タイニーハウスの鉄骨土台作り 第3話~ジョイント金具[角アングルの穴あけとコツ]

電気ドリル(振動ドリル)を使って、鉄材(角アングル)に穴あけを行なった際の話です。自分なりに見出した「穴あけのコツ」なども書き加えましたのでご覧ください。

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タイニーハウスの鉄骨フレーム~まずはひたすら穴開け

さて、今日はタイニーハウスの土台作り「鉄の穴あけ作業」のつづきの話です。

鉄骨(角アングル材)の穴あけ作業に入りました。電気ドリルとドリルスタンドを使って地道に作業していきます。 こんばんは。からまつです。昨日はタイニーハウスの土台づくりのためにひたすら、鉄骨...

穴開け初日は、突然の夕立で作業終了となりました。

その翌日は、一日雨模様でした。しかし雨だからと言って何もしない訳にはいきません。

屋内で作業する事にした

長さのある鉄骨(角パイプ)の穴あけは外でないと厳しいですが、今取り組んでいるのは、長さ10センチ程度の角アングル(ジョイント金具)の穴あけです。

これならば室内だって作業出来ます。むしろ最初から中でやった方が涼しかったのです。半日がかりで、事務所部屋の机を一つ片付けて、作業スペースを作りました。

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そして振動ドリルをこんな感じでセッティングしました。

ひたすら穴開けの開始です。

センターポンチで印をつける

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まずは、センターポンチで印をつけていきます。

たまに油断して失敗するとこうなります・・・。

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あうっ。やっちまった。気をつけよう。

下穴をあける

そして次は3.8ミリの下穴をあけていきます。

最初は3ミリで試したのですが、もう少し大きく開けた方が次の工程でスムーズに行くような気がしたので、少し大きめの径を開けることにしました。

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少し分かりにくいですが、鉄の切りくずが出ているのが見えます。これが順次出てくる状態でドリルを回転させるのが上手く開けるコツのような気がします。

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作業は順調に進みます。一番最初は下穴だけで5分もかかっていましたが、今は30秒くらいで開けられるようになりました。

doril-oreta

ドリルの刃を折る

しかし、こういう時こそ気をつけなくてはなりませんね。

写真の通り、ドリルの刃を折ってしまいました。

原因は、穴が貫通した時に「がくっ」とドリルがスタンドごと横にずれてしまい見事にポキッといってしまいました。

木の台に折れた先が半分以上埋まってしまい、取り外しに時間がかかりました。台座や素材の固定方法など、まだまだ改善の余地がありそうです。

ひたすら作業をすすめる

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ひたすら穴を開けて、とりあえず、第一弾で組むフレームの部分に必要な72か所の下穴を開け終えました。なんだか、自分が町工場のおやじになったような気分で面白かったです。

振動ドリルによる金属(鉄)の穴あけのコツと注意点

ここまで穴開けをして、いくつか気づいた事があるのでまとめておきたいと思います。

1.やみくもに回転数をあげてはダメ

やみくもに回転数をあげてはダメです。少し低速かなという位でもしっかりと切りくずが出てきます。一番安定して切りくずがでる回転数をキープするようにすると良いです。

ドリルの径が大きくなればなるほど、回転数を下げて回します。

2.ドリルを適度に押し付ける

ドリルは、垂直にまっすぐをイメージして、適度に材に押し付けます。この押しつけ力が弱すぎると、切りくずが出ず。空回りして刃先が発熱し、ドリルの刃先に焼が入ってしまい、すぐに切れなくなってしまいます。

きれいに切りくずがでる程度の押さえつけ力が丁度いいです。

切りくずが、長く鉛筆を削ったような感じになったら、少し押しつける強さが強すぎです。もう少し細かい切りくずがベストです。

3・適度に休みをいれながら

あんまり連続だとドリルの刃先が加熱され過ぎてキレがわるくなってしまうので、適度にインターバルをおいて休みましょう。

4.穴が貫通する瞬間に注意

穴が貫通する瞬間に、変な方向に力がかかってしまい、1本ドリルを折ってしまいました。

注意深く音や振動を感じながら穴を開けていると「あ、そろそろ開くな。」というのが分かるので、貫通する瞬間にドリルを押し込みすぎたり、力をかけすぎたりしない様に気をつけましょう。

今後の作戦を練る

気分は町工場ですが、精度は熟練のオヤジさんにはとても及ばず、最大で1ミリ程度穴開け場所にズレが生じてしまったものもあります。

昔、IKEA(イケア)で買った金属性のデスクのネジ穴の精度が悪くて、一か所ネジが入らない場所があり、頭に来て返品したことがありました。

でも今なら許せます!穴開けって難しいんだという事が自分でやってみてわかりました。

返品したIKEAのデスク、今なら自分でちょちょいと、ドリルを使って穴を修正してやればいいだけのささいな事なのに・・・。しかし当時は、ドリルもなく、そんな発想も手段もなかったのです。

というか、今ならIKEAで見たものを自作する方がいいなと思います。その方が大抵のものは安く、楽しく作れそうです。

現物合わせで鉄骨にも下穴をあける方針

話が少し脱線してしまいました。

私の開けた角アングルの下穴は、それぞれ微妙に位置のばらつきがあります。

なので、仮組して、現物合わせで、角パイプに穴開けをした方が良いと考えています。

仮に組んで、角アングルと角パイプをクランプで固定して、その場で角アングルの穴をガイドにして、鉄骨にも3.8ミリの下穴を開けるというやり方です。

10ミリの穴を完成させてから、印つけをすると、センターが微妙にズレてしまったら、

余計な誤差が出てしまいそうです。

取り敢えずこの方法で試してみて、上手く行かなかったらまた別のやり方を考えたいと思います。

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このような具合に仮組し、アングル(ジョイント金具)のセット位置を決めます。

写真では、下のブロックは適当に置いているだけです。

ブロックがちゃんと水平になっていないと、正しい位置にアングルをセットする事が出来ません。なので、次のミッションは「ブロックを正確に水平に置く事」です。

地味な作業ですが、これが難しくって、

まさに「あちらを立てればこちらが立たず・・・。」

昨日はこれで熱中症になりかけてフラフラでした。

こちらの記事につづきます。

重量ブロックを水平に設置して、鉄骨フレームを製作&組み立てする際に利用する事にしました。その際の実践作業記録です。 こんにちは、からまつです。ここ3日ほどかけて、ようやくタイニー...

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