大引きの刻み終了[仕口・継手 20]

大変のんびりとしたペースですが、セルフビルド計画、このところ
大引きの部分の刻み加工に時間を費やしておりました。

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大引きとは?

大引きとは、床部分の重さを受け止めて、支える部材で、
両端が土台に架かるような形になります。大引きの上にくる根太、そして床板を
支える役割をします。

通常は大引きの上に直交させる形で、更に根太(ねだ)という床を直接支える部材を
しいて行くのですが、私の小さな家の場合は、これを省略した【根太レス】構造に
する予定です。

土台と大引きの違い

土台と言いますと、「どだい、土の台・・・コンクリートの部分?」という様に
漢字の雰囲気からそのようなイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。

しかし実際は、コンクリートの部分は【基礎】という呼び方をします。

土台は、基礎(コンクリート)の上に添って設置される木材部分の事を言います。
上の写真は仮り組なので、基礎がありません。
本来は、土台の木材の下に置いたブロックの部分が、全面的にコンクリートと
なり、基礎になります。

写真で、両端が土台に架かっていて、宙ぶらりんになっているのが、
本記事のテーマとなる【大引き】です。

通常は、宙ぶらりんのど真ん中あたりに「束(つか)」と呼ばれる
支えを入れて床からの重さを地面に逃がします。


(束の参考画像・プラスチック製や高さ調節が出来るものなど色々あります。)

また、私たちの場合は、普通の家とは違い車輪の上に家が乗る形なので、
通常の家の基礎に当たる部分は、鉄骨の基礎フレームが相当することになります。


中間報告~タイニーハウスの鉄骨土台作り 第20話
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(ひっくり返っているので、天地逆ですが、これが我が家の基礎の一部分です。)

大引きの刻み・加工

という訳で実際の加工の様子です。

矢印で示した材を長さ調整&刻んで大引きにします。

大引きの刻みは蟻ほぞ「大入れ腰掛け蟻」

大引きの刻みは、アリホゾに「腰掛け」をいれた、【大入れ蟻掛け】という形の
ものにしました。

大入れ蟻掛け~蟻ほぞに腰掛けを入れて補強する[木材(仕口・継手)の刻み 第4話]
蟻ホゾに腰かけを入れて、「大入れ蟻掛け」という形の仕口を 土台と大引きの接合部分に採用する事にしました。 前回に引き続いて、蟻ほぞの刻みのつづきのお話です。 昨晩、完成さ...
製作の様子はこちらの記事をどうぞ。

土台側が女木(メス)となるので、大引きは男木(オス)になります。

すでに片側は全ての木で加工済みだったのですが、
もう一方は手をつけていませんでした。

最初のサイドは、材の長さに余裕があるので、失敗してもその部分を切り落として
もう一度刻めばよいだけなのですが、

反対側は、やらかしてしまった場合は材が1本無駄になってしまうので、
失敗は許されません。

という事で、後回しにしていた部分を仕上げて行きました。

かなりのんびりと1日1本ずつ。

合間に梅雨の雨休みなども入ったため、
かなり時間がかかりましたが、ようやく大引き部分の刻みがすべて
完了しました。

(反対側から見た図)

加工方法も数をこなすに従って少しずつ改良(一部手抜き?)を加えて
いきました。

効率アップのために2本一度に・・・。

「2本一緒に刻んでしまえば早いんじゃね?」
という事で、クランプで固定して2本同時加工に挑戦。

2本同時に切り込みを入れます。

2本同時にノミで切り掻いてみます。

うん。セッティングに時間がかかるから大した時短効果なし。

まあ・・・。なんでも試行錯誤してみる事が大事なのです(震え声)

出来るだけ傾斜定規や平行(スライド)定規を使って丸ノコでカットする。

傾斜定規や平行(スライド)定規を使って丸ノコでカットすると、
素人ながらかなりの精度が出せます。

おすすめの丸ノコ定規「傾斜定規と平行(スライド)定規」
セルフビルド時の木材の加工で、使用頻度の高い工具に丸ノコがあります。 私は丸のこの使用時に、2種類のガイド定規を使い分けているのですが、これらの お蔭で、随分仕上がりの精度が上がり、重宝してい...
ただこれが、フリーハンドでのカットとなると
一転してあやしくなってくる訳です。

木材の木口(こぐち)側は、材に幅がないので、
傾斜定規が使えません。

そのため、最後の斜めに切り込む部分は、当初手ノコギリを使い
フリーハンドでカットしていました。

プロの場合は、そうした方が早くて精度も問題なくでると
思うのですが、自分の場合は出来るだけ丸ノコと定規を使った方が、
正確に加工できると考え、写真のように直交する添え木をセッティングして、
傾斜定規を使用する事にしました。

丸ノコでは切り込みが円状になるため、完全に切断することは
出来ません。

この後、最後はノコギリを使って自分の力でカットします。

丸ノコで入れたカットラインを
ガイドにして、最後は手ノコギリで切り落とします。

手間はかかりますが、より正確に仕上がりました。

編集後記

6月は、「土地の境界」でもめたり、
「シロアリの駆除」でしんどかったりと、

なんだか色々と面倒な事が多かったのですが、

「捨てる神あれば、拾う神あり。」

という感じでしょうか。

良い事もありました。

セルフビルド完了後の移住に向けて、
場所の制約を受けずに稼げるようにと計画&遂行してきた

新事業がなんとか形になって来ました。

ここまでに2年以上かかってしまったけど、
継続は力なりですね。

完全に軌道に乗せられるように
もうひと踏ん張りしようと思います。

セルフビルドも引き続きコツコツとやって行きます!

こちらの話へつづきます。

梁と桁の違い[仕口・継手 21]
ようやく土台と大引きの刻みが終わりました。続いては桁(けた)の刻み加工に入ります。 桁が終わると次は梁(はり)、そして最後に柱という順番で作業を進めて行きます。 こんばんは。か...
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