養は失敗です。

それを避けるためにペットボトルや、各原材料にふれるスプーンなどは、はよくきれいにしたものを使ってコンタミ(雑菌などが交ざってしまう事)をさけるように注意しましょう。

※完成した溶液は、だいたい3か月くらいが消費期限だそうです。

冷暗所に保存をしておきます。

注意事項として、食品ではありませんので、飲んだり、身体に塗ったりなど、

人体への使用は行わないで下さいと、公式ページにありました。

基本的に、食べられる素材から作られたもので、毒ではないし、むしろ体によさそうに思いますが、万一、雑菌が繁殖してしまった失敗作を飲んだら、

お腹をこわしてしまうかもしれません(ネット上では実際に報告例あり)。

まあ、この辺りは自己責任ですね。

さあ、まずは培養が無事に成功するでしょうか。

えひめAI-2の使い方

このえひめあい、色々な使い方をされている様子です。

元々の利用方法、目的は、家庭から出る生活排水の浄化です。

台所の流しのぬめり取りや、浴槽に入れての湯垢落とし(湯船の水はそのまま洗濯に利用)、便器にスプレーして消臭の効果もあるようです。

もう一歩進んで、食器洗いの洗剤や、洗濯の洗剤のかわりとしても使用が出来るそうなので、培養に成功したらぜひとも試してみたいと思います。

他には、生ごみに噴霧して、消臭や発酵促進剤として利用できます。

また、農業でも盛んに利用されている様子で、えひめAIを1000倍に希釈して植物に与えたり、葉に噴霧して、うどん粉病の治療・予防にも効果があるというレポートも読みました。

オフグリッド生活と相性がよさそうなえひめAI-2

これらの様々な利用法は、Bライフ・小屋暮らし、そしてオフグリッドでの生活の色々な場面で活用できそうです。

えひめAIは私達が目指す、タイニーハウスでのオフグリッド生活と非常に相性が良いのではと期待しています。

まずはとりあえず、コンポストトイレに使ってみて、消臭や分解促進の効果があればいいなと思います。

後日、つづきを報告していきたいと思います。

追記:現在マイエンザと改名されているそうです。

追加情報です。えひめAI-2は現在、マイエンザと改名されている様です。

「えひめAI-2」の海外からの問い合わせ等が増えてきたそうです。

ところが、海外の方にはこの「えひめあいに」という読み方が非常に難しく伝わりにくいという事で(日本語と英語が組み合わさった上に、英語部分がローマ字読みなので、外国の人からしたらちょっと理解し難いのかもしれません。)

酵素を意味する「エンザイム」に響きの近いこの呼び方が採用されたそうです。

ローマ字に直すとMAIENZAとなり、しっかり坪田愛華さんのAIも入っていますね。

ですので、マイエンザとえひめAI-2は呼び方は違いますが、同じものです。インターネットで検索をすると混乱する部分でもあるので、少し補足しました。

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コメント

  1. よっし〜 より:

    こんにちは。
    ほぼ同じレシピでえひめAI−2を作成しているよっし〜と申します。

    私は、以前テレビで「24時間で完成」と放送されていたものを参考に作成しています。

    こちらでご紹介されているレシピの内、水の量と加えるタイミングのみが異なっていて、
    最初レシピの半分の量の水を加えて保温し、24時間後に後の半分を加えて完成となります。
    (厳密には発酵中に発泡した結果、水面より上に材料の一部がくっつくので最後の水を加えた後さらに1日待ったほうが良さそうだと思いますが)

    菌の密度によって発酵のスピードが劇的に変わってくる(保温時間を大幅に短縮できる)みたいなのでご参考まで。

  2. karamatsu より:

    よっし〜さん、こんにちは!

    24時間で完成できると、すぐに使いたい場合、かなり有難いですね。
    今度、ご紹介いただいた方法も試してみたいと思います。